前回は使わなくなった写真機材をご紹介しましたが、今回はちょっと変わった、私にとっては「身分不相応な持ち物」をご紹介しましょう。
これは「 Zoom-NIKKOR Auto 1:45 f=50mm ~ f=300mm 」です。最も縮めても全長300mm、フィルターサイズは95mmです。まだズームレンズが全盛ではなかった頃、何本の交換レンズを買うよりいいかなと、つい手を出してしまいました。ところが手持ちでは手振れを起こして使い物にならず、とうとう最後にはお箱入りとなりました。
そうそう、この箱は Nikon 純正ではありません。当時私が在籍していたデザイン部のモックアップ造りの職人さんに頼んで、作ってもらったものです。非常に精巧に作られており、蓋を閉めようとしても空気が抜けるまで抑えていないと閉まらない程です。( 中の緩衝材だけは紙箱から移設しました。)
この写真は、ズームを f=300 にし、最短焦点距離を 2.5m にした時の姿です。フード先端からカメラ接合面までの長さが 380mm あります。
こんな物を何時もぶら下げて歩いたりはしませんでしたが、このレンズのお陰で貴重な体験を二度ほどしました。
一度は、広島の平和祈念式典で、非常に警備が厳しい中、何を思ったのか警備員が報道陣席まで私を誘導してくれました。この年は確か佐藤首相(?)が記念碑に花束を捧げた瞬間を、ナイフを持った凶漢に襲われた時です。残念ながらその時の決定的瞬間は、カメラに収める事ができませんでした。
二度目は、広島市民球場にカープの試合を見に行った時の事です。内野指定席を続き番号で取っていたはずなのに、職場の同僚が最後まで来ませんでした。翌日『野球を見に行かなかったのか?』と聞いたところ、『カメラマンが陣取っていたので他の席で観戦した』との答えでした。
大きなカメラを三脚を据えて構えていたので、てっきりカメラマンだと勘違いしたのでしょう。
今となっては懐かしい想い出のひとコマです。
これは「 Zoom-NIKKOR Auto 1:45 f=50mm ~ f=300mm 」です。最も縮めても全長300mm、フィルターサイズは95mmです。まだズームレンズが全盛ではなかった頃、何本の交換レンズを買うよりいいかなと、つい手を出してしまいました。ところが手持ちでは手振れを起こして使い物にならず、とうとう最後にはお箱入りとなりました。
そうそう、この箱は Nikon 純正ではありません。当時私が在籍していたデザイン部のモックアップ造りの職人さんに頼んで、作ってもらったものです。非常に精巧に作られており、蓋を閉めようとしても空気が抜けるまで抑えていないと閉まらない程です。( 中の緩衝材だけは紙箱から移設しました。)
この写真は、ズームを f=300 にし、最短焦点距離を 2.5m にした時の姿です。フード先端からカメラ接合面までの長さが 380mm あります。
こんな物を何時もぶら下げて歩いたりはしませんでしたが、このレンズのお陰で貴重な体験を二度ほどしました。
一度は、広島の平和祈念式典で、非常に警備が厳しい中、何を思ったのか警備員が報道陣席まで私を誘導してくれました。この年は確か佐藤首相(?)が記念碑に花束を捧げた瞬間を、ナイフを持った凶漢に襲われた時です。残念ながらその時の決定的瞬間は、カメラに収める事ができませんでした。
二度目は、広島市民球場にカープの試合を見に行った時の事です。内野指定席を続き番号で取っていたはずなのに、職場の同僚が最後まで来ませんでした。翌日『野球を見に行かなかったのか?』と聞いたところ、『カメラマンが陣取っていたので他の席で観戦した』との答えでした。
大きなカメラを三脚を据えて構えていたので、てっきりカメラマンだと勘違いしたのでしょう。
今となっては懐かしい想い出のひとコマです。
ただこれは単なるカメラいじりの領域で、写真としての価値はありませんでした。今度気が向いたら、広島湾の船でも写して見ましょうか! (笑)
確か花咲爺さんのお宅のお庭は高台の見晴らしの良い場所にあったはずです。海を見下ろせる風景は私のあこがれでした。
お二階の窓から 今ある機材を工夫してでも あのモンスターレンズを持ち出して実用に使って欲しいです。いつかこのブログに美しい海の光景が載る事を切に願っています。
ジツォの三脚の件ですが、名前につられて買ったものの、使い勝手は他の日本製のほうがずっと上です。特にこの「50㎜~300㎜のズームレンズ」を付けるのには、スリックのマスターしか持ち堪えてはくれません。
そうそう その200mmレンズでは天皇皇后様がわが町の美術館に訪れた時 何枚ものスナップを撮る事が出来ました。すごい人ごみの中で一番後ろから構えたのでした。
あのレンズを持って歩いていれば報道陣と間違えられても自然です。しかしとても格好良いですね。惚れ惚れとしてしまいます。