GITANESカラーがいいんだけど。
それとは無関係に・・・。
前にも書いたが、靴下が脱げるのである。
いや、脱げるのが問題なのではない。
脱げない靴下の方がよっぽど問題だ。
そうではなくて、靴の中で靴下がだんだん
脱げていくという問題である。
これは流行・傾向と関係している。
私自身は懐疑的なのだが、男性で
「靴を履くとき靴下を履かない。革靴の
時も靴下を履かない。」という変な
潮流がどこからから押し寄せ、今では
確実にそういう人種が存在している。
私が懐疑的だというのは至極わかりやすい
理由からであって、すなわち
・靴の内側が汚れるでしょ
・お腹痛くなりませんか
というものだ。
前者はスニーカーならばまだしも
革靴でなあ・・・といやーな感じしかしない。
後者については、確かに夏場は足元が
涼しくてその装いにも一理あるんだが
真冬でも履いていない人がいて
「どれだけ腹が強いのだ」
という呆れた敬意を抱いている。
革靴でも靴下を履かないというスタイルは
男性ファッション誌などでもよく
見受けられる。また、一部芸能人が
そうするから市民権を得たのだろう。
さて、靴下を履いていないのがトレンド
だが、靴下を履かないと色々心配だという人
に折衷案な商売が
「靴にすっぽり隠れる靴下を売ってしまえ」
というのがあって、これがよく売れ
そして私もまんまとその術中にはまっている。
ベリーショートソックスとか、フットカバー
とか商品名は色々だが、スニーカーソックス
というモノよりももっと短くて、靴を履くと
外側からはそれが見えないようになっている。
ちなみに、本当に靴下を履かない人は「純一」、
見えないソックスを「偽純一」、
半端な丈のソックスを「半純一」、
ちゃんとしたソックスは「反純一」
と呼んでいる。局地的には非常に支持された呼称
である。もちろんある程度はリスペクト
した呼び方と思っていただきたい。
で、その「偽純一」なのだが、歩いているうちに
どんどん脱げていき、しまいにはつま先の方で
固まってしまう。どれだけ慎重に履き慎重に
歩いても脱げていく。
そのたびに、人に知られないように偽純一を
引っ張り上げるのだがすぐに元通り。
もうくるぶしとソックスを両面テープで貼って
やろうか、終いにはホッチキスで足と偽純一を
フィックスしてやろうかと思うほどイライラする。
たまに、
「ずれないフットカバー」とか「脱げにくいショート
ソックス」というような商品も発売されたりして
「そうか、業界もこの、脱げるという問題意識は
持っているのだな」とということがわかる。
で、それを購入して履いてみるのだが
これが全くダメ。
説明書きに沿って
「こういう履き方だ。ここをこういう風にするのだ。
そうすればズレないのだ」
という指示に従っているのに全くダメ。
こうなると「履き方まで指示しているにも関わらず
ズレていくとなると、問題があるのはお前の方だ」
と言われているのに等しい。どうして人間様が
偽純一ごときに匙を投げられなければならないのか。
という感じでこの問題は現時点でも全然解決されて
いないのである。
もし街角で、一見ソックスを履いていないように
見えて、ソロソロと摺り足で歩いている男を見かけたら
それは私である。
声をかけてももちろん返事しないので
放置するように。
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