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 藤田幸右 管理人

全国に地震相次ぐ 原発むり(3)

2024年03月11日 | 能登半島地震

【石川】能登の風力発電 全73基停止 地震被災 2基ブレード被害 9基は再開

中日新聞  (2024年3月10日)
 

 

ブレードが折れた風車=7日、石川県志賀町で

 

 能登半島地震で、石川県能登地方で稼働している73基の風力発電施設が全て運転を停止したことが、本紙の調べで分かった。風車のブレード(羽根)が折れて落下したほか、施設を動かすための電源が使えなくなるなどした。全体の半数超で運転再開の見通しが立っておらず、能登で進む風力発電の大規模な新設計画に影響を与えそうだ。(大野沙羅、写真も)
 
 県内の風力発電は74基で、このうち73基が能登地方にある。地震前に稼働していたのは珠洲市30基、輪島市11基、志賀町22基、七尾市10基の計73基で、最大出力は合計で約13万キロワット。県中央部の内灘町にある1基は2017年から運転を停止していた。
 
 本紙は能登地方で稼働する全ての事業者に取材。少なくとも2基で、ブレードに被害があった。HSE(茨城県日立市)の連結子会社「能登の風」が運営する志賀町富来地域の風車は、長さ41メートル、重さ約8トンのブレード1枚が折れて一部が地上に落下した。珠洲市では日本風力開発(東京都)の珠洲第2風力発電所で長さ34メートル、重さ約6トンのブレード1枚が破損した。いずれも原因は分かっていない。
 
 このほか強い揺れで安全装置が自動停止したり、施設を動かすための電源が使えなくなったりして、運転を停止した施設もあった。
 
 風力発電に関わる有識者らでつくる日本風力エネルギー学会(東京都)の上田悦紀理事によると、大型風力発電施設が地震で大きな被害を受けた事例は少ない。過去の事例は鉄塔や基礎の損傷で、ブレードが損傷した例はないという。
 
 

地割れした風力発電の基礎部分=2月20日、石川県七尾市で

 
 珠洲市や輪島市では道路の寸断などで近寄れず、ドローンや望遠カメラでしか被害状況を確認できていない施設もある。輪島市にある「輪島もんぜん市民風車」の担当者は「被害の全容がつかめず、運転再開の見通しが立たない」と明かす。2月中に稼働を再開できたのは、日本海発電(富山市)が運転する志賀町福浦港の9基にとどまっている。
 
 地元住民団体「能登の風力発電を考える会釶打(なたうち)」は2月中旬、七尾市中島町の虫ケ峰風力発電所にある10基を視察。変電設備が傾いたり、発電施設の基礎と地面の間にすき間ができたりしていたほか、施設に向かう道に亀裂が入っていた。代表の唐川明史さん(77)は「被害は深刻。風車を建てたことで地中や水脈に与えた変化が今後表れるのでは」と話した。
 
 NPO法人「防災推進機構」理事長の鈴木猛康・山梨大名誉教授は「(施設やその周辺の)安全性が確認できないままでは、土砂崩れのリスクもある」と指摘。「能登半島地震を機に全国の再生可能エネルギーの計画も調査が見直されるべきだ」と訴えている。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

まず
原発を止めることだ

小型風力発電は倒れても壊れてもたかがしれている、たかが出力2000kw/hクラスの風車、と言っては悪いし、間違いでもある。原発と比較するからこんな言葉が飛んでくるが、地震で原発が故障、事故、破壊することがあれば、配管断絶等それがどんなに小さい事故でもそれは連鎖反応の原子力事故、破壊的カストロフィに直結する。

 

 

 

 

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