「宣教の心構え」 使徒言行録 1章6~11節
昇天と再臨は、教理の一つに数えられています。昇天は、生きたままで神さまの元へと向かう、たいへん神秘的な出来事を表しています。それは、昇天者の権威を表すことにもなりますし、やがて再臨においては、その権威を発動することが暗示されているのです。
昇天にあたり、イエスさんは、「主よ、イスラエルのために国と立て直してくださるのは、この時ですか。」と問う弟子たちに向かって、「父が御自分の権威をもってお定めになった時や時期は、あなたがたの知るところではない。」と答えられ、弟子たちの考えをキッパリと否定されました。
私たちもまた、人間的な考えでもって信仰を語ろうとしているのではないかと、注意するようでありたいと思います。そして、神さまの「霊」に押し出されるようにして、「霊」が語らせるままを宣べ伝え、やがて再臨のその時まで忍耐強く宣教し続けることが大切であることを教えられているように思います。