あちきも,将来はフィアットのチンクに乗りたいと考えている。
今のABARTH を買う前は,
ABARTH に乗れること自体夢のように感じていたのでござるが,
夢は夢のままにしておくのは行けない。きっと実現させると云う意志。
チンクを買うんだ!と云う意志をしっかりもっておくことが大事なのでござる。
そう云いながら,貯金はしてないあちき・・・。
さて,「愛しのティーナ」(二玄社:松本葉)でござるが,
作者は,クルマ雑誌の仕事をする中で,
イタリアに住むことを考え,それを実現させた女性。
そうして,イタリアの国で,
チンクエチェントに乗ることを実現させた女性でござる。
ティーノとは,チンクエチェントの女性名詞?
チンクエチェンティーノを略したもので,
彼女がいかにチンクを愛しているかが伺える。
ここに出てくる話は,クルマを中心とした・・・ものではなく,
クルマも重要なキーワードよ,
イタリアの生活,珍騒動,友人関係,
ちょいと切なくなるお話などを集めたモノ。
独りイタリアに行くと決めた作者の性格
(とは云ってもお会いしたことはないが・・・)を表すような,
思い切りの良い,さらりとした語り口で書かれてあり,
とても気持ちよく最後まで読むことができる。
いやあ,ちょいとオススメ。