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Pretenderの備忘録

團菊祭五月大歌舞伎 夜の部

2025-05-06 22:41:53 | 歌舞伎
あいにくの雨で、和服をあきらめたが、和服男性が結構いた。

腰越状、三番叟があるからか。正直、長くて今一つ。
口上、後列にも並ぶが前列のみの挨拶で、最近は團十郎の際もそうだったが、スッキリ。後見のような立場の人間がおらず、七代目がその役割も。梅玉の話が暴露話が多くて、意外だった。新菊之助はしっかりしてきたなあと感心。初お目見えの頃は、どうなるかと思ったが。
弁天娘。浜松屋の場は、南郷を松緑でなく松也が演じて、話題になった。松也はしっかり演じたと思う。八代目も、七代目に似てきたなあと感じる菊之助だった。
勢揃いは、10歳くらいの子供たちが。みんな声変わり前なので、今後ではあるが。梅枝が最年少だろうが、一番しっかりしている感じもある。真秀くんがかなり気合入っていた。亀三郎も父親譲りで声が伸びる、楽しみ。
最後に七代目、八代目、團十郎の構図で、團菊祭らしく。
話の筋は知らないと全くわからないと思う。場面を楽しむ歌舞伎らしい趣向か。


歌舞伎座

一、義経腰越状(よしつねこしごえじょう)
五斗三番叟

五斗兵衛盛次
錦戸太郎
伊達次郎
亀井六郎
泉三郎忠衡
九郎判官義経
 松緑
 坂東亀蔵
 種之助
 左近
 権十郎
 萬壽

   八代目尾上菊五郎
二、 六代目尾上菊之助  襲名披露 口上(こうじょう)


菊之助改め八代目菊五郎
   丑之助改め菊之助
     七代目菊五郎

        梅玉
        玉三郎
        楽善
        松緑
        團十郎

河竹黙阿弥 作
三、弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)
浜松屋見世先の場より
滑川土橋の場まで
〈浜松屋見世先〉









〈稲瀬川勢揃い〉






〈極楽寺屋根
・滑川土橋〉



弁天小僧菊之助
日本駄右衛門
南郷力丸
浜松屋倅宗之助
番頭与九郎
狼の悪次郎
鳶頭清次
浜松屋幸兵衛


弁天小僧菊之助
忠信利平
赤星十三郎
南郷力丸
日本駄右衛門


弁天小僧菊之助/
伊皿子七郎
日本駄右衛門
狼の悪次郎
関戸の吾助実は大須賀五郎
岩淵の三次実は川越三郎
青砥左衛門藤綱

菊之助改め八代目菊五郎
        團十郎
        松也
        萬太郎
        橘太郎
        片岡亀蔵
        松緑
        歌六


   丑之助改め菊之助
        亀三郎
        梅枝
        眞秀
        新之助


菊之助改め八代目菊五郎
        團十郎
        片岡亀蔵
        九團次
        市蔵
     七代目菊五郎
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四月大歌舞伎

2025-04-21 23:15:43 | 歌舞伎
昼の部。木挽町のあだ討ち、原作を読んでいないのだが、原作と改変しているとのこと。染五郎がニン。話は見えちゃうが、まあ楽しめる。
黒手組、菊五郎や猿之助で昔観たときもそうだったが、まあやりたい放題のパロディ。

夜の部。彦山権現。仁左衛門が溌剌。孝太郎の数少ない当たり役か。
鏡獅子、右近が若さをうまく出して。女形の踊りも、獅子の勇壮さも。
無筆、講談の第三段。昔、勘三郎が円朝を演じたように、松鯉が講談として語るパート、語りながらNHKの落語ザムービーのように役者がセリフなしで演じるパート、普通の芝居パートとあって、工夫がみられる。松鯉は、年齢なのか今一つ口跡が。伯山と比較してしまうと。それなりに面白い話だった。松緑は新しい挑戦を見つけて良かったと思う。

歌舞伎座

永井紗耶子 原作(『木挽町のあだ討ち』新潮社刊)
齋藤雅文 脚本・演出
新作歌舞伎
一、木挽町のあだ討ち(こびきちょうのあだうち)


