七割くらいの入りか。
務川の演奏は初めて生で聴く。初めて聴く伊福部の曲なんで、他との比較はできない、バルトークのような激しく乾いたピアノの音。聞いていて飽きなかった。
ピアノアンコールは、これぞエリザベートコンクールと言う音色。しっとりと流れるような演奏。また、彼の演奏を聴いてみたいと思った。
マーラー四番は、緩急をうまくつけた演奏。ただ、ソプラノがちょっと声量が弱いのが残念。
ウォンは予想通り、日フィルの次期首席指揮者となった。コロナという不幸もあったが、インキネンが日フィルに一生懸命という感じはなかったので、夫人も日本人のウォンには期待したい。
サントリーホール
出演
指揮:カーチュン・ウォン
ピアノ:務川慧悟
ソプラノ:三宅理恵
日本フィルハーモニー交響楽団
曲目
伊福部昭:ピアノと管絃楽のための『リトミカ・オスティナータ』
マーラー:交響曲第4番 ト長調
J. S. バッハ:フランス組曲第5番より第1曲「アルマンド」(ピアノ・アンコール)