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2011.6.1~。大津波、宮古市、鍬ヶ崎復興計画。陸中宮古への硬派のオマージュ。
 藤田幸右 管理人

気仙沼防潮堤の施工ミス(4)

2018年09月23日 | 気仙沼市、宮城県、福島

宮城県、気仙沼市、行政のひきょう!! 問題のすり替え。


 ☆

<気仙沼・防潮堤ミス>かさ上げ工事開始 気仙沼市、背後地に土搬入

河北新報 9/22(土) 11:54配信

 

 

追加のかさ上げ工事のため土の搬入が始まった魚町防潮堤の背後地 



 気仙沼市内湾地区の防潮堤高を県が誤って施工した問題で、気仙沼市は21日、県が提案した見た目の高さを抑えるために背後地をかさ上げする工事を始めた。土の購入など追加のかさ上げにかかる費用は県側が負担する。


 この日は追加でかさ上げするために必要な土の搬入が行われた。対象となる土地に、業者が大型トラックで次々と土を運んだ。


 市が新たに盛り土する対象は、内湾地区の土地区画整理事業(11.3ヘクタール)内で進める同市魚町の宅地約1万2500平方メートル。当初計画よりも5~20センチ高く盛る。一部を除き2019年3月までに工事が完了し、5月中旬にも宅地を地権者に引き渡す予定。


 県と市は覚書を交わし、かさ上げに関する費用は全て県側が負担することを確認した。新たに必要な土の量は約5000立方メートルの見込みで、土の購入費などは数千万円に上る。


 15日にあった住民団体「内湾地区復興まちづくり協議会」の会合で菅原茂市長は、県が提案するかさ上げ工事の受け入れを表明。18日の定例会見で「市は造り直さないことを容認していない。時間がない中で、かさ上げを判断した」と述べ、防潮堤の高さに関する議論は継続する考えを示している。

 協議会は防潮堤の造り直しを求める方針を変えていない。



 [関連記事] <気仙沼・防潮堤施工ミス>22cm、溝埋まらず 知事「税金投入、県民の理解得られぬ」住民「重ねた議論、一声で変わるのか」      2018.6.10

 

 


3.02mを超える盛り土は過剰かさ上げ、

ミスを謝罪、ただちに修復を!


1)宮城県はミスを無かったモノにし、全て闇に消そうとしている、と思います 実際の過失割合などは後の話、これは県の事業ですからミスは県のミスというのが本筋。本筋をはずすと幽霊ミスになってミス自体が闇に消えます。県議会もおかしな議会だ。自分たちのミスでもあるまいし、知事の責任追及をしっかりしてほしい。知事はミスを謝罪して自分と職員の処分を行ない、ただちに造り直しの予算をとるべきだ(割合からいって県の予算はそれほど大きくはない)。謝罪・予算を議会が許さないなら辞職か議会解散しかない。本筋を共有しないと、この自己保身的な無責任空気が県職員、県議、気仙沼市長、気仙沼市議に伝播してきます。


2)同じ事を何度も書くが<9/20記> 気仙沼市の菅原市長は市民に対して重大な背任を行なっている。宮城県の権力パワーハラスメントに屈したことである。(副知事と地元県議の訪問があった)。そこで、ずばり防潮堤陸側の土地のかさ上げを説得され容認した。防潮堤を低くすることではなく土地を高くすることで、防潮堤の高さのミスを土を盛って隠すことに同意したものである。(猿の朝三暮四より質が悪い取引き)。土地のかさが高くなれば海の眺望が開けると宮城県のごまかしミッションに説得されたかたちである。そうなれば工事のやり直しはない、と。
その結果、菅原市長はこれまでの協議会の合意に向けた努力、理想を求める地権者の矜持を無きものにすることに踏み出すことになる。自分自身はぼろぼろになる。結果の結果は宮城県の国民的(国税)工事ミスが闇に消え、長年に亘る官民合意の努力が反古(ほご)になる。区画土地の醜い(みにくい)高低差が残ることになる。


3)「ここで一番避けたいのは防潮堤は下がらない、背後も上がらないという事態」とは非常に曖昧な認識 背後は「土地区画整理の盛り土には地盤隆起分が反映されないので」隆起分以上には上がりません。そのことは二度合意していることなので避けたいも何も心配には及ばないと思います。避けたいことはただ一点「防潮堤は下がらない」ということです。防潮堤はT.P. 4.1mに下げるべきです。


4)魚町地区の防潮堤躯体の高さの変遷 われわれにとっての基本認識を図面にしてみた。防潮堤についてはまず高さをどうするかが問題であったのでその経過を図面化した(あくまでT.P.基準)。変更に伴う問題の発生は当然いろいろある。しかし、まず表面的な変更を頭に入れなければならない。

 

 

 


※ 3、では他に岸壁の高さを0.6m下げるなど実務的諸変更があるが省略
※ フラップゲートの向きは反対向きかもしれない
※ 宮城県の広報全図面には「基準」がない。あるのは工事仕様とミスの弁解だけ 





 

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