伊納菊之助
篠田金治
伊納家の下男作兵衛 
ほたる
佐野川妻平
木戸芸者五郎
道具方秀吉
衣裳方栄二
鶴屋南北
木戸芸者一八
伊納清左衛門
小道具方久蔵
立師与三郎
久蔵女房与根
染五郎
幸四郎
中車
壱太郎
種之助
虎之介
吉之丞
宗之助
錦吾
猿弥
高麗蔵
彌十郎
又五郎
雀右衛門

河竹黙阿弥 作
二、黒手組曲輪達引(くろてぐみくるわのたてひき)
浄瑠璃「忍岡恋曲者」

花川戸助六/番頭権九郎 
鳥居新左衛門
新造白玉
牛若伝次
朝顔仙平
白酒売新兵衛
遣手お辰
三浦屋女房お仲
俳諧師東栄
三浦屋揚巻
紀伊国屋文左衛門
幸四郎
芝翫
米吉
橋之助
廣太郎
橘太郎 ※
萬次郎
高麗蔵
友右衛門
魁春
白鸚
※澤村由次郎休演につき、配役変更にて上演いたします

夜の部
一、彦山権現誓助剱(ひこさんごんげんちかいのすけだち)
杉坂墓所
毛谷村

毛谷村六助
お園
一味斎孫弥三松
家人佐五平
杣斧右衛門
微塵弾正実は京極内匠
お幸
仁左衛門(奇数日)
孝太郎
秀乃介
松之助
歌昇
歌六
東蔵

福地桜痴 作
二、新歌舞伎十八番の内春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)

小姓弥生/獅子の精 
胡蝶の精
胡蝶の精
用人関口十太夫
老女飛鳥井
家老渋井五左衛門
尾上右近
亀三郎
眞秀
青虎
梅花
橘太郎

神田松鯉 口演より
竹柴潤一 脚本
西森英行 演出
新作歌舞伎
三、無筆の出世(むひつのしゅっせ)

中間治助後に松山伊予守治助 
紺屋職人久蔵
伊予守一子治一郎
大徳寺同宿日念
大徳寺住職日栄
左内妻藤
夏目左内
佐々与左衛門

講談
松緑
坂東亀蔵
左近
青虎
吉之丞
笑三郎
中車
鴈治郎

神田松鯉
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松竹創業百三十周年 三月大歌舞伎 Aプロ

2025-03-24 22:20:35 | 歌舞伎
昼の部、大序、松也の若狭はまあまあ。孝太郎の顔世、うーん、気品がイマイチ。松緑の師直もしっかりだし、勘九郎もそれなりにまとめた。仁左衛門の大星は観れただけで良い。苔玉の声がちょっと若者というよりも女形になってるのが気になった。道行の隼人と七之助は良かった。巳之助はこういうのも上手くやる。

夜の部、菊之助の勘平、勘九郎と違う所作等もある。意識して変化を付けているか。
七段目、愛之助の大星、時蔵のお軽、巳之助の平右衛門、期待以上の出来。素晴らしかった。愛之助は今後の大星役者で、團十郎、幸四郎と十二分に伍していける。時蔵も七之助と並んで今後のお軽役者だろう。華が出てきたら大化けするのではないか。
十一段目、五十になった松緑に小林はきついなあ。十数日、大変だと思う、他の役もあるわけだし。

並木千柳 作
三好松洛 作
竹田出雲 作
  通し狂言 仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)
大序
三段目

四段目

浄瑠璃
鶴ヶ岡社頭兜改めの場
足利館門前進物の場
同  松の間刃傷の場
扇ヶ谷塩冶判官切腹の場
同  表門城明渡しの場
道行旅路の花聟
<大序・三段目>








<四段目>
















<道行>
【Aプロ】
高師直
塩冶判官
桃井若狭之助
鷺坂伴内
加古川本蔵
顔世御前
足利直義

【Aプロ】
大星由良之助
塩冶判官
顔世御前
薬師寺次郎左衛門 
赤垣源蔵
富森助右衛門
矢間重太郎
小汐田又之丞
大鷲文吾
佐藤与茂七
勝田新左衛門
大星力弥
斧九太夫
原郷右衛門
石堂右馬之丞

