もっちぃーの宮崎暮らし

宮崎在住の私が、焼酎を飲みながら気ままにやってます(旧「もっちぃーの焼酎ぶろぐ」をリニューアル)。

本日購入「金の露(20度)」

2005-10-29 18:48:23 | 旧「もっちぃーの焼酎ぶろぐ」
焼酎に関するブログなのに、購入情報の少ない私。
理由は簡単、既にストックが多いから(あと経済的にもセーブぎみ…)。
それなりに酒屋には顔を出しているので、いわゆるレア物も結構スルーして
たりしますが…。
ということで、今日は久々に購入したので、書いておきます。
「川越」で有名な「川越酒造」の「金の露(20度)」です。

「川越」といえば、芋焼酎と米焼酎のブレンドで有名ですが、
米焼酎「赤とんぼの詩」と芋焼酎「金の露」のブレンドだと思っている方が
多いようです。
米焼酎は確かにそうらしいですが、芋焼酎の方は別仕込みのようです。
「川越」のベースと「金の露」の材料は同じなのですが、仕込み方が違うと。

「川越」は言わずと知れたプレミアム焼酎ですが、
生産量では「川越」が約3万本くらい、「金の露」が20度、25度を合わせても
1万本くらいで、希少価値では「金の露」の方が高いですね。
その中でも20度は宮崎あたりでしか売っていないのではないでしょうか。
(ということで、本日購入したのは宮崎です。)

さて、私は「川越」よりも「金の露」の方が好きです。
「川越」ももちろん美味しいのですが、甘い「赤とんぼの詩」をブレンドして
あるためか、芋オンリーに慣れた者には少し不自然な甘みに感じてしまいます。
おまけに、しっかり味の「金の露」なので、20度の方がちょうどいい感じ。
「生」で飲むことの多い私なので。
しかも、20度の「金の露」は安いですし(1,700円ちょい)。
25度よりだいぶ安いですね。
(値段では、金の露25度>川越>>>金の露20度、てな感じ)

旨くて、安くて、しかもそこそこ買える。
やっぱり焼酎はこうでなくちゃ!

プレミア焼酎の価値

2005-10-27 18:18:09 | 旧「もっちぃーの焼酎ぶろぐ」
前回まで「森伊蔵」について書いたついでではありませんが、
プレミア焼酎がなぜそんなに高くなるかについて考えてみました。
といっても、だいたい誰でも思いつくとは思いますが…。

まずは、味。
本当に旨いものについては、ある程度の金は出したいもの。
といっても、私は原価の1.5倍出せるかどうかですね。
一升2,000円の焼酎だと、3,000円がギリギリでしょう。
定価が3,000円の焼酎もあるから、3,000円なら出せるような気がします。

次に、所有感でしょうか。
持っていたい、人に自慢したい等の、いわゆるコレクションとして。
これならある程度気持ちは分かりますね。
焼酎好きなら、レア物をかっこよく飾りたいし、
お客さんが来たときには、自慢してうんちくを語りたいし…。

さて、最後、2次利益ねらい。
転売して儲けを狙う者。
もしくは、飲み屋が1杯あたりとんでもない値段で出す、とか。
「森伊蔵」などは、30,000円で買ったとしても、1杯ン千円で出せは、
もとが取れてしまうんですよね。それが今の超高額の一番の元凶でしょう。

さてさて、1杯ン千円の焼酎を飲んでいるのは誰なのか。
私にはあほらしくて全く考えられません。
だって、同レベルの美味しい焼酎を他にたくさん知っているから。
ということは、焼酎のことをよく知らない人が飲んでいるのかな?
 芋焼酎ブーム→一番有名な森伊蔵→それを飲むことがステイタス
みたいな流れが、都会では出来上がってしまっているのでしょう。
そういう人は「やっぱり森伊蔵最高!」とか言ってそうですが、
そんなヤツにはっきり言ってやりたいのは「芋焼酎」が旨いのだと。
他の焼酎も飲んでみなさい、大して変わらないから、と…。

まあ、こんなことを書いても、聞きはしないですね。
そんな人たちは「味」ではなくて「ステイタス」で飲んでいるのだから…。
寂しい人たちです。

さて、最後に私の「森伊蔵」の評価です。
口当たり柔らかな、ちょっとすっきりめの、いわゆる白麹の味。
定価どおりの価値だと思います。

販売方法(その2)

