すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

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XC-2見学会

2011年08月26日 | 日記
 航空自衛隊の次期輸送機XC-2を見学しました。
 美保基地をC-1輸送機で離陸、岐阜基地までは約50分のフライトでした。列車のように壁際に横一列のシートに座りますから、離陸のときは機尾に方へ、降下を始めると機首の方へ体が傾きます。耳栓をしていても、機内はかなりの轟音です。そして、冷房もないのでかなり蒸し暑く感じました。
 C-1とC-2を比べると、全幅31メートル⇒44メートル、全長29メートル⇒44メートル、全高10メートル⇒14メートル、最大積載量8トン⇒30トン、航続距離1700キロ⇒6500キロと性能は飛躍的に向上します。タッチアンドゴーでの騒音ですが、C-1は文字通り、轟音という感じでしたが、XC-2はキーンという金属質の高い音で、思った以上に静謐でした。同行した人の中には実際に測った人でいて、その人の計測では滑走路から300メートル地点で、約3分の2にまで落ちていたそうです。
 テスト飛行をしているパイロットの話では、非常に安定性が良く、操縦しやすい飛行機なんだそうです。そして、エンジンがB-767に搭載してあるエンジンと同系統で、全くトラブルがなく安心できるとべた誉めでした。
 航続距離が1700キロでは日本周辺しか展開できませんが、6500キロとなるとオーストラリアからアラスカ、イスラマバード、デリーなどもへの無着陸飛行が可能となり、PKO活動などで活躍が期待できるそうです。私はPKO活動は軍事的色彩が強く、民族自決の立場からも問題があり、手放しに賛成してはおりませんが、40年間の航空技術の発達を実感させられたような気がしました。
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