goo blog サービス終了のお知らせ 

融通無碍 翼を休めてみませんか

新温泉町浜坂にある日本キリスト教団浜坂教会の
牧師日記

「悔い改めを拒むもの」

2019年10月18日 | 聖書のお話
「悔い改めを拒むもの」 ルカによる福音書 16章19~31節

 イエスさんは、「金持ちとラザロ」の例え話をされました。この例え話は、文脈から金に執着するファリサイ派の人々に向かって話されたのだろうと思います。例えられているある金持ちとは、金に執着するファリサイ派の人々のこと、ラザロとは徴税人や罪人と呼ばれたり、弱い立場に立たされている人々のことではないかと思います。

 例え話は、金持ちもラザロも死んだ後のことを伝えています。死後、金持ちは陰府で炎に苦しみ、天を見上げると宴席でアブラハムのすぐ側にはラザロがいました。金持ちは、アブラハムに助けを求めました。すると、アブラハムは「お前は生きている間に良いものをもらったが、ラザロは悪いものをもらっていた。今は、ここで彼は慰められ、お前は悶え苦しむのだ。」と言いました。
 
 金持ちは、弱い立場の人たちを顧みなかったことが間違いだったと悟り、悔い改めました。そして、生きている兄弟も悔い改めさせようとして、アブラハムに自分の家にラザロを遣わして欲しいと頼みました。しかし、アブラハムは、モーセと預言者の教えに耳を傾けなさいと教えました。悔い改めができない理由は、人の言うことに耳を傾け、聖書に耳を傾けないからだと教えられているように思います。
 
 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台風被害

2019年10月18日 | 日記

 台風19号の被害が、日を追う毎に拡大しています。西日本豪雨被害以上の災害になっています。被害は、主に河川の氾濫によるものだと伝えられています。しかし、大雨が降れば水が溢れるというのでは、余りにも単純過ぎはしないかと思います。10年とか20年の先々を見通して、国や行政は治水事業を行っているはずではないのでしょうか。技術力が低いのか、乱開発が原因なのか、検討が必要ではないでしょうか。

 大きな災害が起こる度に、色々と考えさせられて来ました。地震は、およそ突然起こりますので、対処が難しいと思いますが、台風は数日後に来るのが分かっているので、何らかの対処ができるはずです。ところが、「赤坂自民亭」騒動では、台風被害の最中、酒盛りをして遊ぶ政治家の姿がありました。今回も、安倍首相は台風19号が上陸する前の晩、1本10万円もするワインと高級フレンチで舌鼓を打っている有様でした。余りにも悠長すぎます。

 今だけ金だけ自分だけの利権追求の結果が、この有様ではないかと思うくらいです。原発からの放射能被害、水害、台風被害と全国各地で被災された方々がおられます。生活再建に向けて奮闘されていますが、消費税10パーセントが容赦なく弱い立場の人たちに重くのしかかっています。国や政府に「人の情」というものがあるのだとしたら、せめて被災者には、消費税ゼロにすべきではないかと思います。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする