「創造都市鳥取を目指して」という野田鳥大教授の講演を聞きました。以下はその概要です。
鳥取市の地価は10年で60%下落。県民の収入は少なく、1人あたりの税金の投入額は全国2位というのが鳥取の現状だ。
知的財産とうのは特許と著作権。知財がこれから重要になる。アイデアが経済価値を産むクリエィテブ経済へ移行すべきだと思う。そのためには寛容な地域にしなければならない。イギリスのグラスゴーは、製鉄などの基幹産業が1960年代に崩壊し、崩壊したが、美術館の建設など文化都市として再生した。
ナント市も、市の予算の13%を文化事業に投下した。そんな市政を進めた業績でエーロー市長は、首相に抜擢された。上海も産業構造の転換を図っている。紡績工場跡地を文化施設に変えていった。
創造都市論が登場した背景は、産業構造の転換、欧州文化都市という政策、、ユネスコの取り組みが大きい。その結果、文化を創造することで経済も良くなった。ユネスコが創造都市ネットワークを立ち上げたが34都市が加盟した。日本では金沢市、神戸市、名古屋市が加盟している。
今、鳥取市の市街地でホスピテイルプロジェクトを進めている。三角公園の廃旅館も再生した。ホスピテイルセンターを設立し、輪のように動きを生み出したい。
私は3年前の市長選で「吉田璋也で街づくり」を公約に掲げましたが、破れはしたものの間違っていなかったと改めて思いました。
駅前辺りを文化の町にする構想でしたよね。駅と周辺だけで観光誘致できそうですし、また市民も人としてセンス良く見られそうで(笑)私自身は少し期待してました。
そうだったんですね、成功事例があるのですね。
とある日の新聞に、湖山辺りに図書館がないと残念がってる方の記事が掲載してありました。私はそれを読んで、大学生を中心に若者が集まる場所に、市が有効な投資をしないことを嘆いておられるように感じました。
全てを一度に良くすることは並大抵のことでは実現出来ないこと理解できますが、文化的なこともしっかり捉え考えていただきたいとも思います。