平日の昼間ほぼ満席で、若い人も多い。歌舞伎のすそ野が広がるだろうか。東宝のおかげで松竹の歌舞伎に好影響が出るか。
原作も読んでいるが、やはり長い。時間軸も長いので、NHKのプレミアムドラマで45分×8回くらいでやる感じでは。
実際に当てはまるモデルはいないし、いろいろな人のエピソードがいろいろなところに散りばめられている。
役者は凄い。演技も凄いのだが、とにかく、吉沢亮と横浜流星の舞が立派だ。田中泯はダンサーなので、勝手は異なりながらも、見せ方がわかっている。渡辺謙が女形という設定はちょっとキツイ、そういう場面はなかったが。横浜流星は蔦重で初めてきちんと観たので、そのイメージが強く、こういう内向的な役が結構合うんだと思った。寺島しのぶははまり役であるが、現実に歌舞伎の世界にいるわけで、将来は役と逆の立場にもなりうるので、何を感じながら演じていたか。歌舞伎指導が鴈治郎というのが、曽根崎心中は良いが、舞はどうしたのだろうか?奥さんに頼んだのだろうか?
歌舞伎における芸と血という大きなテーマがある。現実に歌舞伎俳優でない役者がこれだけ見事に歌舞伎を演じてしまうと、歌舞伎役者は世襲の襲名をおめでたく祝っている場合ではないかもしれない。今までの、国立劇場研修所出身者が役が与えられなかったから育たなかったのか、あるいは吉沢、横浜ほどの力量がなかったのか、いろいろと考えさせられた。
劇場は南座を中心に松竹の歌舞伎をやる劇場がいろいろと出てくる。
歌舞伎ファンにはいろいろな楽しみ方があるが、歌舞伎ファン以外の鑑賞にも耐えうる作品とはなっている。
監督 李相日
原作 吉田修一
脚本 奥寺佐渡子
立花喜久雄(花井東一郎)吉沢亮
大垣俊介(花井半弥)横浜流星
福田春江 高畑充希
大垣幸子 寺島しのぶ
彰子 森七菜
竹野 三浦貴大
藤駒 見上愛
少年・喜久雄 黒川想矢
少年・俊介 越山敬達
立花権五郎 永瀬正敏
梅木 嶋田久作
立花マツ 宮澤エマ
吾妻千五郎 中村鴈治郎
小野川万菊 田中泯
花井半二郎 渡辺謙
機内で見つけた、2024年とあるが、こんな映画あったっけと思ったら、apple tvのみだった。
バディもの、裏社会もの、喜劇要素もあり、冬のニューヨークの景色がふんだんに使われ、カッコいいアラ還の二人の魅力も出ている映画。
まさに機内で観るのにうってつけだった。
監督 ジョン・ワッツ
キャスト ブラット・ピット ジョージ・クルーニー
機内で観た。
かなり、最初にwarningあったものの、かなりエグい場面も多かった。
トランプ政権に対する批判を別の角度から描いているということだろう。
狂気は、議事堂襲撃を思わせる。
ただ、今ひとつ背景等がわかりにくく、なぜこうなるのかが不明。
監督 | アレックス・ガーランド[1] |
---|---|
脚本 | アレックス・ガーランド[1] |
製作 |
|
出演者 |
アカデミーにノミネートは知ってたが、観るつもりなかったが、実際に今を思って観に行った。そういう人も多く満席に近く、海外でもネット視聴が凄いことになってると。
面白かった。権力闘争が描かれる。これで決まりかと思うと、どんでん返しが続く。良くできた面白い映画。
現実にすぐ行われるコンクラーベはやりにくいだろう。そして、これは教会だけでなく、リベラルと保守の闘争にもメッセージ性が。
監督:エドワード・ベルガー
脚本:ピーター・ストローハン
原作:ロバート・ハリス著「CONCLAVE」
出演:レイフ・ファインズ、スタンリー・トゥッチ、ジョン・リスゴー、イザベラ・ロッセリーニ
配給:キノフィルムズ