もっちぃーの宮崎暮らし

宮崎在住の私が、焼酎を飲みながら気ままにやってます(旧「もっちぃーの焼酎ぶろぐ」をリニューアル)。

八重桜シリーズ

2006-03-29 00:18:20 | 旧「もっちぃーの焼酎ぶろぐ」
前回の記事の中で、勢いで「八重桜シリーズ」なんて
書いてしまいましたが、私が勝手にそう呼んでるだけの
ものなので、せっかくだから各銘柄の紹介をしときます。
例によって?、写真のがきんちょは親父の趣味ですので、
悪しからず。

①「八重桜」
古澤醸造さんの定番銘柄。
定番銘柄ということで、値段も手ごろなんですが、ちゃんと甕仕込み、
甕貯蔵しています。白麹(以下も全て白麹ですが)特有の酸味があり、
やさしいのが多い宮崎の中では、腰が強く香りもしっかりして
いるタイプです。

②「夢の十三里」
上の八重桜を、30度で割り水しているもの。その他仕込みは全く
変わらない(ハズ)です。
あえて濃い目にしているということは、スピリッツ感覚でクイッとやって
ほしいからなんだと思いますので、濃い目のロックで、ガツンとやりたい
ときの焼酎でしょうか?
この焼酎、あまり見ない気かしましたので、これを写真掲載しときました。

③「八重桜・原酒」
名前のとおり八重桜の原酒。36~37度くらいあります。
あまり見ることもないので、出荷数量は少ないんではないでしょうか。
渋い古風なラベルになってます。
ちょっとお値段もしますから、実は私も買ったことないんですけど。
一升瓶の原酒は、飲み干すのが大変そうで…。

④「八重桜・手づくり」
通常の八重桜はドラム→三角棚での製菊ですが、こちらは手づくり麹で
仕込んだ八重桜。
その他、何が違うのかまではよくわかりませんが、確かに少し味が違う…。
質は同じなんですが、ちょっと違うんです。
若干上品に感じるのは、手づくりという名前のせいなのか、はたまた
実際にそうなのか…。飲みくらべてみるのも楽しいと思います。

⑤「一壷春」
これは古酒でして、「八重桜・手づくり」の3年貯蔵です。
寝かせるとは不思議なもので、ちゃんと余計な角がとれて、まろやかに
なってるんですよね。荒々しさが消えて、丸み、落ち着きがあります。
私の好みでいえば、普通の八重桜(or手づくり)の若干荒い感じのほうが、
この焼酎っぽくて好きかもしれませんが。
なお、この焼酎は、壷に入ったものもあります。一升で5000円くらい
しますので、ちと高いですが…。

以上、5酒類をもって、私は勝手に「八重桜シリーズ」と呼んでいるのですが、
これらに共通するのが、しっかり味でドライであるということ。
他の地方の方はロックで飲まれることが多いということですが、やはり、
ドライな白麹をお湯割でいただく、この快感を、是非とも味わっていただきたい
と思っている私です。
特に「八重桜シリーズ」は味がしっかりしていて、くずれないのでオススメ
なんですけどね。

-おまけ-
八重桜には「麦焼酎」「米焼酎」もあります。
また、八重桜の麦焼酎の3年貯蔵が「古澤」という銘柄になります。

「楔」と「摩無志」

2006-03-23 21:28:20 | 旧「もっちぃーの焼酎ぶろぐ」
お約束どおり?、「楔」と「摩無志」を入手しました。
なぜこれを購入したかは、コチラ ←の記事及びコメントを
どうぞ(ちと長いですが)。
ちなみに、写真中央のがきんちょは、本文とは
関係ありません… (っ´▽`)っ

まずは「楔」。
やさしい味わいの焼酎が多い大海酒造の中では、しっかりした
骨太の焼酎だと聞いていましたが、いざ!

確かに、少し濃い目の焼酎ですね。アルコールのピリピリ感も少し。
ただ、何だろう、この味、清涼感のある感じ。
誤解を恐れずあえて言うなら、「くじらのボトル」の無濾過があったら
こんな感じかなー、って思いました。
そして、大海さんのやさしい焼酎が好きな私からすると、
この清涼感のある味をムリして濃い目にしなくてもよかったかな~
とも感じました。
逆に言えば、大海さんの通常銘柄を物足りないと感じている方には、
ちょうどよいくらいの焼酎なのかもしれませんね。

あ、味はいいですよ。すっきりした白麹なのに、コクがあって、
なのに後味がすっきりしている。
この、後味すっきりが寿鶴水なのでしょうか? よくわかりませんが。

次に「摩無志」。
コイツは旨いですね。さすが古澤醸造さん、角がなくほんとにまろやか。
しかもしっとりとした土臭い味わい(←褒め言葉)は、この蔵ならでは。

さてさて、ここで大きな問題??が…。
コメントをいただいた弁慶様の情報によると「黒麹」とのことだったんですが、
古澤醸造さんて、最近出した「黒テン ひとり歩き」(「テン」の漢字が?)が、
現在唯一の黒麹の焼酎だったのではなかったのでしょうか???
その他、八重桜シリーズやひとり歩きは白麹ですし…。

