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Pretenderの備忘録

世界は一人

2019-02-27 23:04:36 | 芝居・ミュージカル・バレエ
東京芸術劇場 プレイハウス
作・演出 岩井秀人
音楽 前野健太
出演
松尾スズキ 松たか子 瑛太/
平田敦子 菅原永二 平原テツ 古川琴音
演奏 前野健太と世界は一人 (Vo,Gt.前野健太、B.種石幸也、Pf.佐山こうた、Drs.小宮山純平)

重いテーマを、笑いも交えながら描いているが、やはり重く、救いがあるかと考えてしまう。
良い役者を贅沢に使って、筋があるようなないような、人生の流れを、描く。
複数役をやることもあるので、誰を演じてるんだか、一瞬わからなくなる時もある。
不条理演劇とは言えないかもしれないが、影響は大きく受けていよう。
観客として満足度の高い芝居とは言えない。
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金閣寺

2019-02-24 23:25:26 | 音楽 Opera
東京文化会館 大ホール

指揮: マキシム・パスカル
演出: 宮本亜門
装置: ボリス・クドルチカ
衣裳: カスパー・グラーナー
照明: フェリーチェ・ロス
映像: バルテック・マシス
合唱指揮: 大島義彰
舞台監督: 村田健輔
公演監督: 大島幾雄

キャスト
溝口 宮本益光
鶴川 加耒 徹
柏木 樋口達哉
父 星野 淳
母 腰越満美
道詮和尚 志村文彦
有為子 冨平安希子
若い男 高田正人
女 嘉目真木子
娼婦 郷家暁子
ヤング溝口
(ダンサー)
前田晴翔
合唱: 二期会合唱団
管弦楽:
東京交響楽団

原作と設定がかなり変わっている上に、今回はヤング溝口を出すことで、すんなりと筋を理解できた人は少なかったのではないか。
原作を読んだり、過去に芝居やオペラでこの作品を知っていると、なんとかわかるという感じでは?
海外では三島はアイコンなので、これで良いのかもしれないが。
映像を使ったシンプルな演出、時々、小さな舞台が舞台上に登場する。
二人の溝口がいることをしっかりわかれば、面白く観ることができる。
今回の敢闘賞は若い溝口のダンサーだろう。ただ、ダンサーの表現力主人公の感情表現に用いることが、オペラとしてどうかという視点はあるだろう。
管弦楽、歌手もまあまあ健闘。
カーテンコールの演出がちょっとくどかった。



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珠玉のリサイタル&室内楽 徳永二男、堤剛、練木繁夫による 珠玉のピアノトリオ・コンサート Vol.5

2019-02-23 22:47:00 | 音楽 Classic
ヤマハホール

出演
徳永二男(バイオリン)
堤 剛(チェロ)
練木繁夫(ピアノ)

演奏曲目
L.v.ベートーヴェン/ピアノ三重奏曲 第1番 変ホ長調 Op.1-1
D.ショスタコーヴィチ/ピアノ三重奏曲 第2番 ホ短調 Op.67
F.メンデルスゾーン/ピアノ三重奏曲 第2番 ハ短調 Op.66

JTアートホールの時代からだと20年以上やっているのではないかと思う。
客層も、固定客という感じだ。
安心して聞いていられるのは、円熟の境地と言うことか。
それ以上に、三人が楽しそうに演奏しており、それこそが円熟だと思われる。
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イーハトーボの劇列車

2019-02-22 23:02:32 | 芝居・ミュージカル・バレエ
紀伊國屋ホール

■作   井上ひさし
■演出  長塚圭史
■出演
松田龍平 山西惇 岡部たかし 村岡希美
福田天球 中村まこと 宇梶剛士 ほか

昨晩は風の又三郎で、今日はイーハトーボで、宮沢賢治づいている。
ちょっと長い、冗長。もう少し、テーマを絞って短くする演出があっても良いのでは。

松田は、映像向きだと思うが、淡々と抑えた演技で、世間ずれした宮沢を表現。
山西は、いろいろな重要な役を巧みに演じる

しかしながら、どの役での立場かが、山西に限らず最後の場面でわかりにくいのが難点。
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唐版 風の又三郎

2019-02-21 22:53:40 | 芝居・ミュージカル・バレエ
シアターコクーン

作 唐十郎
演出 金守珍

窪田正孝
柚希礼音
北村有起哉
丸山智己
江口のりこ
石井愃一
山崎銀之丞
金 守珍
六平直政
風間杜夫


唐版は、こうした劇場にやはり馴染まない感じがする。
舞台装置もそこそこちゃんとしていて、怪しい猥雑な感じがなく、すっきり清潔みたいな感じなのだ
また、カオスの作品は、役者で魅せる必要はなく、有名役者を持ってこなくても十分成立する
逆に、きれいな空間で有名役者を起用することで、何を起こすかという問題になる
長い作品だが、休憩二回ということもあり、あっという間。
やはり宝塚ファンが多い。。。

映像とは別の窪田の危なっかしい感じは良いが、別の舞台作品でじっくり観たい。
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