昨年から、利用証を発行してもらい、近くの会津大学の図書館を利用させてもらっている。今日も、車を車検に出して帰路立ち寄った。
会津大学の附属図書館は、 開かれた大学図書館として地域社会に貢献する情報センターの観点から、図書資料について適切な利用者サービスの提供をしている。
私も、わずかに興味のある専門書を利用していたが、何よりも静かな空間が素晴らしい。館内には「教育」、「情報」、「文学」、「歴史」、「科学技術」から全国各地の地域情報 等々あらゆる領域の、私にとって興味深い雑誌類があり、月に1、2度閲覧している。
図書館は図書を閲覧利用する場所だが、こころ豊かな空間と時間がなければならないと思う。ゆったりとした時の流れを演出する図書館空間であって欲しいと思っていた。
書籍に囲まれる図書館でのひとときは、私にとって立ち止まって自分の心を見つめる機会でもある。ときどき、世間の忙しさから逃れたい気持ちで豊かな時間を過ごしている。そんなとき、意外と見えないものが見えてくるから不思議だ。
でも、充実した心地よい穏やかに流れる時は、すぐに過ぎて行ってしまうものだ。そんなときいつも「時よ止まれ」と思う。
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会津大学の学校案内サイトを見てみた。
「To Advance Knowledge for Humanity」を目標に、カリキュラムを工夫した日本初の専門的なコンピュータ教育・研究機関である。
会津大学の特色を見ながら、「トップダウン教育」が印象に残った。かつての自分の工業教育を振り返り、応用から基礎への教材を工夫していたことを懐かしく思い出した。
それはまず、最先端の研究成果にまず触れて、より良い成果を得るにはどういう基礎を学べばいいかを考える教育でその精神が好ましいと思った。そして、それらを具現する科目に学生一人一人が1年生から自分のペースで研究テーマを自由に選択する「課外プロジェクト」がある。また、英語教育に力を注いだり、何よりもコンピュータ利用環境は世界のトップレベルだ。実にうらやましい限りだ。
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