負けない MCTDとの気ままな日々

MCTD、シェーグレン症候群である大学生の気ままな毎日をリポートします。

提携大学院に行こう!【提携大学院制度を選んだワケ】

2023-03-02 12:24:00 | 研究室ぐらし(博士のタマゴ)
今回は知られざる「提携大学院制度」について、私の体験談をもとにお話していこうと思います。

今まであまり明かしてきませんでしたが、今回私が博士進学をするにあたって利用したのがこの制度になります。具体的にいうと、所属する大学院で研究するのではなく、外部の研究所や研究機関に出向して研究を行う制度ですね。

まあ私もこの制度知ってはいたし、修士の学生でも一部利用していた学生はいました。ですが実際にどういうものなのかは長くよくわかっていませんでした。

で。今回利用した理由として……

・大学がまあまあ遠かった

・今の大学と研究員としての契約が卒後も続く見込みだったので、しがらみが少ない状態にしておきたかった

・家の近くにやりたいことをやってくれる研究所を発見した

・だいぶ研究が自立した状態で行えるようになっており、指導教員の資質に依存しない自信が出てきた

というのがありました。特に博士の研究はそこそこしっかりやる必要があり、家と大学の距離がかなり障害となることが多いです。そのことを考えると、志望する予定の大学がまあまあ遠く、またラッシュ乗車などこれまでに体感したことのない数多の障壁が予想されたことから、「まずは自宅から近く!」となりました。ぶっちゃけ、研究は何やっても楽しいのよ…。現に修論の研究だって最初は向いてないしあまり興味もなかったけどさあ(失礼)。

後、提携大学院を選んだもう一つの理由として、すでに卒後も出身大学と研究員としての契約が続くことがわかっていたというのも挙げられます。これは大学の先生によってはいい顔をしない人も多いのですが、研究所や研究機関ではあまり関係がないので、楽に研究ができると踏んだのが挙げられます。(この調子で行くと工学でも論文博士の審査にトライすることになりそうだけど、そう言ったダブルディグリーに比較的寛容なのもこちら)

で、提携大学院を利用する上で唯一にして最高の問題が、指導教員の指導能力が保障されない、という点。何せ指導教員といっても研究所の部局長だったり、普段から教育しているとは限らない人たちなワケだからね。でもこの女はすでに、放置系ブラックA教授のもとで2年間研鑽をつみ、その後半年の束の間の休息を得てすぐに黒よりグレーで3年間という、世にも稀なる「雑草院生」。A教授の時は右も左もわからないまま、とにかく書類を書き、学内の講習会っぽいものの情報は自分で得て勝手に参加していました。なお、この時は卒研前研究時代ですので、すでにこの段階でなかなか狂わしい研究者人生の幕開けだったワケです。そんな女が何を今更、温室育ちを希望するのでしょうか。これまでだってなんとかしてきたので、きっとこれからもなんとかなると勝手に思いました。

というわけで、また提携大学院についてわかってきたことも書きためていきます。
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