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Pretenderの備忘録

風博士

2019-12-27 23:00:48 | 芝居・ミュージカル・バレエ
世田谷パブリックシアター

【作】北村想 
【演出】寺十吾
【音楽】坂本弘道 
【出演】中井貴一 段田安則 吉田羊 趣里 林遣都 松澤一之 内藤裕志 大久保祥太郎 渡辺えり 

二時間弱、戦時下の大陸での人間関係を描く音楽劇。安吾の風博士にインスパイアされたとのことだが、良くわからない。反戦、平和への想いはテーマなんだろうが、話の展開も今一つ。芸達者の豪華俳優陣で、ちょっともったいなかったなあ。今年の芝居納め。

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十二月大歌舞伎 Aプロ

2019-12-26 17:12:41 | 歌舞伎
歌舞伎座

たぬき、児太郎が見事だ。福助を彷彿とさせる場面もある。中車も彦三郎も悪くない。90分、やや長いか、もっとすっきりさせたい本だ。

汐汲、玉三郎で初演された舞踊は、能の影響が強い。観客は能楽を観に、歌舞伎座に来ているわけでないので、歌舞伎舞踊らしさを強調して欲しい。

阿古屋、玉三郎の存在感で勝負というところ。これについては、確りと継承には成功したのだろう。継承された人たちが、少し革新を行うことがあっても良いかと思うが、まだ先の話か。

大佛次郎 作
石川耕士 演出
一、たぬき

柏屋金兵衛
妾お染
太鼓持蝶作
狭山三五郎
平助
芸者お駒
女中お島
松村屋才助
門木屋新三郎
多吉
芝居茶屋女房おはま
備後屋宗右衛門
女房おせき
中車
児太郎
彦三郎
坂東亀蔵
萬太郎
笑也
弘太郎
松江
桂三
市蔵
齊入
家橘
門之助

二、村松風二人汐汲(むらのまつかぜににんしおくみ)

松風
村雨
梅枝
児太郎

三、壇浦兜軍記(だんのうらかぶとぐんき)
阿古屋

遊君阿古屋
秩父庄司重忠
榛沢六郎
岩永左衛門
玉三郎
彦三郎
功一
松緑
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キレイ

2019-12-25 23:08:47 | 芝居・ミュージカル・バレエ
シアターコクーン

作・演出
松尾スズキ

音楽
伊藤ヨタロウ

出演
生田絵梨花
神木隆之介
小池徹平
鈴木杏
皆川猿時
村杉蝉之介
荒川良々
伊勢志摩
猫背椿
宮崎吐夢
近藤公園
乾直樹
香月彩里
伊藤ヨタロウ
片岡正二郎
家納ジュンコ
岩井秀人
橋本じゅん
阿部サダヲ
麻生久美子

三時間半は長い。
話の筋は複雑。
時制とテーマの交錯。
登場人物も多いし。

でも、観て良かった芝居。
喜劇のドタバタも実力派の俳優が
大人計画以外も大河の連中
歌もまあまあ
サスガ

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アンサンブル室町+人形浄瑠璃

2019-12-24 21:50:01 | 音楽 Classic
北沢タウンホール

刺激的な時間だった。
能でもこういう試みをしている女性能楽師がいるが、現代音楽と日本の古典を融合させる。そして、現代音楽の演奏を、古楽器と和楽器で。とてもチャレンジング。でも、何か相性がいいのだ。現代音楽と言っても、結構分かり易かった。
浄瑠璃は、女性の浄瑠璃ということだが、義太夫の語りが、普通の細い女性の声で、八重垣姫なので良いのかもしれないが、不思議な気がした。三味線でなく、オケをバックに語るところもあり、やっている人はどうだったのかなと思ったりした。
人形は、一人遣いだが、首は手でなく、首とつながっているという形で初めて観た。顔が黒子でないので、ちょっと違和感。もっと、設備のある会場であれば、照明を駆使して、見せ方はいろいろとあったかもしれない。
オケのメンバーも立ったり座ったり、紙吹雪を蒔いたり、参加していた。
役者は、声は通っていたと思う。イケメンだったが、存在感という点ではイケメンでない方が良いかもしれないが、勝頼はイケメンという設定なんで、まあこの路線かな。