2005-10-23 18:07:45 | 旧「もっちぃーの焼酎ぶろぐ」
前回、森伊蔵について書いたら、急にアクセス数伸びました。
世の中、そんなものですね。

さて、森伊蔵の販売方法についての2回目なのですが、
しばらく前によからぬ噂を聞いたので、そのことについて書いときます。

森伊蔵も、電話抽選だけではなく、酒屋に卸している分があります。
ところが…、しばらく前に、特約店である酒屋へ卸す数が一方的に削減
されたとのことで、、、。
この原因なのですが、噂によると、森伊蔵の特約店の複数の店で、
客に売ったフリをして、高値で転売をしていた店があったとのこと。
まあ、そのような店が特約を切られるのなら当然のことですが、
それと同時に、まじめに?売っていた特約店の分まで数割減らされた
らしいのです。

知り合いの酒屋では、入ってくる森伊蔵のほとんどが
なじみの飲み屋行きだったそうなのですが、
減らされた関係で、数件の飲み屋へ頭を下げて断ったとのこと。
ちょっと不満げでした…。

さて、その減らされた分はどこへ行ったのか?
これも聞いた話なのですが、どうやら電話抽選の分が増えているみたい。
前回書きましたが、電話抽選は、本当に好きな客のもとへ行く方法として、
非常に問題があると思うのに…。
おまけに、特約店には「卸し価格」なのに、直販すれば「販売価格」で
売ることができますから、蔵元の収入は増えてるでしょうね…。
さらにおまけに、某航空会社の通販での森伊蔵は、4合ビンなのに、
定価でえらい金額がついていましたし…。

残念ながら、ちょっとうれしくないお話ですね。

参考までに、たとえば万膳酒造などは、新規に卸す特約店には、
自ら足を運んでちゃんとした販売をしてくれるか確認するそうですね。
よい酒屋からよい客へ。
この流れを作るのは容易ではないかもしれませんが、
人気ある銘柄だからこそ、この手間を惜しんでほしくはありませんね。

(本記事には一部噂話が入っています。個人のブログということでお許しを。)

販売方法?

2005-10-21 18:47:03 | 旧「もっちぃーの焼酎ぶろぐ」
うーん、なんかバタバタしていて、中々ブログ書けませんね~。
読んで下さっている方、すいません。

さて、今日は何を書こうかなと思いつつ「森伊蔵」のビンが見えたので、
森伊蔵の販売方法について書いてみようかな、と。

森伊蔵は、鹿児島の焼酎であって、鹿児島県人に一番飲まれていない
焼酎の一つではないでしょうか。
芋焼酎は鹿児島の「地酒」ですよね。
地酒とは「現地生産・現地消費」の酒のことだと思うのですが、
森伊蔵に関しては、その意味ではもはや鹿児島の地酒ではないのでは
ないでしょうか?

この一番の原因は、みなさんご存知の「電話抽選」によるためですね。
あまりにも人気が殺到してしまったための苦肉の策なのでしょうが、
私はこの方法はとても問題があると思います。
理由は簡単、ものすごい数の「転売」目的の者がエントリーしている
であろうから。
普段はまともに酒屋にも通わないような者も多いだろうし、
もっと質が悪いのが、コンサートチケット等を仕入れるために
電話回線を大量に所有している者(業者?)などもいるであろうこと。
そうでなくても「芋焼酎のことはよくわからないが森伊蔵だけはほしい」
みたいな人もだいぶいるのでしょう。

そういう人たちと、昔から焼酎を飲んできた鹿児島県人とを
同じ確率での電話抽選にしてしまうことは、
「本当に飲みたい人」へ流通させる方法として失格ではないかと思うのです。

では、どうすればいいのか?
やはり、信用おける酒屋に卸して、酒屋も販売方法を工夫する。
たとえば、頒布会に参加する者のみとか。
もちろん、頒布会に参加する者のなかにも転売をやらかすようなふとどき者も
いるかもしれませんが、明らかに電話抽選よりは危険が少ない。

今回は、私が勝手に思ったことを書きましたが、
蔵元の苦労もわからないでもありません。
ただ、もう少し考えたらいいのにな~、と思った次第で…。

(次回もこの続きを書きますね。)

絶品!(その2)

2005-10-16 21:52:18 | 旧「もっちぃーの焼酎ぶろぐ」
数日書き込みをサボってしまい、失礼しました。

さて、前々回に書き始めた私の絶品だと思う焼酎の第2弾、
本日は「櫻井酒造」の「造り酒屋 櫻井」です。

この「造り酒屋 櫻井」は、清酒用の酒米を使った白麹の焼酎です。
芋の悪い部分を徹底的に取り除いているそうで、
そのおかげか本当に雑味がなく「旨み」だけがギュッと詰まった感じです。
私は、きれいで雑味のない白麹には弱いんですよね~。
それに「よい米を使うと美味しい芋焼酎になる」という私の好みにも
ぴったりと当てはまっていますし。
なお、水は「病気が治る」として有名な「関平鉱泉水」ですね。

