goo blog サービス終了のお知らせ 

負けない MCTDとの気ままな日々

MCTD、シェーグレン症候群である大学生の気ままな毎日をリポートします。

メトジェクト海外に連れて行ってみた(inドイツ)

2025-04-15 18:17:00 | 病気
今年第一回目の大型出張、無事メトジェクトの移送に成功しました。

ちなみにドイツはベルリン、ブランデンブルグ空港までが15時間ほど。そこからさらに電車で1時間ほど走るポツダムでの会議だったため、トータル16時間ほどを日本からの保冷剤で移送するという手順に。長過ぎ。

ただ救いはまだ一つあります。今回は非常にありがたいことに気温がそこまで高くなりすぎない地域です。(むしろ寒い)導入からわずか3週間でいきなりの海外移送でしたが、気候の面でまだちょっと安心できました。あとメトジェクトは他のバイオと違ってものすごく気温にうるさいわけではないのも幸いしました。

まず日本からの持ち込みに際しての保冷剤状況はこんな感じ。


限界まで入れた中に……

凍結防止のため直接保冷剤が当たらないよう、ふきんで包んだメトジェクト様を入れておきます。ポケットには薬剤携行証明が入っています。保冷剤は現地についてからもホテルまでしっかり保っていました。

とりあえず手荷物にしていると最も空港でひっかかりやすいらしい廃棄ボックスは預けに入れ、無事空港を通過し、ホテルに着くことができました。ちなみに向こうはインスリン勢がかなりいるせいか、むしろ検査官は自己注射に寛容です。

そしてホテルについて部屋に入った途端、トラブルが発生しました。

ないのですよ、冷蔵庫が。部屋に。

マジかよ……(震え声)
ドイツの春は気温がかなり上下するので時には25度を超える時があります。冷蔵庫がないのはかなりまずい。ということでさっそくフロントで「自己注射を保管してほしい」と交渉する羽目に。ちなみにもちろん英語。英語できてよかった……。

多分普通の人ならまず「自己注射」とか病気の説明を英語でする機会がないので間違いなくこの時点で泣きたくなるでしょうね。やはり導入から3週間の海外は全くお勧めしません。というかいい子のみんなは海外は英語でご自身の病気が説明できるようにしてから行こうね……。

幸いにもフロントの人にあっさり英語が通じて、投与日である翌日は英語が通じない人だったので携帯の翻訳機でドイツ語に翻訳させてコミュニケーションを得てなんとか出してもらい事なきを得ました。

欧米では研究者というステータスは非常に強く、守るべきものという考え方が強いです。またそんなわけで研究者を狙った犯罪も多く、主催者側もそれがわかっているので治安の悪さから守る目的で国際会議の場合、ホテルが指定されていることがほとんど。つまり、自分で冷蔵庫のあるホテルを選べないことがほとんどです。今まで全部用意してくれてありがとうの気持ちだったけど、これは盲点。

次回また近いうちに国際会議があるのですが、この場所はなんと30度越えがデフォルトのメトジェクトにとっては鬼畜仕様!ゆえ、帰国後早速コールセンターに電話しましたが、「お客様の距離は既に今回のフライトで今まで承認されて以来の最長移送距離ですね……。むしろ成功したのでしたらそのノウハウを次の患者様のためにも是非伝授してください」と言われ、いやこっちがききたいんだが⁈どういう事⁈となりました。

バイオの先輩達であるアクテムラやヒュミラなら患者数も多いので移送経験が蓄積していますでしょうか。読者の皆様でも長距離の自己注射の移送を経験された方がおれば、是非情報をお寄せくださると幸いです。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ドイツ行ってきた | トップ | 膠原病外来 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

病気」カテゴリの最新記事