吹奏楽と歯のはなし

「吹奏楽は歯が命である」というのは意外と知られていないことだと思います。今日はそんな吹奏楽と歯のはなし。

だいたい中学高校ってさ、男の子とかだと殴り合いの喧嘩とかしてちょくちょく歯が折れるんだよね。（確かチューバの子も折れたよな。あれは殴り合いとかじゃなかった気もするが）吹奏楽部だとコンクール前だったりしてみ？「もー！何やってんの（激おこ）」ってなるから。まぁつまり、歯並びや歯が折れるってことはそれだけで音色にだいぶ影響があるってことなんです。

ちゃんとした強豪校だと、入部の時に顧問の先生の前で口を開けて、歯並びを見られることもあるんですよね。私の高校はまぁまぁ強かったので、入部説明会の時に行ったら口を開けさせられて前歯が無いことがバレ、「悪いけど将来のためにもブリッジなりにして出直すか、別の部活に入りな」的なマイルドな差し押さえを受けました。まぁそもそも口唇口蓋裂である時点で、当時既に下顎が急速に成長していたので顎のバランスが悪くて終了の兆しだったと思います。正直。


で、時は過ぎてとうとう、補綴した後に楽器を吹く時がやってきたわけです。どことなく抜け気味だった音から金管の音は帰ってくるのか！？

たしかに「帰って」きた！音色が明らかに違う！やっぱり歯がないとあるじゃ違うんだなー。

正直吹奏楽に歯が重要だということはあまり知られておらず、「歯ごとき」と結構見過ごされてたりするもんなんですね。でも中学の頃から本当にプロになりたいとか今後も続けていきたいと考えている人は矯正したりもしていました。ましてや、コンクール前に歯が折れたとかなったらもってのほか！急いで差し歯を入れなければなりません。（それでもメンバーから外されるかもね）まぁ歯ってこんなに音に影響あるんだなぁ。驚き！

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