2007年の初版本・・・。今日,読み終えた。
おそらく,2007年に購入し,まさに塩漬けにしたものだった。
「私と20世紀のクロニクル」(中央公論新社:ドナルド・キーン)
当時,読売新聞に掲載されていたもので,
あちきは,山口晃氏のあの不思議な挿絵が気に入っていた。
本が発行されたときに,すぐに注文し,手に取ったわけだが,
山口氏の挿絵は極々わずかで,
あちきにとっては,ゼロに等しく,大変失望した。
キーン氏には申し訳ないが,
あちきがこの本を読まなかった理由は其れだ。
しかし,実に気になる本で,
あちきは,この読んだことのない本を,
我妻K元帥の母君に,去年,紹介した。
これまで,
読んだことのない本を紹介したことは1度もない。
「面白かったですよ,一気に読みました」
海外に行かれることも多く,
国内でも,様々な建築物や美術品,
それから,多くの言語の知識に富む母君なら,
この本は,さぞ波長が合っただろうと思われる。
なんか・・・あちきも読みたくなった!
一気にとは行かなかったモノの,
熱中して読むことができた。
嗚呼,何故もっと早くに読まなかったのだろうと後悔したくらいだ。
この本によって,キーン氏の考え方が分かるとは思えない。
もっと,氏の著作を読む必要がある。
それから,これまで自分があまりにも日本の文化や,
日本文学について興味がなかった(あるように見せかけていた?)
ことに気付いた。
なんか,新年にあたって,新しいことができそうな気がしてきた。