エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

梅雨の晴れ間に

2016-06-27 | 日々の生活

 

ミーちゃんは金曜日から社内旅行で北海道へ。

梅雨のないはずの北海道で、旅行中暴風雨にあったようだ。

昨日の夕飯、少し遅かったが、千歳空港で求めたと言う海鮮弁当を戴いた。

あとのお土産は、宅急便でお決まりの「白い恋人」etcが届いた。

 

今日は、この時期に出るオオミスジを撮りに出かけた。

いつもの梅の木に、いつものようにオオミスジが舞っていた。今年は少し小振りに見えた。

思い込んでいたが、この木、実を見て枝振りを見るとアンズのようだ。

昨年は、交尾シーンも撮れたが、今年はなかなか止まってくれず、いい写真は撮れなかった。

    前翅の先端の白斑で確認できる。

実はこのオオミスジ、30年前までは、我が家の庭の梅の木を旋回していた。

その頃は、オオムラサキも舞い、コムラサキも来ていた。そういえば、ここ数年ジャコウアゲハも来なくなった。

なかなか低いところへ降りてこないオオミスジだが、、ずいぶん低いところを飛ぶな~と思い追うと、ユキヤナギの葉に止まったのは、我が家でもおなじみのホシミスジだった。

 ホシミスジ 我が家の庭には、食草のシモツケ、コデマリ、ユキヤナギがすべて完備。

 川沿いの道は、テングチョウが吸水に乱舞していた。珍しくスジグロシロチョウの吸水を見た。 

    テング

  コムラサキ♂

いずれも、集団吸水を撮したことがあったっけ。 

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  ↓ 2007.3.14  テングチョウ集団吸水                             ↓  2012.7.9 コムラサキ集団吸水

   

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帰りにA地区の池を覗いた。

水難事故2件、オオルリボシヤンマが浮かんでいた。どうしたのだろうか、まだ新しい個体だ。

おぼれていたクマバチを枝で救出した。

              ↓

  

  クロイトトンボの脇に・・・   モノサシトンボ産卵

コフキトンボ現る  コオニヤンマも

ずいぶんメダカがいる オオシオカラ♂

モリアオガエル卵塊  ナツツバキ満開

 

真夏を思わせる日差しに、体調を考慮しての外出は約1時間半、早々帰宅した。

 

 

 

 


多少の安堵と 意気消沈

2016-06-23 | 環境問題

 

◎ 多少の安堵

 発生には少し早いかと思いながらも、数年前から見かけなくなったチョウトンボを見つけにトンボ池へ行った。

 池に近づくと清らかな水の流れる音が聞こえた。

 しばらく辛い気持ちで覗いていた池に、何故か突然、清らかな地下水が勢いよく注がれていた。嬉しくなり写真を撮った。

 

 地下水流入     大分回復

   そこが見え始めていた→  水位上昇

     

    30センチほど水位低下                          小川乾燥                                    →   溢流水で小川回復 

 

