すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

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鳥取県24年度当初予算案

2012年03月17日 | 日記
 2月20日から始まった2月定例県議会も、来週の月曜日で閉会となります。今、議会のメインのテーマは総額3,302億円(前年度6月補正後3,334億円、△32億円、△0.9%)の平成24年度一般会計当初予算案の審議です。
 平井知事は「記録的な円高の進行や、企業再編、生産拠点の海外流出など一段と厳しい雇用・経済情勢の中、雇用経済対策をはじめとする多方面の政策課題に応え、鳥取県の未来づくりをリードする多面的・複合的な政策展開を打ち出していくため、雇用経済対策関連事業を切れ目なく実施する16ヶ月予算として位置付け、「夢・未来チャレンジ」、「産業・雇用元気チャレンジ」、「絆・あんしんチャレンジ」の3つのチャレンジを念頭に、限られた財源を効果的に活用した予算編成を行った」としています。
 主な事業は、地域医療再生基金事業:27億円(+18億円)、介護保険運営負担金事業:86億円(+13億円)、高等教育機関等支援事業:11億円(+10億円)、災害公共:60億円(+10億円)、まんが王国とっとり建国記念事業:9億円(+9億円)、単県公共:91億円(+8億円)、緊急雇用創出事業:27億円(△21億円)、補助公共事業(直轄事業負担金含む):334億円(△12億円)などです。
 境港の交流館の雨漏り補修費とまんが王国とっとり建国事業の二つは、本会議でも、委員会でも議論になりました。「大切に税金を使う」。当たり前のようなことですが、この二つの事業でも、本当にそうなのかという疑義があったからです。
 25億円もかけて建築した交流館は何度も何度も補修しながら雨漏りがなおらず、また、5億円もかけて修理するというお粗末な話です。しかも、当時の資料が文書管理のルール通りに破棄されていて、調査もままならないというのですから問題です。平井知事も「今後は文書保管のルールを含め、見直したい」と問題点を率直に認められ、議会も「今後はしっかりしてくださいよ」という意味の付帯意見を付ける方向です。
 まんが王国のメイン事業である「マンガ博覧会」は今年8月に開幕しますが、準備は遅れ気味です。まんがというテーマはなかなかいいと思います。様々な展開が考えられることに加え、誘客力があると思います。大事なことはまずイベントを成功させること。みんなで盛り上げていきたいと思います。そして、成功したら、その成果を一過性に終わらせず、地域産業の育成につなげていくことだと思います。月曜日の本会議では賛成討論をしたいと思います。
 
コメント (2)
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