今年も「ギックリ腰にご用心!!」

2008年01月05日 | Weblog
きょうは急な「往診依頼」の電話がありました。

昨年の夏にご来院いただいた方からのの電話でした。

何でも昨日から急に腰が痛んで今朝は歩く事もできないとのこと


普通でしたら、「整形外科」の受診をオススメするところなのですが、

経過を聞いて見ると「座った姿勢から立とうとしたときから痛み出した」

といったところが「きな臭い

いろいろと電話口で問診していると

痛みの原因は「ケガ」ではなさそうです。

何とか出来そうだったので「では、伺います!」という事に


お会いしてみると、なるほどひどい有り様です。

寝返り一つにも苦悶の表情を浮かべています。


『これはスッキリは行かないな』

との予想どうり、痛みは治療後3割減とのことでした。

でも、ずいぶんと動けるようになり

先ほど頂いたお電話では

患者さん「先生、ずいぶん歩けるようになりました!

私「それは良かった!

患者さん「少し様子を見ます。

とのことでした。

治療後の4時間の間にさらに回復されたのですね。

いや、ホンとよかったです


この方に限らず冬場は「急性腰痛」の患者さんが増えるんですよね…

おそらく、コタツで脚投げ出して背中丸めて長時間座っていたりするのも

原因になっているんじゃないかなぁ。

なぁ~んて思います。

「コタツでしばらくTVを見てた」姿勢から

急に立ち上がろうとするとき

この瞬間が危ないんです

心当たりの方は、「コタツでしばらくTVを見てた」姿勢から

立ち上がるときは気をつけて下さいね



【なぜか!?】

コタツに足を突っ込み、背を丸めた長座位の姿勢では
腸腰筋が弛緩・短縮し、起立筋や多裂筋は
めいっぱいストレッチされています。

長時間こういった状態が続いた場合、
急な体動から筋紡錘がパニックを起し、
ストレインを誘発することがあるのです。

さらに詳細な内容が知りたい方は「Dr.ジョーンズの ストレイン-カウンターストレイン」という本を読んでみて下さい

名著ですよ

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