 もう6~7年になる。毎年、池の水の悪化を訴えて故障したポンプの修繕を関係当局にお願いしてきた。

 そしてようやく昨年夏、ポンプが修理された。でもその後、どうしたことか、池の水は満たされることはなかった。

 いつか棲み付き産卵を続けていた絶滅が危惧されている(環境省絶滅危惧1類)マダラナニワトンボが来なくなって5年になる。

 チョウトンボ(準絶滅危惧種)も3年前から姿を消した。

 推測するに、水質が悪化と池の植生が変化により、産卵やヤゴの生息環境に影響いたものと考えている。

 人工池の水位の低下は、夏場の異常な水温上昇(42度)、富栄養化が進んだ。

 そして茅が繁茂し、開放水面がすっかり狭まってしまった。

 近いうち、当局にまたお願いに行こうと思っている。

 このまま、常に池が満杯に満たされていて欲しいこと。

 そして願わくば繁茂した茅を大幅に抜き取り、水辺の生き物たちが棲みやすい池を目指しての環境保全を。

 赤井谷地湿原の乾燥化が進み、長い間に育まれたトンボの宝庫が危機状態だ。

 この公園の池はじめ、谷地周囲の湖沼はビオトープネットワークを形成している。

 今こそその意義を考え、総合的な水辺環境の保全を図らなければならないと思っている。

 
◎ 意気消沈す

  ヒメシロチョウが危ないと訴え続けているが、今日も難しい現実に出会った。

 ヒメシロチョウは、環境省の絶滅危惧第1類、福島県では準絶滅危惧種に指定されている。

 トンボ池からの帰路、夏型の発生が始まったヒメシロチョウの里を訪ねた。

 1週間前、ホトトギスの鳴く静かな草原で、これまた絶滅が心配されるヒメシロチョウがさかんに産卵を繰り返していた。

 穏やかな気持ちで彼女らを見つめながら、いつまでも無事の生息を思い浮かべていた。

【豊かな草原に ヒメシロチョウの産卵盛ん】 6/14

繁茂するツルフジバカマ  

 中央にヒメシロチョウ  

 その草原一体に軽トラックなど6台の車が乗り付け、付近一帯の草刈りが終わりつつあった。

 夕方3時を廻り、約10人の作業員がしばしの休憩中だった。

 すっかり刈り込まれた丘の光景に落胆し、言葉もなかった。

 【何百のヒメシロチョウの卵が消えてしまった。】 6/22

       

               

 夏の終わりに羽化する第3化のヒメシロチョウの命が根こそぎ失われてしまったのだ。

 やり処のない怒りと情けない現実に、意気消沈とはこのこと、言葉もなく周囲を歩くだけだった。

 

 近くの刈り残されたツルフジバカマに黄色い産み付けられた新しいいのちを認めた。

 何もなかったように、生まれたばかりのヒメシロチョウ夏型が弱々しく舞い、花に止まっていた。

 

  
 
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 今日に里山巡りで、またいろいろ考えさせられた。

 経済優先で、物質的な豊かさを求める時代は、物言わぬ自然に耳をかたむけるべきだ。

 未だ間にあうと思う。しかし一度失われた自然を取り戻すことは難しい。

 今細々命をつないでいるチョウやトンボたちを絶滅させないための対策を急がなければならないと思っている。

 多忙で、やりたいやらなければならないことが後回しの現状に、ひとり悶々としている。

 でも、訴え続けたいと思う。掛け替えのないチョウやトンボたちのために。


高田梅収穫

2016-06-20 | 日々の生活

  

赤く色づいたおおきな梅、桃を連想させる。
大きなザルいっぱいの収穫があった。
  

塩と氷砂糖とパックの「梅漬けのシソ」を買ってきて、漬け始めた。
1日水に浸し、塩で揉んだ。水が上がったら少し塩抜きして、甘さ調節。
いくつもびんが並んでいるが、今年も漬ける。


斑紋異常のヒメシジミ

2016-06-19 | Weblog

 


数年前にヒメシジミの斑紋異常の個体を撮った。

以来、興味を持って、ヒメシジミの斑紋を観察し続けてきた。

   斑紋異常の♀ 2007.7 若松

 

今回も、同じような異常個体に出会った。

 

ヒメシジミには斑紋の異常個体が多いらしいが、なぜかは分からない。

結構斑紋が融合した個体を見つけることができるが、雌が多いようだ。

雌の後翅に燈色斑が現れない個体もあるようだ。 いつか会ってみたいものだ。

 ♂には珍しい異常個体  ほぼ正常な斑紋♀

 


戻ってきたホタル 自然と共生を願う

2016-06-16 | 環境問題

 

 夕食後、隣組の友人から水路でホタルが舞っていると電話があった。カメラを持って飛び出した。

あちこちで点滅するゲンジボタルのほのかな灯りは、実に30年ぶりの懐かしい癒しの光だった。

 

