すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

新庁舎建設を住民投票で止めるには⑤ 市議の良識を信じたい

2011年05月29日 | 日記
条例案が決まり、いよいよ住民投票へ向けての署名が始まります。
各地で住民投票へ向けて署名運動が展開されていますが、その多くが議会で否決されています。
その理由の多くが議会制民主主義の否定につながるということだそうです。

ですが、みなさん、よく考えて欲しいんです。なぜ、住民投票がなされるかを。
本来は直接民主制で施政は行われるべきですが、領土の広域化、有権者の増大で、それが難しくなったため、代議員制度が生まれたわけです。有権者に代わって議論する員(人)だから、代議員、代議士なんですね。
ところが、これも、形骸化し、首長の承認機関となりつつあったため、議会制民主主義を補完する制度ととして住民投票の請求をはじめとする直接請求の制度が取り入れられたわけです。日本国憲法や地方自治法も、この立場を取り、議会制民主主義を基本としつつも、それを補完して、民意を活かした地方自治を実現するために制度化しています。

ですから、住民投票が発議されるだけで、議会は民意から汲み取ることができず、民意から乖離してしまったことを自らが恥じ、深く反省しなければなりません。まして、住民投票の反対に回ることは、自ら民主主義を否定していることになってしまいます。請求が提出されたら、十分審議したうえで、可決して欲しいと思います。民を尊ぶことから為政は始まるのですから。

私は鳥取市議会の良識を信じたいと思っています。
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