<初めに>
今回は専門家の先生方への情報が多く、一般の方には『面白くない』記事となっております。
一応、一般の方でもわかるよう、書いたつもりではありますが…
(「機能的姿勢評価法」とは、手技療法を実施する前段階で、いかに身体を読み解くか、というたいへん重要な技術です)
「え、治療法? 興味ないよ。」
な方は…さらりと流していただきながら、治療家の地道な努力を垣間見ていただけましたら幸いです。
<さて、本題です>
去る9月18・19日
とよたま手技治療院にて姿勢評価に関する講義を行いました。
この講義、3月の地震で延期になっていた回の講義なんです。
いやぁ~、ようやっとできた
といった感じで、ほっとしています。
以下はその模様です。
▲左右対称な骨の突起などをランドマークとして利用し、姿勢の崩れを読み取る練習をしています。
▲背骨を横に倒し、側屈した姿勢から仲間外れになっている「側屈できない椎間」を探しています。
モデルに立っていただいた先生は、立位での観察で胸部に左凸の側彎が見られました。
『脊柱の制限か!?』
とも考えたのですが、調べたところ脊柱の関節に大きな制限はありません。
頭・胸郭・骨盤の位置関係から
一見「スパイラルラインの機能亢進」とも考えられたのですが
実はそれすらも二次的な変位で、
原発は右足関節の内反方向の不安定性と足部の過回内で
そこから波及した不良姿勢であった
というケースです。
『先ずはベーシックなところを紹介しよう』
と選んだ相手が、意外に<応用問題>な方だったため
内心舌打ちをしつつも(笑)
淡々とお話を進めさせていただきました。
(ちょっとだけ「舌打ち」気分が漏れ出していたかもしれませんがそこは愛嬌でカバーです。)
さて、中身が分かったところで「修正法」の紹介となるトコロなのですが、
足部にある制限を一つ一つ説明しながら解除し、動的な安定性を再建する
という過程を紹介するには時間が限られていたために
「お手軽、テニスボールエクササイズ!」
での修正とさせていただきました。
テニスボールの上で1分ほどバランス訓練をしたところ、
その後の検査では脊柱の側屈は綺麗に整っておりました。
▲これは屈曲時の脊柱の動きを追う練習です。
▲こちらは回旋運動での寛骨の動きを追う練習です。
さて、「徒手医学における評価と徒手による介入法」をシリーズで展開していますが
この回では、姿勢から筋骨格系の問題を読み取る方法を
修正法を含めてご紹介しました。
胸部の側屈制限の修正法として胸郭の操作について
「あとで動画を見直しながら練習したい!」
と、熱心なご要望をいただいたため、
機械音痴の私ではありますが、
ひーひー言いながら動画を編集いたしました。
どうぞご覧下さい。
今回は専門家の先生方への情報が多く、一般の方には『面白くない』記事となっております。
一応、一般の方でもわかるよう、書いたつもりではありますが…
(「機能的姿勢評価法」とは、手技療法を実施する前段階で、いかに身体を読み解くか、というたいへん重要な技術です)
「え、治療法? 興味ないよ。」
な方は…さらりと流していただきながら、治療家の地道な努力を垣間見ていただけましたら幸いです。
<さて、本題です>
去る9月18・19日
とよたま手技治療院にて姿勢評価に関する講義を行いました。
この講義、3月の地震で延期になっていた回の講義なんです。
いやぁ~、ようやっとできた
といった感じで、ほっとしています。
以下はその模様です。
▲左右対称な骨の突起などをランドマークとして利用し、姿勢の崩れを読み取る練習をしています。
▲背骨を横に倒し、側屈した姿勢から仲間外れになっている「側屈できない椎間」を探しています。
モデルに立っていただいた先生は、立位での観察で胸部に左凸の側彎が見られました。
『脊柱の制限か!?』
とも考えたのですが、調べたところ脊柱の関節に大きな制限はありません。
頭・胸郭・骨盤の位置関係から
一見「スパイラルラインの機能亢進」とも考えられたのですが
実はそれすらも二次的な変位で、
原発は右足関節の内反方向の不安定性と足部の過回内で
そこから波及した不良姿勢であった
というケースです。
『先ずはベーシックなところを紹介しよう』
と選んだ相手が、意外に<応用問題>な方だったため
内心舌打ちをしつつも(笑)
淡々とお話を進めさせていただきました。
(ちょっとだけ「舌打ち」気分が漏れ出していたかもしれませんがそこは愛嬌でカバーです。)
さて、中身が分かったところで「修正法」の紹介となるトコロなのですが、
足部にある制限を一つ一つ説明しながら解除し、動的な安定性を再建する
という過程を紹介するには時間が限られていたために
「お手軽、テニスボールエクササイズ!」
での修正とさせていただきました。
テニスボールの上で1分ほどバランス訓練をしたところ、
その後の検査では脊柱の側屈は綺麗に整っておりました。
▲これは屈曲時の脊柱の動きを追う練習です。
▲こちらは回旋運動での寛骨の動きを追う練習です。
さて、「徒手医学における評価と徒手による介入法」をシリーズで展開していますが
この回では、姿勢から筋骨格系の問題を読み取る方法を
修正法を含めてご紹介しました。
胸部の側屈制限の修正法として胸郭の操作について
「あとで動画を見直しながら練習したい!」
と、熱心なご要望をいただいたため、
機械音痴の私ではありますが、
ひーひー言いながら動画を編集いたしました。
どうぞご覧下さい。
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