すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

11月議会一般質問① (私の質問①)

2011年12月30日 | 日記
 11月議会でも一般質問に立ちました。時間は25分。本当に短いです。私は有権者の皆様に分かり優しい議会にしたいと思っています。それは県議会は有権者である県民の皆様のために、県民の皆様から授権されて、県民の皆様の代表が運営しているからです。「議会は議員が議論する場で、有権者は関係ない」と言われる議員も居られますが、これは本末転倒です。常に県民の皆様と共にあり続けるのが議会だと思っています。パワーポイントの導入を提案していますが、まだ認められていませんので、印刷して配りました。今回は河北省との交流の充実、マンガサミット鳥取大会の成功に向けての2点について質問いたしました。


手にしているのがパワーポイントで作成した資料です。


平成23年11月定例会砂場議員一般質問(平成23年12月7日 3番)

○副議長(稲田寿久君)再開いたします。
 引き続き、一般質問並びに議案に対する質疑を行っていただきます。
 3番砂場隆浩議員
○3番(砂場隆浩君)(登壇、拍手)会派「かけはし」の砂場であります。来年は、日中国交40周年を迎えます。私は、去る10月23日から27日まで、伊藤議長を団長、銀杏議員を副団長として、新人議員4人の計6人で中国・河北省に訪問してまいりました。北京市では、第12回国際マンガサミット北京大会、河北省の石家荘市では友好提携25周年記念式典に参加をいたしました。そのときは知事も一緒に参加をさせていただきました。その後は議員団だけで廊坊市の植林地、そして林業局、産業開発区などを視察してまいりました。大切な県民の皆さんの税金を使わせていただきました以上、やはりそこで得ました知見や見識等を県政に反映していただきたいと、そういう思いで訪中しました議員6人で話し合いまして、今回質問をさせていただきます。思いは、日中国交40周年に向けて河北省の交流が今以上に実りあるものになること、もう一つは、鳥取で開かれますマンガサミットが成功になるということでございます。きょうは本当はパワーポイントを使いたかったのですけれども、そういう設備がありませんので、パワーポイントをペーパーに落としています。数字があります、その1から4の数字に合わせて話をさせていただきます。

 今回の訪中で一番大きかったのは、やはり河北省の張代省長との会見だと思います。そこで張代省長さんのほうからは、1つは、ハイレベルの相互訪問を継続してはどうか、成長、成果を出している分野、経済、農林、教育、環境の分野での交流を発展させてはどうか、そしてチャーター便を例示に出しながら観光の推進を言われました。この会談には、右側にそのときのリストが出ておりますけれども、各庁の長官、そして局長がすべてそろうというような河北省側の力がそこでわかると思います。そして知事は、このとき3つとも大賛成でありまして、ぜひともこれから両省県の政府同士で話し合いを進めてまいりたいというふうにおっしゃいました。
 では、具体的に交流がどうかというと、2を見ていただきたいのですけれども、農業分野の人的交流は1987年、提携が始まってすぐ始まるのですが、2003年に終了しております。これ以後、人的交流はないわけであります。この間、研修生が77人、研究生を26人受け入れまして中国には23人派遣しています。ところが、中国に行って驚いたことに、このとき行っている研修生ですとか研究員が、みんな課長とかセンター長とか中国の農林政策部の中央の部分に座っておられるわけです。そして伊藤議長が課長補佐のときからのおつき合いらしくて、皆さんが異口同音に、髪の毛が白くなって少なくなった以外は何も変わりませんね、我々の友情は変わりませんねと繰り返しおっしゃっていたことが非常に印象的でした。

 では、なぜ中止になったのか。鳥取に帰って聞くと、1つは、果実を中心に10年以上研究、交流を続けたけれども、鳥取県にとっては成果がなかったと。68種類の種や系統を入れたのですけれども、1つは雨が多い、もう一つは湿気が多い、病害虫が出るということで、なかなか成果が出なかった。それから中国からの要望で緑化研修生を2002年と2003年に入れていましたけれども、中国側はGPSを使った大規模な林業経営を勉強したかったそうですけれども、なかなかそういう実例がなかったということ、それともう一つは、化学農薬にかわる防除技術を両方の研究者で研究しようということで、相互派遣を2001年、2003年にありましたけれども、余り得るものがなかったと、こういう理由で中止になったそうであります。

 それともう一つは、研修生が変化をした。7カ月いるわけでありますけれども、支度金として2万 5,000円を中国の方に渡します。そしてこちらの生活雑費が毎月4万円、そしてフェリー代を支給いたします。そうすると、最初のころには非常に向学心に燃えた方々が多かったのですけれども、そうではなくて、生活雑費等の支給等の経済的理由に来られる方が目立ち始めたということなどが理由でなくなったというふうに聞いておりますが、果たしてそれでいいのだろうかと私は思っています。やはり中国・河北省との交流を続けていって、もっともっと盛んにすべきだと思っています。民間では倉吉のサカズキネットが廊坊市で植林をされています。今3年目で、4ページ目の左側にあるように木が育っています。右側にあるような、こういうふうな記念碑も立っています。河北省は人口が 7,185万人です。そしてGDPは24兆円にもなります。人口からいうと、鳥取の 120倍あります。中国の方々と話したときに鳥取県を説明して人口60万人と言うと、通訳の人がけたは間違っていませんかということを言われたほどです。これだけ大きな市場があるのですから、今のようにだんだんだんだん先細りになるのではなくて、もっともっと河北省との交流を盛んにしていきたいと思っていますが、知事はどうでしょうか、その点についてまずお聞かせください。

 次は、提言です。では、国が中国との交流をやっていないかということになると、そうではなくて、次官級の定期対話というのを前にやっておりますし、おもしろいのは、農業地域開発計画を交流して勉強している河南省の新郷市と茨城県、そして栃木県は研究活動をしておりますし、昨年には水利の問題、それから農村の整備の問題で研究をしております。
 そこで提案は、日中農業科学技術グループ会議というものが1982年に北京で開催されて以降、東京、それと北京で審議官級で交互に開催されていますが、このようなものを鳥取県でも考えたらどうでしょうか。1つは、この中で大きいのは、考察団といいまして、2~3人ずつを派遣するわけです。そして、まずいろんな話をして、研究テーマが何なのだろうかということを考えた上で3番の共同研究に進み、統計資料、論文を交換しているということです。林業局に行ったときに木材の鳥取の木を買ってくださいと言ったときには、なかなか難しいと言われました。それは建材が7元だからです。82円、これでは売れないなと思っていたら、家具材の松材が非常に人気で 1,000元を超えていると言いました。1万 2,000円です。やはりこれは行って話し合うから研究テーマが見つかるのだと思います。そして国は、今、中国の条件不利益地域における低投入環境調和型経営システムというテーマで研究をしておりますので、ぜひとも科学グループ会議を、1つは、ことしが東日本大震災の関係で延期されているので、なのであれば、鳥取に誘致をされてもおもしろいかと思いますし、鳥取県版のこういうグループ会議、大規模でなくても部の次長級の交流会議をつくってはどうかというふうに思います。

 2点目は、教育長への提言でありますけれども、鳥取県の博物館は1998年に河北省の博物館と提携を結んでおります。その間、学芸員の交流をやっていますけれども、実は河北省の博物館はなかなかすぐれものでありまして、殷代に一時都が置かれましたし、戦国時代は燕趙、燕趙園はここから来ているのですけれども、燕趙の都が置かれ、中山国の都も置かれました。一級文物ではもちろん秦の都、咸陽や、それから唐や漢の都の長安があった陜西省よりは少ないけれども、一級文物がたくさんあります。どうでしょうか、友好国交30年に向けて展覧会を向こうの文物を持ってきて開いたらどうかと思います。ざっと試算をすると、1億円を超えるようになりますけれども、全国巡回展等々を考えて調整してみたらいかがでしょうか。
 次は、7ページを見ていただきたいのですけれども、これは八頭高の書道部のパフォーマンスです。子供たちが中国の子供たちの前で大きな大きな字を書いてもらいました。拍手喝采だったと思います。そして子供たちも本当に勇気をもらった、いい経験をしたと言っています。例えば修学旅行を使ってみんな中国に行ってこういうパフォーマンスを、ブラスバンドでも合唱でもいいと思うのです、何かそういうものを使った高校生交流をやったらどうかと思います。現在も4つの中学校、高校が提携してやっていますけれども、これを広げていきたいと思います。
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