宮古on Web「宮古伝言板」後のコーケやんブログ

2011.6.1~。大津波、宮古市、鍬ヶ崎復興計画。陸中宮古への硬派のオマージュ。 藤田幸右(ふじたこうすけ) 管理人

9.6北海道地震

2018年09月08日 | 写真

9月6日午前3時8分 北海道胆振東部地震発生 震度7(北海道初、厚真=あつま町) 震源37km深 マグニチュード(M)6.7 死者多数 住宅倒壊/液状化も 交通まひ 北海道全戸停電 

 

津波も山崩れも一緒  自然の襲撃には勝てない。

土砂崩れが発生、家屋が倒壊した厚真町吉野地区。6日午前6時15分 
北海道新聞(2018.9.6)


 ☆

…震源地からは遥か、遥か、遠く

手探りで部屋のドアを探しながら人間の無力さを感じている。

かけ声は二階にすら届かず、自然現象からみると

全身を覆うはずの暗闇の恐怖感もとても小さい。

人間一人動ける範囲はほとんどなく、

すでに運を天に委せている。

 

二台のスマホで事態が分かってくる。

夜が空け

水道とガスはある

コーヒーと冷蔵庫のもので朝食。

やがて電波も消えて

新聞を買いに外に出るが

コンビニ2店とも固く閉まっている。

懐中電灯で夕食をとる。

夜中にとつぜん電気がつく、

テレビをつけ、パソコンを開く

冷蔵庫も光電話も使える

文明の復活

間際で

正常化バイアスの後姿をみる。

自分の中のバイアス(偏見)は

こうして日々培われている ──


「3.11神はゐないかとても小さい」(照井翠)

釜石で被災した俳人の句を

北海道新聞の

コラム「卓上四季」が引用していた

 

 

 

 

 

 

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