私の治療のベースは「マニュアルメディシン:徒手医学」にあります。
これは神経筋骨格系に生じた障害(整形外科的な疾患の中で慢性期に入ったものが主たる対象です)を
徒手で行う科学的根拠をもとになされる医学的な介入を指し、
カイロプラクティックやオステオパシー、あんまマッサージ指圧といった
「手」で行われる医行為全般を包括する概念なんです。
この「包括的な」ってのがいいですよね。
変に「流派」毎の垣根を作らない感じ⁉
様々な先人たちの知恵を平らかな眼で見つめ、
良いものは良いものとして受け入れる姿勢というか…
それがいいなって思うんです。
私がこれに出会った時には師匠から
「日本ではマイナーだけど、これがグローバルスタンダードなんだよ!」
と聞かされました。
こん時きゃもう、びっくりしましたね(*´Д`)
幕末の侍が初めて黒船を観た時ぐらいの衝撃でした。
でも、海外の方の治療をしていると
どうもそうでもないのかもしれないな…
と思うんですよね。
今回に始まったことではないのですが、
海外の方の治療をするときまって
「これは気功か⁉(筋膜リリースやポジショナルリリースを掛けた時)」
「これが日本の整体か⁉(スラストテクニックやスイッチバック、FRATを掛けた時)」
と驚かれるんですよ。
今回の香港では
「これはブードゥーマジックか⁉」
なんて言われる始末(^^;)
これには私も大笑いでした。
しかし、「ブードゥー」って「ゾンビ」とかのあれでしょう!?
いろいろ言われてきましたが、呪術の類といわれたのは初めてでしたね。
ちょうどポジショナルリリースとスイッチバックを掛けていた時だったんですが、
きっと怪しげに見えたんでしょうね(^^;)
それでも皆さん、介入直後の変化に驚いてくれるんです。
外人さんってリアクション大きいですから、嬉しいですよね(^^)
こうした時に
「これは君たちの国から学んだ技術だよ。(スイッチバックやFRATは違いますが、そこに行き着くベースはやはり徒手医学です)」
というと決まって
「こんなの見たことないよ!?」
と反ってくるんです。
私たち専門家の中ではグローバルスタンダードなのかもしれませんが
全世界的には、仮に本場でも少数派なのかもしれませんね。
そう言えば、格闘技界でも似たようなことがありましたね。
日本発祥の「柔術」がブラジルに渡って「JYUJITU」になって日本に帰ってきて広まったのは
ご存知の方も多いと思います。
むぅ…( ̄ー ̄)
徒手医学もそうなったら面白いかもしれませんね。
がんばろう。
○マッサージ・鍼灸・整体治療の専門院|とよたま手技治療院|東京・練馬区
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