GITANESの煙は粗い。
それとは無関係に・・・。
「セレブ」というと、私などには全く縁のない世界であるが、
業界が勝手に名付けたいわゆる「セレブジーンズ」を、今年に入ってから
2本ほど買った。
やはりそれなりに高価なものだけあって(かどうかは知らないが)
なんとなくそれなりに「違って」見えるような気になっている。
この、「なんとなく」という曖昧な部分に二万円ほど余計に
払っているようなものだ。
単にジーンズが欲しいだけならユニクロで充分だし、上質でもあるのだが
まあ、いいではないか。私はムダと不条理を満喫するために
この世に生きているのだ(と自分に言い聞かせている)。
この「セレブジーンズ」にしても、購入のときに接する店の若いスタッフの
「アバウトな接客」というか、「洋服関連の基礎的な知識不足」には
呆れることもしばしばある。
一応こちらは洋服関係業界17年の人間なので、
自力で買い物もできるのだが、若いスタッフの「接客」にお付き合いするつもりで
トークを傾聴するというパターンも多い。
彼らの決めゼリフは
「貴方には『絶対』似合います」だ。
この世に『絶対』などない。
そして
「貴方のような『オトナ』に着てもらいたい逸品です」である。
読者の皆さん、注意してください。
後者のセリフは「他に褒め様がない場合」のワイルドカードです。絶対。
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