すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

本会議で初登壇しました①

2011年06月11日 | 日記
県議会が開会中ですが、9日に一般質問に立ち、本会議デビューいたしました。

一般質問の制限時間は25分。いや、あっという間に終わってしまいました。どんどん、時間がなくなっていくのに、話したいことは山ほどあって……。自分の未熟さも感じましたが、やはりそでも、本当に短いと思います。しかも、年4回しかありません。私は議会改革推進会議の委員でもありますので、どれくらいの長さが、適当か、議論したいと思います。

 私たちの会派「かけはし」の本会議で質問は森岡さんの代表質問に始まり、私が最後です。1人1人で完結し、そして、4人を通しても1つの質問になるように考えました。また、任期中、本会議で質問する機会は16回ありますので、今回は総論として、県政運営の哲学、理念を伺うと共に、未来に向かって実現していただきたい、時間のかかるいくつかの提言致しました。次回以降は各論として、財政、雇用、福祉、教育など毎回テーマを決めて議論をしたいと思っています。

ます、政治家の政治哲学、思想性は、つまるところ、どんな理想の未来像を描いているかに帰着するので、知事である平井さんの理想像を聞きました。私はシューマッハの「スモール・イズ・ビューティフル」を紹介し、そこで説かれている地域の必要に応じ、地域の資源で生産活動を賄う循環型経済という考え方は示唆に富むし、完全雇用と最小限の消費で最大限の幸福を得ることができる地域を創るべきだという提言も、鳥取にはいいんじゃないかと聞きました。平井さんも「スモール・イズ・ビューティフル」は読んでおられて、「石油ショックを予言した本として、有名ですよ」と話され、シューマッハの考えは鳥取にとって、ひとつの理想かもしれないと応じてくれました。

 次に引用したのが、ジョン・F・ケネディーのアポロ計画です。ケネディーは1961年5月25日、上下合同議会で、今後10年以内に人間を月面に着陸させ、安全に地球に帰還させると表明しました。この演説の中で「人類にとって、これ以上に素晴らしく、これ以上に重要な計画はないだろう。しかしながら、これ以上に遂行が困難で、費用のかかる計画はないだろう」と語っています。ライス大学では「我々が10年以内に月面有人探査という道を選択したのは、それが容易ではなく困難であるからだ。そして、我々は、その挑戦を後回しにせず受けて立つことを望み、これに勝利する意思があるからだ」と演説しています。困難に敢えて立ち向かうこの姿勢こそ、私は政治家のあるべき姿だと思っていますが、平井さんはどう思うかと質問したんですが、確かにそうだと受けてもらいました。

 そして、実現可能性も重要だが、県民と一緒になって大きな、大きな夢に向かって困難に立ち向かうことも大切だ。価値観が多様化した平成の世に生きる私たちは、司馬遼太郎が小説「坂の上の雲」で描いた明治の人たちのように、坂の上に浮かぶひと筋の雲を目指して、ひたすら坂を登るというメンタリティーを持ち合わせてはいません。だからこそ、しっかりとした哲学、理念に支えられた大きな夢を提示することが欠かせないと訴えました。そして、各論へと入ったいったのですが、ここでもう10分近くを消化。予定では5分だったので、焦り始めました。それと同時に、だんだん口調が速くなり始めたのです。(続く)
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