じゃあ飲んだ感じではどうなんだと言われると難しいのですが、
深く濃い味わいは、確かに黒麹っぽさがあるのですが、
後味のすっきりした小さな酸味、苦味は、白麹のそれを感じる。
特に八重桜っぽさがほんのり感じられるというか…。

んで、ホント誤解かもしれませんが、私の答えは、
「白・黒ブレンド」ってな感じです。ちょっと白が強いめの…。
はずしてたら私の味覚は完全に疑われてしまいますね…。
コワイな~。
詳しい方いらっしゃいましたら、教えてください。
今日の大きな疑問でした。

(あ、ギルド系全体に関するイメージが変わったかどうかについては、
また改めて書きますね。)

ようやく入手-萬膳庵

2006-03-21 23:57:46 | 旧「もっちぃーの焼酎ぶろぐ」
最近なかなかタイミングよく焼酎屋へ行けていなかったので、
万膳酒造さんの焼酎は、今期仕込み分では初めてです。
先に出荷されていた萬膳より、萬膳庵の方が入手は先になって
しまいました。
7年目の木樽蒸留器の味はどんなもんでしょうか?

今年の万膳さんの焼酎で一つ気になっていたのが、
ラベルの「住所」の表示。
姶良郡霧島町は市町村合併で「霧島市」となったのですが、
ちゃんとラベルの住所も変更されていますね。
加えて、大字、小字の表示も若干変わっていますので、
確認してみるとおもしろいです。

そういえば、昨年の流鶯(黒麹)の出荷は3月末だったと
思いますので、今年もそうならもうすぐです。
私はタイミングよく酒屋へ行けそうにもないので、
今年は入手は難しいですね、残念。

あと、もう一つ情報なのですが、
先日書いた新銘柄の情報について追加で話が聞けました。
「△△錦」の米の生産者の方が、この銘柄用の芋も提供したようです。
新銘柄の焼酎は、ラベルの生産者の欄に、米、芋ともにこの方の
名前がでるようです。
誰なんでしょうか? 発売されてからのお楽しみですね。

ちなみに、この焼酎は年が明けてから仕込んだようです。
一番最後の方だったんでしょうか。
発売はいつになるのか分かりませんが、楽しみです。

ギルド系って・・・

2006-03-07 01:14:09 | 旧「もっちぃーの焼酎ぶろぐ」
今日の記事の内容は、ちょっと乱暴なところがあるので、
あらかじめご容赦を…。

いわゆる「ギルド系」焼酎ってありますよね。
正確には「酒職人ギルド」というPBを出す酒屋の集団があって、
そこが出している焼酎のことらしいですが。

毎回えらそうに焼酎のことについて書いている私ですが、
実はこのギルド系というものには、とんと興味がなくて…。
もちろん、銘柄くらい知ってますよ、「もぐら」「楔」「竈」
「黒さそり」「あやかし福助」等々。
個性的なデザインのラベルが目をひきますので、気になる存在
ではありますが…。

んで、私が興味を示さない一番の理由は、
「素性が知れない(素性を公表していない?)」ということ。
通常、PBといえば「○○にこだわりました!」などと、PBとしての
「売り」を強調していて、だからこそ若干値段が高くても、
「それならば一度試してみようか!」ってな感じで、試してみるもの。

ところが、なんだかギルド系からはそんな興味が伝わって来ず…。
いや、確かにウラのラベルとかには書いてありますよ、
結構かっこいいことが。
ただ、その内容は、その蔵では他の焼酎でもやっているようなこと
なんですよね。
たとえば、「楔」(大海酒造)が、「寿鶴水」を使っているとか。

私が知りたいのは「その焼酎は何が違うのか」ということ。
それこそが、PBのPBたる本質なのではないかと。

今回、なぜこんなイジワルな書き方をするのかというと、
以前に酒屋さんとの会話で以下のようなのがあったもんですから…。

もっちぃー「○○酒造が△△という焼酎(ギルド系)出してますよね」
酒屋さん「ああ、あれね~、………。」
もっちぃー「あの焼酎の仕込って、何が違うんですか?」
酒屋さん「実はあれは、あの蔵の○○って焼酎のブレンド比を代えて
   るだけなんだよね。特に特別な仕込みはしてないのよ。」
もっちぃー「じゃあ、美味しくないの?」
酒屋さん「いや、もとの焼酎が美味しいから、美味しいだろうけど、
   ラベル代えてまでして、高くで売るもんじゃないよね。
   蔵元にも名前を落とすようなことはやめたほうがいいと言ったん
   だけどね…。」
もっちぃー「………。」

もちろん、上に出した例が全てとは言いません。
ギルド系の焼酎について、私は知識が無いもんですから、
「そんなことはない」というご意見がある方がいらっしゃいましたら、
暴言撤回しますのでよろしくお願いします。

ああ、酔った勢いで、悪口書いちゃったな~。