イエスさんは、「金持ちとラザロ」の例え話をされました。この例え話は、文脈から金に執着するファリサイ派の人々に向かって話されたのだろうと思います。例えられているある金持ちとは、金に執着するファリサイ派の人々のこと、ラザロとは徴税人や罪人と呼ばれたり、弱い立場に立たされている人々のことではないかと思います。
例え話は、金持ちもラザロも死んだ後のことを伝えています。死後、金持ちは陰府で炎に苦しみ、天を見上げると宴席でアブラハムのすぐ側にはラザロがいました。金持ちは、アブラハムに助けを求めました。すると、アブラハムは「お前は生きている間に良いものをもらったが、ラザロは悪いものをもらっていた。今は、ここで彼は慰められ、お前は悶え苦しむのだ。」と言いました。
