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Pretenderの備忘録

ドリアン・グレイの肖像

2009-08-28 23:28:47 | 芝居・ミュージカル・バレエ
世田谷パブリックシアター 1階H列12番

[作] オスカー・ワイルド
[構成・演出] 鈴木勝秀

[出演] 山本耕史/須藤温子/伊達暁/米村亮太朗/三上市朗/加納幸和

野田秀樹のような舞台構成。階段が回るようになっていて、場面転換に使う。
オスカー・ワイルドの描く、19世紀の英国貴族の退廃を日本人が描くのは難しい。観客にもなかなかピンとこない。遠い異国の歴史として描くのか、それを人間の物語として身近に感じられるように描くのかという話になるが、後者として迫り来るということにはならなかったように思う。

山本耕史を生で観るのは初めてだったので、非常に楽しみだったが、彼の良さが出ている感じでもないような。演出意図としては彼の悪の香りを最大限ということだったが、悪の描き方が平板過ぎ。


コメント
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