すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

辺野古に見た沖縄の皆さんの怒り、ドクターヘリに見た市民力の希望

2015年07月28日 | 日記

おはようございます。

沖縄に来て3日目の朝です。那覇は快晴で暑い日が続いていますが、それでも湿度が低いせいか、不快ではありません。

県庁前から、島ぐるみ会議のバスに乗って辺野古に向かいます。毎日、県内5カ所からバスを仕立て、座り込みキャンプ村に運行しています。毎日続ける島ぐるみ会議の皆さんもすごいですが、その呼びかけに応じて自分のスケジュールに合わせて通っている沖縄県民の皆さんもすごいと思います。参加されているのはみんな普通の市民です。組織団体で動員されたわけでもなく、参加され、それが続いていることに驚きを感じます。

辺野古の座り込みキャンプ村は、とても明るいので驚きました。「マンゴを持って帰って下さい。表面はきれでいはありませんので売りものにはなりませんが、旨いです」「冷やしぜんざいたべませんか。手作りのですが、味は保証します」。その毎に笑い声が弾けます。

全部のバスが着くと、基地のゲート前に移動して、抗議行動です。手作りの竹の楽器などを持ち、抗議の歌も飛び出します。ここでの座り込みは386日目。沖縄の皆さんの県民性なのかもしれませんが、県民みんなで手を繋ぐ暖かさもあるのかもしれません。「鳥取から来た」と言うと、片山元知事を評価する声を聞きましたが、一方で、石破さんが沖縄選出の自民党議員に基地移設に反対しないよう働きかけたことを非難する強い意見もありました。

島ぐるみ会議のメンバーに対岸の瀬高の浜に案内していただきました。きれいな海に海上保安庁の船が並び、侵入を阻止するブイが浮いています。

ジュゴンの生息地で、そのことを訴える看板もありました。基地移設は大きな環境問題でもあります。

もう一箇所、座り込みを始めたキャンプ村に行きました。

ここで、話を聞かせていただいたのですが、基地への思い、米国への思いなど訥々とした沖縄弁に説得力がありました。「国は米国ではなく、国民の方を向いて欲しい。それが政治じゃないのですか」と言う言葉を重く感じました。

この浜と海を守ることは、沖縄の皆さんの思いを大切にすることなんだと思います。辺野古のキャンプ村を後にし、MESHサポートを訪問しました。ドクターヘリを運行しているNPO法人です。

事務局長の塚本さんからお話を伺いましたが、行政が2億4000万円で運行するドクターヘリを寄付金を集め、工夫を重ね9000万円で運行しているそうです。

機体には会社のロゴがびっしり書き込まれています。そのひとつひとつが、運行経費になっています。チャリティー商品を売る会社もあるそうですが、そこはおおらかに協力いただいているとのこと。おおらかさを感じます。塚本事務局長は千葉の出身の建築家ですが、今は専従で頑張っておられます。

機内の設備は必要なものだけに厳選。機体を小さくして、経費の削減努力されていました。こうした努力が行政でできるのか。こうした分野は行政は財政支援に徹して、民間に任せる方がいいのかもしれません。様々詳しくきかせていただきましたが、頭が下がる思いがしました。

最後は名桜大学に鈴木邦治さんを訪ね、ITCによる地域活性化の取り組みにつき、話しを聞かせていただきました。示唆に富む話ばかりで、目から鱗が落ちる思いがしました。

今日は県庁辺野古基地対策課や就労支援施設などを回ります。

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