昨日は後輩に夜中遅くまで面接練習を申し込まれたので流石にキツかったです。まぁモノ知らなかったようなので、少し注意して終わりにしましたが、次は気をつけて欲しいものです。
私の後輩指導はかなり甘いと言われます。実際、研究室ではもう少しガツンと言ってもいいのではないか、などと後輩からも言われる始末です。それでも私はこの指導法を辞めませんが、今日はそんな後輩指導の原点についてお話しします。
私にとって、初めて先輩後輩ができたのは中学入学と同時に吹奏楽部に入った時です。吹奏楽部はそれこそ先輩後輩関係が厳しくて、先輩が「カラスは白い」と言ったら「その通りでございます」と言わなければならない世界でしたし、自分が後輩を育てるときも手加減が許されませんでした。だから自分の意に反することもしなければなりませんでしたし、場合によっては呼び出して叱ることも「見せしめとして」しなければなりませんでした。
中学生ながら「なんでそんなことしなきゃいけないんだろう」と思っていましたし、見せしめで泣くまで叱ることにあまり意味を見出せませんでした。そのため、私は「一応」呼び出して見せはするが、どうしても後輩が泣くまで叱ることができませんでした。そのため、一つ上からは「お前が反省させるのが足りないから、ホルンはいつまで経っても弱い」などと言われまくりました。それで「どうせ大会も銅賞だったんだからホルンの責任じゃない」とうっかり口を滑らしたら部内ミーティングになりました。馬鹿でした。
まぁとにかくそんなことはどうでもいいですが、私は意味がないと思っていることはしません。実際泣くまで叱った後輩がコンクールに必ずしも上がれるわけではありませんし、翌年にはまた後輩を叱ります。コンクールに上がりたければ練習あるのみでした。叱る暇があるなら練習させる必要がある。そう言うもんです。
そして何より私が叱らずに育てた後輩たちは、今でも音楽が好きです。それに、また後輩を育てるときも同じように育ててくれました。叱って育てた後輩たちの中でその後何人が吹奏楽を続けたかと思う時があります。後輩に優しい指導はその後も継代させられる効果があります。
やはりこの経験からでしょうか。今でも理に敵わないくどくどした指導は絶対にしませんし、感情に任せることもありません。もちろん注意もするし叱るけれど、他の人に比べると緩いです。それはやはり好きなものは好きでいて欲しいですし、何より自分がされて嬉しかったことは人にしてくれるのではないかと思っているからです。
あと、自分が「おとな」になってきて気がつくことがあります。それは、おとなになると怒られることは増えても、褒められることが少なくなるということ。特に大学に入ってからの後輩指導は「どうせこの歳になると叱る人は他にも沢山いるからな」と思うのです。特に大学生のうちはまだ学生なのにおとなだから、叱る人が多い。それにまだ失敗もかなり大きなことしても許されるから、叱られた時のフォローに回った方がよほど具合がいい。院生になったらまた違ってくるし、大きな失敗が許されなくなるので今の後輩が院生になったらどうするかはまた別の話だけども。
そんなわけで、今後もこんな感じの後輩指導を続けていく方針です。
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