この焼酎のスゴいところは、本当に味が崩れないところ。
生で飲むとやさしくまろやかな感じなのですが(結構落ち着いている)、
ロックにするとその味が全く崩れないどころか、甘みが増してコクもでる、
お湯割りにすると、そのきれいな風味が何倍にも広がるし…。
ものすごいポテンシャルを秘めているとでも言いましょうか…。

私はこの焼酎を開けると、あっという間になくなってしまいます。
本当に、涙がでるほど美味しい焼酎。
最近では若干入手困難になってきているので、もう少し大事に飲まないと
とは思っているのですが…。
ちなみに、ストックはあと3本ですね。早めに見つけないと…。

余談ですが、この蔵の「金峰 櫻井」は、それほど好みではないです。
もちろん、美味しいかそうでないかと言えば、十分美味しい分類に入ります。
この焼酎は白麹、黒麹のブレンドなのですが、口に入れたとき、
黒麹の香りに白麹の甘みがして、なんだかアンバランス?
白なら白、黒なら黒で飲みたい私なので、両方が同時に来るのになじめなくて。
同じ蒸留酒のウィスキーなどは、ブレンドが主流なので、
焼酎にも今後その可能性が多分にあると思うのですが、
私の舌にはいまいち合わないようで…。
あ、同じブレンドでも同蔵の「小さな蔵」の方が好きですね。

予約注文にて・・・

2005-10-12 22:11:33 | 旧「もっちぃーの焼酎ぶろぐ」
なじみの酒屋さんにて、毎年この時期に季節限定焼酎を注文して
いるものがある。
そろそろかなーと思って行ってみたら、
「もっちぃーさん、今年はもうおわっちゃったのよ…」とのこと。
なんでも、団体さんがダーッときて、予約してしまったようで。
店に予約用の紙が置いてあるのですが、その紙を置きはじめる日の
情報が出回ってしまったらしく、結構あっという間に終わってしまった
とのことだったようです。

「店頭用の分も少しあるから、その分をわけますよ。もっちぃーさんも
名前を書いていってください。」
といって紙を追加で出して下さったので、とりあえず1本いただけそうです。
助かりました…。

うーん、焼酎ブームは下火になってきたのではなかったのかな~?

都会のブームはカッと盛り上がって、サッと引いてしまいますが、
田舎の方のブームは、遅れて、なだらかにやってきますよね(一般的に)。
ということで、鹿児島では今もブーム真っ盛り???

まあ、ブームでなくても、鹿児島県人はこれまでもずっと焼酎を飲み
続けてきた訳で、今回のブームが「良さの再認識」ということになって、
今現在でも人気が続いているのであればよいのですが。
一過性のものはブームですが、これが継続するなら「文化・産業の発展」
ですからね。
そうあることを(なることを)切に願うばかりです。

(酒屋さんに了解を取らずに書き込んでいますので、店名、焼酎の銘柄の
 記載は控えさせていただきました。)

絶品!(その1)

2005-10-09 18:05:40 | 旧「もっちぃーの焼酎ぶろぐ」
毎回、えらそうに焼酎について語っていますが、
そろそろ、私の本当に好きな焼酎をいくつか書いてみようと思います。
今日はその第1弾、「大石酒造」の「甕御前」です。

「甕御前」といえば「侍士の門」で有名な「日本侍士の会」のPBですが、
同会の他の焼酎も美酒ぞろいのところ、私はこれが一番ですね。

最近では作るのが難しい黄麹の焼酎も増えてきましたし、
「富乃宝山」や「海」など「ロック向きのさわやかな焼酎」として、
人気もあるようです。
この「甕御前」も黄麹なのですが、上記の黄麹焼酎とはだいぶ趣が
異なりますね。
甘くて、深い。あえてたとえるならカラメルのような甘さと香り。
本当に奥行きのある焼酎です。
明治のころまでの黄麹の焼酎は、こんなかんじだったのかな~と
私が一番感じる焼酎でもありますね。
製造元の「大石酒造」さんは、昔ながらの製法などこだわりをもって
作っておられるところですし、この焼酎も寒い時期になってから、
甕壷にて丁寧に作られているとのこと。

私はこの焼酎が本当にすきなもんですから、のんびりゆるゆるとやり
たい日には「生」でちびちびとやってます。
「生」がいちばん美味しいと思いますし。
本当に、涙が出るほど美味しい!!!

