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融通無碍 翼を休めてみませんか

新温泉町浜坂にある日本キリスト教団浜坂教会の
牧師日記

明日は礼拝です

2019年10月26日 | 礼拝のご案内

 明日10月27日(日)は、午前9時から教会学校があります。午前10時30分からは、信徒伝道礼拝があります。今年の担当は、冨岡美奈子さんで、メッセージは「良きおとずれ」です。讃美歌は、「つくりぬしを賛美します」、「わが主よ、ここに集い」、「みまえにわれらつどい」です。礼拝後には、祈りの一時、会堂清掃、お茶の一時があります。ご興味のある方は、どなたでもご参加ください。

 台風19号の被害が及んでいる最中、台風21号による大雨被害が出ました。既に被災地となっている地域に、更なる被害が出ています。被災された方々の慰めと、健康をお祈り申し上げます。しかし、どうしてこんなにも被害が出てしまうのでしょうか。亡くなった方々の多くが、夜中に水が出ている中を自動車で逃げようとしていたとのことです。事前の対応マニュアル等、なかったのでしょうか。合点がいきません。

 根本的な問題として国がここ20~30年スパンの治水事業を怠ってきたためではないかと思ったりもします。政治は利権を貪り、税金を食い潰すだけではなく、今からでも将来に向けて災害防止の治水事業の計画を立て、実行して欲しいものだと思います。

 今週、高齢の母親の入院お見舞いと、父親も心配なのでお休みをもらって帰省していました。その間、町内の高齢者の葬儀がありました。人は、いつまでも生きているものではなく、やがてその命を全うするものであることを改めて思わされているところです。私の両親も、そんな年齢になりました。

 


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「涙を流して」

2019年10月26日 | 聖書のお話

「涙を流して」 マルコによる福音書 14章66~72節

 私たちは、信仰というものは理想の世界であり、実際に生きているのが現実の世界であるとする考え方を少なからず持っているのではないかと思います。イエスさんを信じるペトロもまた、理想はイエスさんに従う一番弟子でありたいと願いつつ、現実はイエスさんを殺そうとする人々の一員になってしまったことを物語を通して伝えられているように思います。

 ペトロは、他の弟子たちよりもイエスさんの近くに居ようと務めました。そのため、大祭司に仕える女中から「あなたも、あのナザレのイエスと一緒にいた」と言われてしまいました。ユダヤの社会で大祭司は信仰の指導者の立場にあり、その大祭司に仕える女中は「奴隷」の立場にあるとされていました。ユダヤの社会を構成する全ての人々から敵視され、自分の命を奪おうとする人々に囲まれて絶体絶命の状況に立たされました。そのとき、ペトロはイエスさんのことを三度知らないと言い、誓いまでしてしまいまいした。ペトロの理想は、イエスさんの一番弟子であるはずなのに、現実はイエスさんを殺す側の仲間であると自ら表明することになりました。イエスさんを裏切ってしまったペトロは、理想と現実の中で涙を流すしかありませんでした。

 物語を通して、自分の弱さを自覚した者でなければ福音を宣べ伝えることができないと教えられているように思います。

 


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