【Aプロ】
早野勘平
鷺坂伴内
腰元おかる


松緑
勘九郎
松也
松之助
橘三郎
孝太郎
扇雀


仁左衛門
勘九郎
孝太郎
彦三郎
松江
男女蔵
亀鶴
橋之助
歌之助
宗之助
吉之丞
莟玉
片岡亀蔵
錦之助
梅玉


隼人
巳之助
七之助


夜の部
並木千柳 作
三好松洛 作
竹田出雲 作
  通し狂言 仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)
五段目

六段目
七段目
十一段目
山崎街道鉄砲渡しの場
同   二つ玉の場
与市兵衛内勘平腹切の場
祇園一力茶屋の場
高家表門討入りの場
同 奥庭泉水の場
同 炭部屋本懐の場
引揚げの場
<五・六段目>









<七段目>











<十一段目>
【Aプロ】
早野勘平
女房おかる
千崎弥五郎
斧定九郎
判人源六
母おかや
一文字屋お才 
不破数右衛門

【Aプロ】
大星由良之助
寺岡平右衛門
赤垣源蔵
富森助右衛門
矢間重太郎
大星力弥
仲居おつる
鷺坂伴内
斧九太夫
遊女おかる

【Aプロ】
大星由良之助
小林平八郎
竹森喜多八
赤垣源蔵
富森助右衛門
矢間重太郎
木村岡右衛門
大鷲文吾
大星力弥
勝田新左衛門
佐藤与茂七
杉野十平次
近松半六
倉橋伝助
織部弥次兵衛
寺岡平右衛門
原郷右衛門
服部逸郎


菊之助
時蔵
萬太郎
尾上右近
橘太郎
吉弥
萬壽
歌六


愛之助
巳之助
松江
男女蔵
亀鶴
左近
歌女之丞
松之助
片岡亀蔵
時蔵


愛之助
松緑
坂東亀蔵
松江
男女蔵
亀鶴
玉太郎
歌之助
左近
吉之丞
宗之助

竹松
廣太郎
桂三
巳之助
錦之助
菊五郎
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松竹創業百三十周年 三月大歌舞伎 Bプロ

2025-03-17 22:37:22 | 歌舞伎
Bプロを通し。
口上人形は久しぶりだ。
大序、三段目、芝翫が割合と良い。右近もまあまあ。
四段目、時蔵の顔世、菊之助の判官が上品で見せる。松緑の大星はまだ伸びしろがあるだろう。錦之助他、家臣も豪華。
道行、萬壽と愛之助がしっとりと、亀蔵が上手く笑わせる。

五、六段目。隼人の定九郎ははまり役のはずだが今一つインパクトに欠けた。勘九郎はしっかりと演じていた。周囲もしっかり。
七段目、仁左衛門の大星は貫禄。かつては平右衛門をやっていたが。松也の平右衛門はこれからだろうが、しっかり。七之助のお軽は、玉三郎を観ているよう。
十一段目はかなりコンパクトにまとめたかなという印象。

吉右衛門や左團次、そして本来であれば中心であるはずの勘三郎、三津五郎、福助を欠き、新しい世代に受け継いでいかなければならない作品。今回は高麗屋が出ていなかったが。




昼の部
並木千柳 作
三好松洛 作
竹田出雲 作
  通し狂言 仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)
大序
三段目

四段目

浄瑠璃
鶴ヶ岡社頭兜改めの場
足利館門前進物の場
同  松の間刃傷の場
扇ヶ谷塩冶判官切腹の場
同  表門城明渡しの場
道行旅路の花聟

<大序・三段目>










<四段目>















<道行>


高師直
塩冶判官
桃井若狭之助
鷺坂伴内
加古川本蔵
顔世御前
足利直義


大星由良之助
塩冶判官
顔世御前
薬師寺次郎左衛門 
赤垣源蔵
富森助右衛門
矢間重太郎
小汐田又之丞
大鷲文吾
佐藤与茂七
勝田新左衛門
大星力弥
斧九太夫
原郷右衛門
石堂右馬之丞