町内では、わずかに残っていた田んぼもいつしか宅地化され、土はアスファルトに覆われ、小川のせせらぎはU字溝に変わってしまった。

ホタルもドジョウもサワガニも消え、もう見ることはできないとあきらめていたから、本当に嬉しかった。
 

何年も前、近くの里山に工業団地が開発され、林の中を流れる小川も大きなU字溝水路に変わり、林間に憩うイトトンボが姿を消した。

併せて、虫たちが樹液に集まる木々も無惨に倒されてしまった。

下水道の普及による水質の改善や、U字溝のない小川が戻れば、消えた水辺の生き物は帰ってくると思っている。

ホタルの灯りを見つめながら、みどりの自然、小さな生き物との共生こそが豊かな住環境ではないかと考えている。


 


ヒメシロチョウ 夏型羽化

2016-06-15 | 昆虫

 今月初めに蛹化したヒメシロチョウの蛹の色が極端に変った。

 遠目に見たら、寄生バチに穴を開けられたのかと思った。翅の先の黒い斑がずいぶん濃く透けてきた。

   

 それから2日後の早朝、小さな妖精が生れていた。

    ♂のようだ

 明け方4時前、夜明け前の黒い磐梯があまりに美しく、カメラを取りに階下へ、そのとき白いチョウの誕生に気づいた。

 a.m.3:53 a.m.4:05

  a.m.4:45a.m.5:08  

 

 ヒメシロチョウ夏型

 成長の後を振り返る。  ○産卵 4/30頃・・・(2週間)・・・ ○孵化:1齢 5/11  ・・・・・・・・○(脱皮)4令5/25 ・・・(約10日)・・・○前蛹態6/3 ・・・(2日)・・・○蛹化6/5

                 ・・・(約10日)・・・○羽化6/13 (卵から約45日)

                 9個の卵から孵化2頭 1頭逃走 1頭羽化。    孵化率の悪いことに驚く。 脇にクサフジを絡めるように置いたが、食べた形跡なし。 

                 以外と食事量は少なかった。一本の枝の葉を丁寧にきれいに食べた。

 10時過ぎに、産まれふるさとへ放しに行く。

 すでに兄弟、従兄弟たちが舞っていた。 鉄塔近くに繁茂したツルフジバカマに盛んに産卵していた。

 映像モードで撮影したが、慣れないせいか、肝心な産卵シーンが写っていなかった。

 次回は成功させたい。

 ♂か  ♀か

お見合い   産卵

 ほとんどの土手が刈られていた 

 ヒョウモンチョウが出始めた。

 ミドリヒョウモン  ウラギンスジヒョウモン

  ウラギンヒョウモン  

  オオチャバネセセリ クロヒカゲ

   ヒメジャノメ クマイチゴ

  キアゲハ  ヒメシジミ

  ♀   

  ♂

   ミヤマサナエ

 シオカラトンボ♂  クワハムシ?  ナガカツオゾウムシ? 

   クララに マメコガネ コメツキムシ?

♂未成熟ハラビロトンボ   成熟♂

  

興味が尽きない昆虫の世界。 なかなか種を同定できない。

 


名湯と食事会

2016-06-12 | Weblog

つくも会の春の行事に参加した。

名湯と食事会だ。盛会で19名の参加があった。

しばらく気ぜわしい日が続き、一時のゆとりを味わいたかった。

温泉施設の送迎付き、いつもの面々と楽しいひとときを過ごした。

普段の沿道の緑を楽しみながら、約1時間、バスに揺られた。

休暇村 裏磐梯、いつか会議でいったことがあった。

 

風呂の前に、近くの池、ハス沼へ行ってみた。案の定、アマゴイルリトンボが元気に舞っていた。

他に、エゾイトトンボ、サナエトンボ、イチモンジセセリ、サカハチチョウなどを撮った。

 アマゴイルリトンボ♂ エゾイトトンボ 

ギンイチモンジセセリ スジグロシロチョウ  サカハチチョウカンボクがきれいだった

ゆっくり風呂に浸かり、会食。料理も素晴らしく、おいしいお酒ビールでのどを潤した。

 

こうした日帰りの行事はいい。秋の陣も楽しみだ。

 


森で遊ぼう  野鳥観察

2016-06-11 | 教育を考える

第2回の「森で遊ぼう」があった。今日のテーマは、午前中「野鳥観察」、午後からは「ちまきづくり」だった。

金堀へは、もう何回通っただろうか。の突き当たりにいつもの看板が立っている。

この看板を見ると、今日も子どもたちと森で遊ぼう!と言う気持ちになるから不思議だ。

  

今日の参加は、子どもたち27名、保護者19名、今年は5,6年生が少ないようだ。

駐車場ひろばで、ウラナミアカシジミを初見した。

また、昨年に続いて、ビオトープの周囲のツリバナの枝ににモリアオガエルの卵塊を見つけた。

嬉しかったと同時に、自然の中のビオトープの大切さ、そこに気づき、池の回りに木々を植え続けてきたTaka会長さんを尊敬している。

  開会式、諸注意、準備体操を終え、出発前に、前回植えたサツマイモやジャガイモの生長の様子をを観察させた。

  林に入っても、例年のことだが野鳥は少なかった。キビタキ、ホトトギスなどのさえずりに耳を澄ました。

 昆虫類も少なかったが、サラサヤンマの旋回、ゴイシシジミの産卵に出会った。

 

   

子どもたちの一番人気はモミジイチゴ、皆おいしい、おいしいと、初めてのの味を味わった。

   Hディレクターのお話

 

ちまきづくりは、もう4年目になるが、相変わらず紐で結ぶのが難しかった。

金堀婦人会のお手伝いをいただき、みんな一生懸命、夢中で造った。

ひとり10個づつ、中には24,5個も造った子もいた。もうできあがったちまきもお土産に戴いた。

     ご指導頂いた婦人会のみなさんに感謝

また一つ、行事が終わった。 量も、縛り方もまちまち お夕食は、きなこ、納豆でおいしいちまきを食べました。 

明日はつくも会の小旅行。 忙中の閑、のんびり、ゆったり半日を過ごしたい。 


望まれる住環境は 緑の自然との共生

2016-06-11 | 日々の生活

 

  市から、町内にある樹齢5,60年のケヤキの伐採を打診する1本の電話があった。

3,4年前の町内会からの要望だったようだが、私には初耳で、経緯もわからず回答を少し待ってもらった。

早速近くの住民に意見を聞いた。

落葉の季節に、いつもとても苦労して掃除をしている方からの伐採要望は十分理解できた。

近隣住民のほとんどは、当事者の労苦への配慮もあろうが、異議はなかった。

そんな中、こころに響く思いを寄せた方がいた。

「この大木がサクラやイチョウだったら伐採とはならなかったのでは。」

「このケヤキには小鳥たちが営巣し、巣立って行った。とても癒されていて、緑が失われることは残念だ。」と。

その後、結局は市へ伐採をお願いすることになったが、近々切り倒されるケヤキが愛おしく、罪悪感を覚えている。

木々に囲まれる我が家の庭の落ち葉も半端ではない。

切らずに、なんとか緑の自然と共生できる住環境でありたいと思うのはエゴなのだろうか。
    


ヒメシロチョウ 夏型

2016-06-09 | 自然観察

 

そろそろ夏型が現れてもと思い、ヒメシロの里へ向かった。

数日前に、我が家で飼育のヒメシロチョウが蛹化した。

その卵の採取が4月末、今年は春型を初見したのが4月始めだったので。

まず、驚きの光景。例年ずいぶん長く残っている土手がきれいに刈られ、野焼きのあとが・・・。

いつもいつも味わう、落胆だ。

 

 

さらに上ると、幾多の卵や幼虫は無残にも命を絶たれていた。すっかりきれいな草刈りだ。5厘の坊主頭を思い出した。

難しい、分からない、どう刈れば、どうすればヒメシロチョウが生きながらえるのだ。

Kさんにお願いした土手は、ツルフジバカマが茂っていた。下の方を探したが、いくつかの食痕は見られるが幼虫は見つかるはずもない。

ひらひら白いチョウが舞っていた。案の定、ヒメシロチョウの夏型の登場だ。数頭見かけた。これから増えるだろう。

草刈りと、ヒメシロの成長過程とのバランスが大切だ。

  ヒメシロチョウ

   モンシロチョウ

今日も里山を歩き、虫たちに癒された。

 カラスアゲハ♀ キアゲハ♀

 シオカラトンボ♀初見 ニホンカワトンボ♂橙色翅型/未成熟

 オゼイトトンボ♂ エゾイトトンボ♂

 ウラギンヒョウモン

 メスグロヒョウモン♀

 

     ナヨクサフジ

ハラビロトンボのいろいろな成長過程を見た。

  羽化直後  未熟♂

    まだ未成熟

 未成熟♀

 こうりん セアカツノカメムシ

 

道路脇にナヨクサフジがきれいに咲いていた。ヒメシロチョウは食べないのだろうか。


コマクサ

2016-06-09 | 日々の生活

   

学科は違い、在校中は面識がなかったHさんからメールをもらった。見事なコマクサの写真が添付されていた。

お世話になったS教授を訪ねたとき、彼の撮影したオオルリシジミが縁で、以来虫友としてメール交換をしている後輩だ。

大学生の頃、バスに揺られ何度も通った湯の丸高原の三方ケ峰で撮った写真だ。

コマクサは大学の校章にデザインされ、何度か学生服の襟につけたころの初々さが思い出された。

 

コマクサと言えば、4月末に、お隣の玄関先に見事なコマクサを見た。

あとでご主人に聞いたら、栽培の洋種?だという。

「やはり山で見るのが一番だ」と言っておられたから、山好きなのだろう。

お父さんの影響もあったのか、息子さんは高校時代には山岳部だったことは知っていた。

数日前にはテントが干してあった。

もう、何十年もコマクサを見ていない。いつかのように、寝そべって可憐な花を見てみたい。


ヒメシロチョウ夏型 蛹化

2016-06-07 | 自然観察

   

今週末の「森で遊ぼう」第2回のテーマは「野鳥観察とちまきづくり」、昨日その事前調査があった。

当日のコース、危険個所を点検し除草をした。

朝のうち体調が良くなく、欠席を考えたが、なんとか行くことにした。でも、いざ、林の中に入ると元気が出てきた。

仲間にいろいろ教えられながら、約2時間のコースを清々しい気分で歩くことが出来た。

 

モミジイチゴがほどよく実り、クマイチゴとの違いを確認した。週末には子ども達に味わってもらおう。また、ウグイスカグラの実が美味しかった。  

時間的には野鳥は少ないだろうが、ホトトギスの「トッキョキョカキョク」を鳴きながら、Hayaディレクターに托卵について聞いた。

エゾユズリハの地理的分布をSataさんから聞いた。林間のフタリシズカがきれいだった。

つぼみを付けたイチヤクソウ、きれいに咲いたエビネも眺めた。子ども達に見てもらうもの、聞いてもらうことを考えながらの癒しの散策となった。

 

     

      

 

ダイミョウセセリ白い斑が気になる メスグロヒョウモン♂

 

 成長が早いジャガイモ。直に花が咲く。今年は、集まる毎に子どもたちにジャガイモ、サツマイモ、カボチャ、コスモス、ひまわりの成長の様子を観察する時間を取ろう。

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 昼前に帰宅、昨日前蛹体だったヒメシロチョウが蛹化していた。

 卵からの成長の様子を振り返った。5~6卵あった卵、孵化は2頭、生き行くは難しい。

 産卵が4月末、約1ヶ月で蛹化、羽化は中旬になろう。

 D地区のヒメシロチョウ兄弟、従兄弟たちは順調に育っているだろうか。

     4/30  産卵後  孵化率はこんなに悪いのか。

   5/11  1令幼虫 

        5/25 3令

  5/29  脱皮 4齢        6/3  前蛹

 6/5  蛹化 

 クサフジを食べるかどうか、今回は確認できず。 そのうち確認したい。


命をつなぐ ホシミスジ

2016-06-06 | 自然観察

 

今年は?と心配していたホシミスジを初見した。
数日前、妻から「お父さん、黒字に白い点々の模様のチョウが飛んでいたよ。」と報告を聞いていた。ぴんと来なかったが、今日、納得した。
 「元気で~す!」と、しばらくの間、ひらひら飛んでは止まり、止まっては飛び立ちを繰り返していた。我が家では2回の発生と思われる。以前のブログを見ると、初見は大体6月中旬、かつては8月末に羽化も見た。
 今年はやはり1,2週早い羽化だった。嬉しかった。

 

 昨年のブログ  2015-08-27 |  「庭のどもにも 不思議がある」には
    「そうそう、嬉しいことがあった。6月ころ見かけたホシミスジ、今年は
     その1頭だけだったが、今日見かけることが出来た。」とあった。
    http://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/18b9d9a0252f199ec6d738051bd83c49

 ホシミスジの食草は、シモツケ、ユキヤナギ、コデマリなどで、我が家の庭には十分すぎるほどある。何とか絶えずに生き延びて欲しいと思っている。
ちなみに、梅の木の周りにオオミスジが旋回していたが、2006年を最後に見かけなくなってしまった。


ヒメシジミとオオヤマトンボを初見

2016-06-05 | 自然観察

                               

 午前中はそろそろヒメシジミが発生しているかと思い、H地区を訪ねた。
案の定、もう交尾体も見られた。ヒメシジミはいつも斑紋に興味をもって見てきた。
そうひどい個体は見なかったが、メスは結構変化があるから面白い。
 でも、やはりヒメシジミもひところに比べると少なくなった。食草は確かヨモギ、イタドリ、アザミ類で、どこにでもいそうだが、そうはいかない。
同族のミヤマシジミはもう何年もあっていない。環境省のレッドリストで準絶滅危惧種となっている。

  ♂   

  ♀  ♂

 

   斑紋異常A  斑紋異常B

  

  めっきり減った  ツバメシジミ

   

     ヤマキマダラヒカゲ


  昼からは、アマゴイルリトンボを見に行った。ここ数日間で結構数が増えた。
産卵風景を撮るが、アシの生える水際なので撮りにくい。連結するオスが直立し、さかんに産卵するメスの両方にピントを合わせるのが難しい。

 アマゴイルリトンボ 

     ♂ アップ

 

  ツチガエル

 

 帰りに、F地点のため池に寄った。数日前までは池の端を巡回しするオオトラフトンボを撮っていたが、今日は見えなかった。代わって、より大きな地味な感じのトンボ、オオヤマトンボの♂が飛んでいた。大型で、エゾトンボの仲間だがあまり金属色は目立たない。
ホバリングをして何とか撮れるサラサトンボや、オオルリボシヤンマとも違い、巡回中の飛翔の撮影はとても難しい。

 オオヤマトンボ

ヤマ  サラサヤンマ

      オゼイトトンボ

 いつも水辺で獲物を狙う

    頭を垂れるオニアザミ 

     

    ?ハムシ   ?カミキリ

いよいよ夏だ、また虫たちの不思議に会えるだろう。