会場は、フランス人と日本人の関係者が多いという感じ。
もっと、大きな会場をいっぱいにできたら面白いのにと思う。野村財団等から援助を受けているようだが、海外公演にもチャレンジして欲しい。
とっつきにくいとされる、日本の古典芸能と現代音楽、これが融合すると、面白い化学反応が生まれる。ここに新しいアートとしての何か可能性を感じる。

本朝廿四孝 奥庭狐火の段より

渡辺俊哉 月と星
大家百子 ”凍る湖、駆け抜ける狐~十三楽器のための~
伊倉由紀子 念火
向井響 美少女革命:Dolls人形浄瑠璃と大アンサンブルのための
渡部真理子 まほし

ひとみ座乙女文楽

演出 萬浪大輔
俳優 工藤巧
芸術監督 ローラン・テシュネ
指揮 鷹羽弘晃

アンサンブル室町メンバー
和楽器
能管:澄川武史
篠笛:あかる潤
龍笛:清田裕美子       
尺八:黒田鈴尊/長谷川将山
篳篥:三浦元則
笙:管原ユーリ
琵琶:久保田晶子       
箏:今野玲央/平田紀子/森梓紗
三味線:守啓伊子
胡弓:村澤丈児
邦楽打楽器:小川実加子/山口晃太朗
古楽器
リコーダー:菅沼起一
フラウト・トラヴェルソ:仲間知子  
チェンバロ:圓谷俊貴
パーカッション:蔡怜雄
テオルボ:上田朝子
バロックヴァイオリン:須賀麻里江/高岸卓人
ヴィオラ・ダ・ガンバ:和田達也

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十二月大歌舞伎 

2019-12-23 21:23:43 | 歌舞伎
歌舞伎座

昼 Bプロ、夜

たぬきはAプロの日に。
保名、出だし能っぽく、激しい狂気の動きも抑制されていて、途中より大鼓とか。玉三郎の保名になっていた。長袴での動きにややもたつきがあり、もともと足が悪いし、終盤、年齢もあるんだろう。
阿古屋、梅枝はすっきりと演じる、時に玉三郎かと思う瞬間もあった。彦三郎の口跡は光る。胡弓の途中で立つ客数名、ウ~ン。

矢口渡、梅枝が光る。お七やって欲しいね。

白雪姫、児太郎、声色を変えて、いい芝居してた。しかし、これを歌舞伎座でやる意味が?ファミリー劇場というか。新しいファン獲得に繋がってるかのデータ分析、新作には不可欠だろうな。個人的にはかなり微妙、まあ私はオールドファンになりつつあるから、苦笑


昼 Bプロ

二、保名(やすな)
保名 玉三郎

三、壇浦兜軍記(だんのうらかぶとぐんき) 阿古屋

遊君阿古屋 梅枝
岩永左衛門 九團次
榛沢六郎 功一
秩父庄司重忠 彦三郎


夜の部
福内鬼外 作
一、神霊矢口渡(しんれいやぐちのわたし)
頓兵衛住家の場
渡し守頓兵衛 松緑
娘お舟 梅枝
傾城うてな 児太郎
下男六蔵 萬太郎
新田義峯 坂東亀蔵
グリム童話「白雪姫」より
竹柴潤一 脚本
坂東玉三郎 補綴
花柳壽應 演出・振付
花柳壽輔 演出・振付
二、本朝白雪姫譚話(ほんちょうしらゆきひめものがたり)
白雪姫 玉三郎
鏡の精 梅枝
野分の前 児太郎
輝陽の皇子 歌之助
浦風の局 歌女之丞
従者晴之進 彦三郎
家臣郷村新吾 獅童




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