エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

シーズン終わる

2021-10-30 | 日々の生活

穏やかな秋の日に、トンボの季節が終わろうとしていた。

庭にアキアカネが、足元に舞い降りる。冷える朝は、馴れ馴れしい。

数日前に、今年最後と思いトンボを見に出かけた。 

外出前の、「クマ鈴は?、飲み物は?」の声掛けがない。寂しい。

 

 ツルウメモドキ

 ウメモドキ

飯豊

磐梯

 

 

  

     キトンボ産卵

          髭ずら 

         

****************

約3時間の妻の手術が終わった。担当医から電話をいただく。

よかった!。先ずは安堵、順調に良くなるに違いない。

 


妻の入院 と金婚式

2021-10-30 | 日々の生活

「金婚式を迎える」として書き始めていた。

『人目に触れるブログなれば、恥ずかしくもあるが、昔を振り返りつつちょっと書いてみよう。

11/2に金婚式を迎える。結婚満50周年、卒業した年の学校祭に合わせた結婚式だった。

2年間大学に残り、4月に就職した年の秋、大学の学園祭に合わせての結婚式だった。・・・・・    』と。

 50年前の結婚式の思い出、就職、新婚のころのこと、転職、打ち込んだ仕事のこと、などなどを、途中まで綴っていた。
  
そして、この50年をささやかに祝おうと計画していた矢先、先延ばしとなった。

突然だったが、妻が数日前に入院した。

長い間患っていた股関節の痛みが急に悪化して、手術する決断をした。もう限界だった。

また、悪いことに、吾輩も部品交換の時期で、短期入院を控えている。これは生きていくためでやむを得ない。 

そんなわけでバタバタし、いろいろこころのゆとりがない。

すべてを妻に世話になり続けていた生活だった。あらためて思っている。

心を落ち着かせようと、晩秋の庭を回っている。

 

  

 

 

 

 

 

 

  

暫らく一人での生活で、リハビリもあり長期になりそうだ。

カーテンを開け、朝日差し込む庭に長い一日が始まる。

退院したら、大好きな黄金に敷き詰める落葉松の林を、杖なしに歩きたい。


冬の使者に再会

2021-10-24 | 日々の生活

毎朝,俳句のブログ「千曲川歳時記」を開いている。

今朝のabenakaさんの句「寂寥や人の少なき枯野原」から連想、

信大の寮歌「春寂寥」を思い浮かべYouTubeで聞いた。
https://www.youtube.com/watch?v=ryeAgRe8-RM                                

万感胸に迫り、久々に涙がこぼれまた。秋だからだろう。

ところで「寂寥」は季語なのか? 私には春か秋が浮かぶがそうではないようだ。

また、「寂寥」というと、もう少しすると黄金に染まる落葉松を連想する。

例年、黄に染まる山道を歩いている。ころあいを見て訪ねたい。

落葉松に寂寥という言葉あり

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午前10時、無風快晴の中、翁島へ向かった。ハクチョウに再会したかった。

途中、誰もいない枯野原には、終焉を迎えるアキアカネ、ノシメトンボが元気に飛んでいた。

絶滅が危惧されるコバネアオイトトンボ、マダラナニワトンボトンボと別れを告げたかったが、いずれもの姿は見られなかった。

ヒメアカタテハ

    

オオウラギンスジヒョウモン                    アキアカネ                       ヤマトシジミ

 

ノゲシ オオアオイトトンボ♀

カンボク ミヤマガマズミ   ニシキギ
  
ハクチョウ飛来から約2週間、観光客で賑わう長浜にはオナガガモが相変わらずパンくずをねだっていた。

まだ他のカモ類は見られなかった。また、いつも群れているはずの翁島の田にもハクチョウはいない。

 オナガガモ    長浜

湖沿いの道をハクチョウ浜へ向かうと、所々アシの間から数羽のコハクチョウが見えた。望遠を持たない移動で残念だった。

    右にダイサギ 向こうにカワウ

 

アシの茂る藪を湖水に近づく途中でぬかるみに足を取られてしまった。

尻餅をつき、左手首で支えようとして腕時計もろともヘドロの中に突っ込んだ。

ヘドロのにおいが耐えられなかったが幸いカメラは無事、長靴も寸前でセーフ。

ハクチョウさんがすべてを見ていたようだ。

ハクチョウに別れを告げ戻ろうとすると、追いかけるように集団で湖水をすべった、

何とか姿勢を直して、優雅な舞いをカシャ、カシャ。

 

                                                                                                                                       ウマノアシガタ                 ミゾソバ 

まだ水鳥たちの飛来数は少ない。これからが渡りの本番だろう。

雪が積もってのシーズン、お気に入りの崎川浜を何度も訪ねることになるだろう。

 

今日の一句 (思いが狭いか?)

