goo blog サービス終了のお知らせ 

融通無碍 翼を休めてみませんか

新温泉町浜坂にある日本キリスト教団浜坂教会の
牧師日記

明日は礼拝です

2020年01月04日 | 礼拝のご案内

 明日1月5日(日)は、本年最初の礼拝、新年礼拝です。午前9時からの教会学校は、お正月休みです。午前10時30分から礼拝があります。メッセージは「倒したり、起こしたり」です。讃美歌は、「新しい年を迎えて」、「馬槽のなかに」、「備えて祈れ」です。礼拝後には、祈りの一時、新年愛餐会があります。ご興味のある方は、どなたでもご参加ください。

 新しい年を迎えました。今年も小さくさせられた人や弱くさせられた人が励まされるような一年であればと願っています。とは言え、現実に小さく弱くさせられた人たちを前にして、自分はどのような励ましの言葉が言えるのか、また自分自身が小さく弱くさせられたとき、どのように他者と連帯できるのかについて自問自答しながら歩んで参りたいと思います。

 昨年は、母親の死を経験し、この年になってまた新しい学びができたと思っています。その学びが、自分に与えられた人生に良いものとして生きるようにと願っています。

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夢を信じる

2020年01月04日 | 聖書のお話

「夢を信じる」 マタイによる福音書 2章1~12節

 占星術とは、星の動きに基づくものですから、科学的・論理的なものではなかったかと思われます。東の国の占星術の学者たちは、ユダヤの国に新しい王が誕生することを星の動きによって知り、王への贈り物である黄金、乳香、没薬を捧げにやって来ました。その行為は、平和的な将来の関係を見据えた大局的なものであったのかも知れません。

 ところが、エルサレムに到着した占星術の学者たちは、ユダヤの人々が誰も新しい王の誕生を知らないことに驚き、新しい王を自分たちで捜そうとしないヘロデ王の振る舞いに戸惑いました。ヘロデ王とは現実を直視できない王であり、その取り巻きであるユダヤ教の指導者たちは王の顔色をうかがうばかりの提灯持ちでしかありませんでした。

 科学や論理を重んじる占星術の学者たちからすれば、ヘロデ王やユダヤ教の指導者たちは自己保身の塊であり、大局的な論理を持たない人たちのように思えたことでしょう。そのような為政者は、民を苦しめ、国を崩壊へと導く者でしかありません。占星術の学者たちは、星の動きのように科学的・論理的なものを信じます。そんな彼らが夢を信じたのは、彼らが見たユダヤ社会への失望と否定であったのかも知れません。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする