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すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

代表質問ー19 人に優しい未来づくりをやらいや⑤ 1回目の追求質問に対する答弁

2014年12月24日 | 日記

議長(野田修君)答弁を求めます。平井知事

知事(平井伸治君)(登壇)砂場議員から、重ねてお尋ねがございました。まず、定期巡回訪問サービスについての介護保険計画との関連のことでございますが、これは多分地域性があるのだと思いますね。大都市部では、これは24時間介護が受けられるという鳴り物入りで始まったものでありますけれども、鳥取県のようなところですと、なかなかそういうビジネスとして収支が合うような形で運営するのが難しいような面が、多分あるのだというふうに思います。これは私どもも関係機関に働きかけて、そういう事業ができないかということを、あっせんを試みたこともございますけれども、最後は、もうそういう趣旨が合うかどうかで、事業者が参入してくることになりますので、これは思うように伸びないということだったのだろうと思います。ただ、それで、では全部できないかというと、ほかの例えば小規模多機能の施設であるとか、ほかのいろいろな施設で実態としては補完し合いながら在宅サービスを支えているということではないかなと思います。これは、また制度の点検をさせていただいて、必要なことがあれば、それは国のほうに改善を求めてまいりたいと思います。

 次に、ヘルパーの駐車について、お尋ねがございました。これについては、福祉保健部長からお答えを申し上げたいと思います。

 次に、B型の事業所と、それから居場所となる地域活動支援センターとの関係についてでございますが、これも福祉保健部長のほうからお答えを申し上げたいと思います。これは結局、旧来の施設サービスからの移行でございまして、そのときにどっちに飛びつくかというときに、地域支援のほうではなくて、むしろB型事業所のほうが多かったということではないかなと思いますが、地域的な遍在も東・中・西を比べてみますとございますし、これ市町村の話になるのですが、市町村でもよく協議をさせていただいて、そういうサービス形態がどういうふうに確保されるのか、今後、市町村ともよく話をさせていただきたいと思います。

 次に、認知症サポーターやあいサポーター、ハートフル駐車場について、入札の総合評価での加点等での男女共同参画優良企業のようなことはできないかということでございます。これは、それぞれの制度に即して私は考えるべきではないかなと思っています。実は、男女共同参画推進企業のそういう加点についても、この議場でも議論があったりして、最終的には入れた経緯もありますが、実は、一旦は委員会のほうでそういう加点制度をつけることはいかがという御意見もあって、一旦は決議が出ました。その後、また議会と執行部で話し合いをして、こういうふうになっているのですが、結果として見ますと、どうしても男女共同参画推進企業の数からいくと、やはり建設業者に物すごく偏るのですね。これが果たして正常な姿かどうかというのは、本当はあるのだろうと思います。たしか長野県だとか、他県の制度を見習って入れるべしという議論が片方であり、こういうことも入れたのでありますが、ただそれで、では一気に企業の男女共同参画が進んだかというと、必ずしもそうでないかもしれません。その辺をやはり実態をつくっていかないと意味がないということだと思います。

 ハートフル駐車場でいえば、ハートフル駐車場は、これは顧客サービスのために大型のスーパーであるとか、あるいはコンビニエンスストアであるとか、協力をしていただいているわけでございまして、これは企業のほうもそれを納得をしてやっていただけている、多分正常な形だと思います。あいサポート企業につきましても、これを実際に認定させていただくときに、話し合いを毎回させていただいているのですけれども、建設業者の方々も含めて、これはエントリーがあります。なぜかというと、一つ多いのは、障害者の方を実際に雇ってみた。そうすると、その必要性がよくわかったということをおっしゃる方々がいらっしゃいます。あるいはお客様に障害者の方がいらっしゃるということ、そういうことをおっしゃる方々がいらっしゃったり、あるいはやはり企業のCSRとして取り組みたいということがあります。実際には、認定企業数はどんどんふえていまして、これで何か特典をつけて公正にバイアスを加えるのがいいのかどうかというのは、ちょっと判断の要るところではないかなと、正直思っております。認知症サポーターも、これは鳥取県は熊本県に次いで数も多いですし、そういう意味では一つの成果が出ているのではないかなと思っています。ですから、何か入札の特典とか、すぐに役所はそういうことを考えるのですが、それはかえって二次的なバイアスを生むこともございますし、むしろ前段のほうでおっしゃったような表彰制度などにそういうのを反映させて、福祉に理解のある企業として表彰し、慫慂すると。そういうことで我々としても推進を図っていくほうが、自然な形かなというふうに思っております。

 最後に、あいサポート・アートとっとりフェスタ等について、お話がございました。あいサポート・アートとっとりフェスタについて、非常に感激を持って見ていただけたということで、今後もということでございますので、これは関係者とよく総括をしていただき、どういう形がいいのか、相談をしてみたいと思います。また、アール・ブリュットの常設展示について、今、白壁クラブの隣のところの土蔵を改装をされて、田村さんという、これはかちみ園の方がスピンアウトをして、そうしたことをやろうと、今手を挙げてくださっています。これは我々としても、やはり今回のあいサポート・アートとっとりフェスタの成果を引き継ぐ一つのコアな事業かなというふうに思っておりますので、予算編成時期によく協議をさせていただき、持続可能な運営ができるように、我々としても体制の支援をいたしたいと思います。また、手話パフォーマンス甲子園については、また次年度以降もという改めてのお話がございましたが、これも皆様の御理解をいただきながら進めてまいりたいと思います。

 あと、もう1点の保育所の待機児童につきましては、これは子育ての支援王国の局長のほうからお答えを申し上げます。

議長(野田修君)松田福祉保健部長

福祉保健部長(松田佐惠子君)私のほうからは、では2点の補足の御説明をさせていただきます。一つは、介護保険サービスの方の訪問介護中の駐車場の確保ということでございました。これは道路交通法上、特別に駐車を公安委員の定めるところによる警察署長の許可を得て、許可をいただくことができるというふうな制度がございました。一定の条件に合うもので、特に警察署のほうに届け出をしていただいて、許可を得ていただいて、その時間、駐車を許可いただくというふうな制度がございますので、これを既に活用してくださっている事業所もありました。私たちの周知の方法が十分ではなかったのかというふうに思いますので、改めてこの制度がありますことを事業者の方々にご案内をして、制度を活用していただくようにお願いをしたいというふうに思っております。

 もう一つ、地域活動支援センターの関係ですけれども、これは小規模作業所の障害者自立支援法の施行に伴って生活介護でありますとか、就労移行支援あるいは継続支援、あるいは地域活動支援センターへの移行というものがありました。そのうち、就労継続支援55カ所、地域生活支援センターが6事業所ということでありました。地域生活支援センターにつきましては、東部1カ所、中部2カ所、西部6カ所ということで、やはり地域での遍在があることを承知をしております。先ほど少しありましたけれども、これは国費、国庫の補助事業を活用して市町村に実施をしていただくものでございまして、十分な補助金が来ない中で、なかなか取り組みを進めていただけないというふうなこともございました。ただ、県としては、工賃向上に取り組んではおりますけれども、それぞれの事業者の方々の取り組み、事業所の取り組みについて強制をするということではなくて、入所者の方々に合った取り組みをしていただくように、その中で工賃の向上ができればというふうな支援を行っておりますので、これも事業所の方々にもお知らせをし、また市町村の方々にも、市町村へも、この地域生活支援センターの設置については働きかけといいますか、御意見をよく聞いて、該当者の方々がより一層地域で生活ができやすいようの形に取り組んでいただくように呼びかけてみたいというふうに思います。

議長(野田修君)森田子育て王国推進局長

子育て王国推進局長(森田靖彦君)待機児童の件につきまして、市町村で取り扱いがちょっと違うのではないかというような御指摘をいただきました。朝日新聞等を見ましても、やはりこの市町村で待機児童のこの把握の仕方によって少し違うのではないかというような御指摘といいますか、報道もございます。現在、市町村では、来年度の子ども・子育て支援新制度の整備に向けまして実態調査を実施しているところでございます。その中には、潜在的なニーズの把握等もやるというようなことでやっておりまして、それを踏まえて今後の計画を策定するというような取り組みをしていこうとしております。県といたしまして、これまで市町村によって取り扱いが違っていた部分というのもございますということでございますから、市町村ともよく話をしながら、統一した考え方の中で潜在的ニーズを踏まえたところで検討してまいりたいというふうに思います。

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