早野勘平
鷺坂伴内
腰元おかる


芝翫
菊之助
尾上右近
橘太郎
橘三郎
時蔵
扇雀


松緑
菊之助
時蔵
彦三郎
松江
男女蔵
亀鶴
橋之助
歌之助
宗之助
吉之丞
莟玉
片岡亀蔵
錦之助
彌十郎

愛之助
坂東亀蔵
萬壽

夜の部
並木千柳 作
三好松洛 作
竹田出雲 作
  通し狂言 仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)
五段目

六段目
七段目
十一段目
山崎街道鉄砲渡しの場
同   二つ玉の場
与市兵衛内勘平腹切の場
祇園一力茶屋の場
高家表門討入りの場
同 奥庭泉水の場
同 炭部屋本懐の場
引揚げの場

<五・六段目>









<七段目>










<十一段目>

早野勘平
女房おかる
千崎弥五郎
斧定九郎
判人源六
母おかや
一文字屋お才
不破数右衛門 

大星由良之助
寺岡平右衛門
赤垣源蔵
富森助右衛門
矢間重太郎
大星力弥
仲居おつる
鷺坂伴内
斧九太夫
遊女おかる

大星由良之助
小林平八郎
竹森喜多八
赤垣源蔵
富森助右衛門
矢間重太郎
木村岡右衛門
大鷲文吾
大星力弥
勝田新左衛門
佐藤与茂七
杉野十平次
近松半六
倉橋伝助
織部弥次兵衛
寺岡平右衛門
原郷右衛門
服部逸郎

勘九郎
七之助
巳之助
隼人
松之助
梅花
魁春
歌六

仁左衛門
松也
松江
男女蔵
亀鶴
左近
歌女之丞
橘太郎
片岡亀蔵
七之助

仁左衛門
萬太郎
橋之助
松江
男女蔵
亀鶴
玉太郎
歌之助
左近
吉之丞
宗之助

竹松
廣太郎
桂三
松也
錦之助
菊五郎
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猿若祭 二月大歌舞伎 昼の部

2025-02-25 16:47:00 | 歌舞伎
若手の鞘当、歌舞伎らしさの継承、最近児太郎をあまり見かけなくなり残念。

醍醐の花見、福助が動きはほとんどないものの、元気そうだった。地味なメンツによる華やかな舞踊劇。

きらら浮世伝。正味2時間。休憩1回。88年に当時の勘九郎が演った演劇を大河に合わせて、猿楽祭で。まあ、歌舞伎っぽくないかな。スピードあってコクーンなんかを思う。勘九郎、七之助を核に、隼人、米吉や芝翫の息子らがのびのび。錦之助、芝翫、歌六が締める。久しぶりの萬次郎も。大河、今後どうなるのかなと思いながら、観ていた。

楽日ということでカーテンコール2回。最後に作者の横内も壇上に。初演時の美保純も客席に。父親のことを勘九郎が、ちょっと語った。


其俤対編笠
一、鞘當(さやあて)

不破伴左衛門 
茶屋女房
名古屋山三
巳之助
児太郎
隼人

中内蝶二 作
今井豊茂 脚本
二、醍醐の花見(だいごのはなみ)

豊臣秀吉
利家正室まつ
淀殿
福島正則
大野治房
豊臣秀頼
曽呂利新左衛門 
加藤清正
前田利家
北の政所
梅玉
雀右衛門
福助
坂東亀蔵
左近
秀乃介
歌昇
彦三郎
又五郎
魁春

横内謙介 脚本・演出
三、きらら浮世伝(きららうきよでん)
版元 蔦屋重三郎 魁申し候

蔦屋重三郎
遊女お篠
遊女お菊
喜多川歌麿
山東京伝
滝沢馬琴
葛飾北斎
十返舎一九
女衒の六
彫り師の親方彫達 
摺り師の親方摺松
西村屋与八郎
初鹿野河内守信興
恋川春町
大田南畝
勘九郎
七之助
米吉
隼人
橋之助
中村福之助
歌之助
鶴松
橘太郎
橘三郎
松江
萬次郎
錦之助
芝翫
歌六
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