 撮るものとてなき里山のススキの輝き

 里山に蜻蛉の誘う哀れかな

   寒々と芒野の道 一人行く

 磐梯を仰ぎて憩えコハクチョウ
 
 撮るいのちススキとトンボとコハクチョウ

               

  
               

 


磐梯山 初冠雪

2021-10-21 | 日々の生活

寒い一日だった。

午前中晴れ間が出たが、じきに曇って時々雨も降った。

既に渡ってきたハクチョウに会いに行きたかったが、冷たい風が吹き始めあきらめた。

夕方晴れてきた。2階の書斎から磐梯を望むと、なんとうっすら雪化粧だ。

磐梯初冠雪! と、カメラを向けた。

 

でも、18日朝の吾妻山の初冠雪のニュースの時に、磐梯山にも降ったらしい。

二日遅れての、若松からの初冠雪の確認となった。

 2階の書斎から

以下は、福島民報の10/18の記事

「18日の福島県内は未明から明け方にかけて今季1番の冷え込みとなり、福島市の吾妻山では初冠雪を観測した。福島地方気象台によると、平年より8日早く、昨年より7日早い。  北塩原、磐梯、猪苗代の3町村にまたがる磐梯山の山頂付近でも17日夕から18日早朝にかけて、雪や霧氷などが見られた。  上空に寒気が入り込み、県内全32観測地点で今季最低気温を記録した。飯舘村と檜枝岐村で氷点下0・2度、新地町で10月の観測史上最低の4・6度など。」

 


今シーズンも終わる里山で

2021-10-19 | 自然観察

朝晩寒くなった。我が家でもストーブに火が入り、電気の四季毛布使い始める。

いつもの里山、マダラは見られず、コバネも動き緩慢、藪から水辺へ移動したようだった。

 ヤマウルシ セスジツユムシ♀

 

カンボク 総苞わずか

 

オオカマキリ

♀  コバネアオイトトンボ♀

 ♀ ♂ 

   

 

  

  

 アキアカネ♂ 

 ヤマトシジミ

 

庭に一輪のバラ                          ジャコウアゲハ4頭の蛹発見  同じ西向きの壁に(ウマノスズクサの東側)

   


いつまでも元気で生き延びてほしい

2021-10-17 | 自然観察

 

 

ひさしぶりの晴れ、ちょっとトンボの様子を見に行った。

深まる秋に、あとわずかのいのちを見つめたかった。

山道の入り口に赤い土浦ナンバーの車が止まっていた。胸騒ぎがした。

歩き始めると,大きなネットを持った若者が・・・。がっかりだった。

そば畑横の水路を覗いていた。何ですかと声をかけると水草ですと、マルバオモダカ、絶滅危惧種ですと。

そして、家で水草を育てているとも。「学生さん?」「いいえ」

それにしても見たことない大きな捕虫網だ。「何を採るんですか?」と聞くと「トンボです」と。

カメラを提げる小生に「何を撮っているんですか」と聞く。次の彼の言葉に驚いた。「マダラ」ですか?と。

すかさず「採るのはやめて」とつぶやいた。

マダラナニワトンボについては、どこからの情報なのかネットで紹介されたことがあり、たまにネットを持った輩に会うこともあった。

小生、もう一度「絶滅危惧種を保護したい。採るのはやめて!」と話すと、彼は、「標本にはしない、写真を撮りたいんです。」と。

若者の行動がどこまで本当か事実は分からないが、暗澹たる気持ちでその場を離れた。


終焉を迎える数頭のマダラナニワ、大きいガガンボ類を美味しそうに捕食するコバネアオイトトンボ撮ることができた。

  以下、絶滅危惧第Ⅰ類のコバネアオイトトンボ、マダラナニワトンボを中心に、秋の深まった今日の里山のようす。

 クララ 

ウラギン ミドリ 

 マダラナニワトンボ♀

 ノシメトンボだらけ

 

 イカリモンガ ナツアカネ4アキアカネ マユタテアカネ

  マダラヤンマかも

コバネアオイトトンボ

   

  ♂ 

キトンボ少ない   

ツマグロオオヨコバイ ミゾソバ 実がそばのよう

 助けた命アジアか?

朝夕はめっきり寒くなった。日中日の当たる道ではみんな元気だ。

 


悲しい知らせ

2021-10-16 | 日々の生活

 ひょっとしたら、心配が現実となった。
今朝、拙ブログに京都のブログのお友達keiさんからコメントがあった。
心配していたことが起こったようだ。
コメントから、直接マーヤンのお友達のブログに尋ねた。
折り返し、悲しい知らせを受けた。残念だ。
まだお会いしたことはなかった。信州の帰りに飯山近くを通るとき何度か立ち寄ってみたいと思ったこともある。あれから15年、ブログで心通わせた先輩だった。
心からお悔やみを申し上げます。いろいろご教授いただきありがとうございました。

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拙ブログで「マーヤン」を検索してみた。
お付き合いは小生がブログを書き始めて間もなくだった。マーヤンさんのブログ「ブログに遊ぶ」から学んだことや、拙ブログへのマーヤンさんのコメントを感慨深く見直した。
 小生は第2のふるさと信州の方で、興味のあるチョウやトンボ、また、俳句などを通して何人かのお付き合いをいただいている。マーヤンさんとも俳句が縁で長い付き合いとなった。