惜しむらくは、この焼酎は出荷時期と販売店が限定されていること。
若干入手に手間を要しますが、毎年必ず数本手に入れるようにしています。
みなさんも「昔ながらの本当の焼酎」を、ぜひご賞味あれ。

(写真は「日本侍士の会」HPから転写しました。)

杜氏潤平

2005-10-07 18:25:30 | 旧「もっちぃーの焼酎ぶろぐ」
本日は、宮崎・日南の小玉醸造「杜氏潤平」です。
相変わらず、宮崎の焼酎が多めの私ですね。

さて、この「杜氏潤平」も入手困難で名が知れておりますが、
幸いにも、私は数本のストックがあります。
手持ちは全て4合ビンなのですが、それは酒屋さんの店頭において
あるのがほとんど4合ビンだから。一升瓶は業務店用に優先的に出す
ようにしているらしいので、ほかの焼酎よりも一升瓶をみる機会は
特に少ないはずです。

手造り麹で、紅寿という変わった芋を使っていて、とても繊細な
香りと味わいです。似た焼酎がないというのが、人気の原因でしょうか。

さて、この焼酎は、本当に飲み方を限定する焼酎です。
なぜかと言うと、温めても、冷やしても、香りが飛んでしまうのです。
ほんとに繊細なのです。私は「ガラスの焼酎」と呼んでいますが…。
だから、私はほとんど「生」でしか飲みません(飲めません)。
以前、居酒屋にてロックで飲んでいた人たちが、
「味も香りもしないね~」なんて言ってましたが、飲み方間違えてます!
特に、酔ってから飲んでも繊細さが伝わらないので、
やっぱり、一杯目に、生で。これ最高。

余談ですが、中々手に入らない方、宮崎の一番背の高いホテルの
地下に行ってみて下さい。ちょっとプレ値ですが、置いてあります。
プレ値販売には反対の私ですが、どうしてもほしい方はどうぞ、
ということで…。

評価は???

2005-10-04 20:08:07 | 旧「もっちぃーの焼酎ぶろぐ」
焼酎ブームのおかげで、たいていの蔵は「勝ち組」になっているので
しょうね。
特に、雑誌などの高評価により人気銘柄となり、蔵を増設されたような所。
(どの辺りの蔵のことを言っているのか、だいたいわかりますよねw)

逆に、小規模で昔ながらの作りをしている蔵で、質を落としたく
ないと増産に踏み切っていないところは、あまり儲けてはいないのかも
しれません。
それよりも、品薄の苦情が増えて、かえって忙しくなってたりして…。
そういうところは、収入としては増えていないかもしれませんね。

さて、小規模で丁寧な作りをしている蔵は、
味の良さ、生産量の少なさからレア物になったりすることもあります。
ところが、どういう訳か雑誌などであまり取り上げられず、
その流れから取り残されているところもいくつかあるような気がします。

長い前置きになりましたが、そんな中で私がもっと評価されていい
と思っているのが、「大和桜酒造」です。
手作り麹で、1次・2次ともに甕壷仕込みの「大和桜」、
そして、10年近い貯蔵酒の「いちき」と、個性的な銘柄があります。
味は濃い目で、少しくせのあるタイプ。
どちらも、凝った作りの割には安価ですし。
なのに、なぜかあまりオススメされているところを、見たり聞いたり
したことがないんですよね???
(私の漠然とした感触です。違うイメージをお持ちの方すいません。)

なお、一つ注文を出すとしたら、ラベルでしょうか。
丁寧なつくりをしていることをぜんぜん謳っていないし、
「いちき」に至っては、古酒であることすら書いてないんですよね。
まあ、人気や儲けが全てではないですから、
外野の余計な心配かもしれませんが…。

本日は「神座」

2005-10-02 20:03:32 | 旧「もっちぃーの焼酎ぶろぐ」
たまにはしっかり飲みたい気分だったので、
以前開けていた「神座」をロックにていただいております。

それにしても、味も香りも濃いですね~。
ロックにしても味は薄まらないし、香りもしっかりしています。
県外人であるヨメは、焼酎臭いといってヤな顔してますが。
(県外人にとっては、いつでもどこでも焼酎がおいてある鹿児島の
 文化は、理解しがたいところがあるようです…。
 焼酎飲みのダンナとしては、結構困ったところですが…。)
28度という少し高めの度数も、ガツンとやりたい向き?にはよいですね。

「尾込商店」の黒麹・28度といえば「池の鶴」がありますが、
そちらのほうが、より辛口ですよね。ちょっと辛すぎでしょうか。
ただ、たまに無性に飲みたくなるときもありますが(w。
白麹の「さつま寿」も含め、尾込さんの焼酎はどれも濃いですよね。
ただ、濃いは濃いのですが、その中に変な雑味がないので、
ついつい杯がすすんでしまうのも、この蔵の特徴でしょうか。

さて、これからの季節は尾込さんの焼酎は出番が多くなることでしょう。
お湯割したときに味、香りに「のびがある」とは、
尾込さんの焼酎のためにあるような言葉ですよね。
しっかり味のお湯割りをいただきたいときには、是非!