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2011.6.1~。大津波、宮古市、鍬ヶ崎復興計画。陸中宮古への硬派のオマージュ。
 藤田幸右 管理人

確率、分かりますか?

2022年01月14日 | 中学・高校講座

中学・高校講座(10)

日本経済新聞の今日のベタ記事です。中高生の皆さん

分かりますか?!

 

 

── 今回は、記事の内容ではなく「分かる」か「分からない」かにこだわります。

 

大地震の発生確率が70〜80%の意味が分かりますか?

いわゆる概念的に(中学生にも分かるように具体的に)分かりますか?

地震がいつ起こるか分かりますか? 70%と80%の違いが分かりますか?

 

 

日本経済新聞(2022.1.14)

 

 

分かるはずがないのです。

政府も調査委員会も、気象庁も、マスコミも、いつもこのような言い方をします。

30年以内のM7.4程度の地震発生確率は70〜80% だあ」と。

まさに 前ページの津波被災の記事と同じです、

死者19.9万人、経済被害31兆円 だあ、さあ驚け!対策を!」と、

政府のは狼少年と同じで国民はもう驚かなくなっているのです。

なぜなら、意味や根拠が…説明されていない、

数字の意味するところや、そのよってくる根拠が説明されていないからです、

驚かないのは 分からないからです。

分からなければ対策の立てようもない

気象庁の役人も、新聞記者も、おそらく学校の先生も政府の口真似だけで

それ以上のことは言っていないのです。

分からないからです。

押し付けです、

本来その人たちが噛み砕いて説明するべき事なのです。

「分かる」という点で

日本はどんずまりです。

 

 

 

[関連記事]  全国地震予測(陸上)2020年版                 2021.3.28

 

 

<注意>

とりあえずここの答えだけは書いておきます。

※ その導き方は上の[関連記事] のリンク先で 注意2)を見てくださいよ。

 

発生確率80%とは今から37.5年間に1回の確率

発生確率70%とは今から43年間に1回の確率
ということです。

ちなみに

発生確率60%とは今から50年間に1回の確率
ということです。

これが私の「概念的」の答えですが、

政府の確率はこの「今から◯年間に一回」

の段階を飛ばしていることが分かります。

…いきなり「◯%だあ」と言われてもねえ?!

はあ? 分かるはずがないのです。

まだまだ色んな人の色々な「概念的」(分かりやすい)回答はあります。

 

 

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