負けない MCTDとの気ままな日々

MCTD、シェーグレン症候群である大学生の気ままな毎日をリポートします。

合理的配慮についてチームマネジメントの観点から考える

2021-06-22 09:56:00 | 研究室ぐらし(修士)
この間の生体医工学会、参加証と領収書をコピーして担当部署にやっと提出しました。一葉さん帰ってきてくれ〜。あと、発表でカンペ丸出しの状態で発表していたことが分かって、メンタルが5分割くらいになりました。

おはようございます。

最近は障害のある方も大学進学をする時代になりました。つまりそれは、理系ならば研究室にも障害のある方が配属されるということを意味しています。

そこで生じてくるのが「合理的配慮」のワード。初っ端から堅苦しい法律の話になって恐縮ですが、現在は「障害者差別防止法」にて、障害のある方、難病のある方への合理的配慮を行うようにと定められています。

しかしながら、実際に研究室のマネジメントを任されるのは院生であることも多く、「あの子は〇〇だから配慮よろしく」のみ教授から伝えられて、どこまで配慮すればいいのか、どこからは注意すべきなのか悩むことも少なくないでしょう。

そこで今日は当事者でもあり、中高大院と一度もチームマネジメントをしたことのない年がない私が、「障害のある学生の配慮、注意について」解説します。

まずは必要な配慮についてです。まず、受け持つことになったら、障害状況と必要な配慮について教授が知っているか確認します。知らない場合は、日本学生支援機構の障害学生向けのページに飛ぶと、各学生の配慮が載っています。
この配慮ブックはよくできています。私も障害学生を受け入れるにあたり、活用しています。
障害状況を教授が知らない場合、面談をセッティングして、「話しにくいことかもしれないけど、この1年間みんなに充実した一年を過ごして欲しいので、して欲しいことを教えてほしい」と伝えましょう。この際、場合によっては病気を周りに伝えていないケースもあるので、もし周りに協力が必要なことや、学生の命に関わることがあった場合、他の学生に状況を伝えてもよいか、その場合はどこまで伝えてよいかも確認しましょう。
実際学生がここまでしなければなりませんか?と思うかもしれませんが、しなければならない教授の方が多いです……。研究室のマネジメントが院生任せのところは、かなりの部分院生に任せてあるので。


さて、無事に研究室を回すことになったら、この配慮ブックに書いてあることを遂行すればまず間違いないです。ただ、障害のある人にもいろいろな人がいます。どこから注意どころかがよくわからない、という声も多いですが、普通に「一般の人がやったらいけないこと、一般の人に注意していること」は注意します。そこで注意しないと、チームマネジメントがガタガタになってしまうばかりか、場合によってはいじめや仲間外れにつながる場合もあるので。
通院によるゼミの欠席も必ず連絡を入れさせますし、私自身も連絡をします。ただこの通院、たまに悪用してサボりに使う人もいます。回数が極端に増えた場合は、「最近具合が悪いのか」「装具作成などの用事があるのか」を確認する必要があります。明確な理由が発せられない場合には、領収書の提示などを求める場合もあります。ただここら辺はその研究室のルールにもよるでしょうし、多分学生の分際で領収書を提示せよなんて言うような真似したら、言い方によってはハラスメントで訴えられます。私も怪しいと思っても、怖いので領収書を提示させたことはないです……。(研究室の内規には脅しも込めて書きましたが)

あと困るのが来られない場合や仕事の減量が必要な場合。「いつまで」かがわからないような場合も少なくないです。長くなりそうなら、自宅にいるか、病院にいるかだけ教えてもらいましょう。病院にいる場合、来られない期間は長くなります。覚悟が必要です。

障害のある学生はどうしても通院や諸々で休むことも少なくなく、一般学生に比べて卒論の進捗が悪くなります。そのため、提出間際になって「卒論手伝ってやって!」なんてM1に言う教授もいます。暇なら手伝ってやるのもいいでしょうし、暇じゃなければ手伝わなくてもいいと思います。まぁ卒論は所詮学内のものなので、身の丈に合うようなものを出せばいいだけの話です。教授が恥をかこうとこっちは知ったこっちゃない話(だと思っています)。実際私も手伝えと言われたら、文を書くとかならまだしも、追実験とかはやーだね、って感じですね。

と言うわけなので、変に忖度することなく、設備面などの条件を除けば、普通の人と同じように指導するようにしている、と言うのが私の流儀です。その方が両方にとって居心地のいい研究室が作れる、と信じています。

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