数年前から体調を崩され、ブログも寡作になっていた。

以下に、いただいたコメントや、拙ブログにマーヤンさんの記載があったものを拾った。

【済みません返信遅くなりました。】 (マーヤン) 2016-02-27 09:39:42
 「小さな旅」我が飯山をブログして下さってありがとうございました。
    懸命に捜したさ写真を良く乗せて戴き感謝です。
【「星々の悲しみ」】2014-08-26 
    初めて宮本輝を読んだのは「草原の椅子」だった。ブログ仲間のマーヤンさんから紹介されアマゾンから取り寄せた。いつか、この本で生き方を考え直した。
  その後、テレビ番組で、「 宮本輝「流転の歳月」」を視聴し、また新しい生き方を考えさせられた。
【竹の秋】 2011-04-09 
   俳句を詠む人には当たり前のことだろうが、「竹の秋」は春の季語だ。
 たしか、いつかブログの友マーヤンさんの句で知った覚えがある。
【宮本輝 流転の歳月】2008-01-12 |
 「宮本輝」作品は、いつかブログ仲間のマーヤンさんの「ブログに遊ぶ」に紹介され読みはじめた。その後、何冊かを読了し強い感動を覚えた。
【ツクシを味わう】2007-04-11 |
  昨晩は、北信濃のマーヤンさんのブログ「ブログに遊ぶ」をまねて、ツクシの一品料理を作った。
【生き方を考え直した1冊の本】 2006-07-21 | 文芸
【Unknown (マーヤン)】 2006-07-23 09:07:43
 私のブログを話題にして頂き本当にありがとうございます。数年前まで当たり前であった大切なことが失われそうな昨今を憂いています。「草原の椅子」のような本を若い人達にどんどん読んで欲しいと思いますね。若者の文字離れも心配です。お孫さん楽しみのお祭り、お嫁さんがいて、おばあちゃんと暖かい家庭を想像出来ます。良寛の精神が入っているようですね。
【Unknown (会津マッチャン)】2006-07-23 22:57:06
 おばんです。2年前に、嫁いだ娘が隣の隣に家を買いました。スープが冷めない距離と言うことです。ですから、孫2人の世話で忙しい毎日で、上の孫はほとんど我が家でばあちゃんと寝ています。ところで、俳句は感性ですね。鑑賞はできそうですが、私には ちょっと詠めそうにありません。羨ましい限りです。
【豊かさの中の貧しさ】 2006-07-05 | 教育を考える
 昨日、いつも感心して訪問させていただくマーヤンさんのブログに、
 私のブログ【「足るを知らない社会を恥じる」7/3】の文章を引用していただいた。
 平和な満ち足りた日本だが、立ち止まって考えると何か先々心配なことが見えてくる。
 こころの貧しさについて考えてみた。
【足るを知らない社会を恥じる】 2006-07-03 | エッセイ
 もう5,6年前か、教職にあったとき、「豊かさ」を考える教材を創ったことをふと思 い出した。 ソマリアの難民キャンプで飢えに苦しむ子どもたちの写真と、その下に日 本の家電製品普及率の推移をグラフで示した。 冷暖房のきいた部屋でぬくぬくと生活 し、まだ食べられる食料をゴミとして捨てる国がここにある。一方、泣きながら粗末な 器でスープをすする子どもの目を見るとき、日本社会の実態に怒りが込み上げてきた。 そして、普段その異常さを忘れていることを恥じた。 この有り余るものに囲まれた豊かな生活と、失業、ニート、ローン会社の乱立、不登校、数々の残忍な事件等々の現代 の貧困とは、どういう関連があるのだろうか。真の豊かさを忘れ、この社会にどっぷり浸かり荒廃したこころここに至った責任を大人の一人として痛感せざるを得ない。
 本当の幸せ、豊かさを考えながら、座右の銘としている良寛の「嚢中三升米 炉辺一束 薪」を呟いた。ときどき、「足るを知る」の境地を心に刻みながら生活しなければと思っている。
    生涯懶立身   生涯 身を立つるに懶(ものう)く
    騰々任天真   騰々(とうとう)として 天真に任(まか)す
    嚢中三升米   嚢中(のうちゅう) 三升の米
    炉辺一束薪   炉辺 一束の薪
    誰問迷悟跡   誰か問わん 迷悟の跡
    何知名利塵   何ぞ知らん 名利の塵
    夜雨草庵裡   夜雨 草庵の裡(うら)
    雙脚等間伸   雙脚(そうきゃく)等間に伸ばす
【 Unknown (マーヤン)】 2006-07-03 17:55:49
 本当に胸が詰まる思いです。日本の総国民が「足るを知る」を考えたいですね。私もこ んな国にした責任の一端があるのではと考えることが度々です。私たちはどんなにうるさいと言われようと子供や孫達にあの戦前戦後のひもじい思いをした経験を語り継がね ばと思うこの頃です。良寛の呟き勉強になります。抜粋してファイルしました。ありがとうございます。

 

マーヤンさん。これまでいろいろありがとうございました。

マーヤンさんのご冥福をお祈り申し上げます。(合掌)


校舎内の自然観察

2021-10-14 | 教育を考える

J小学校の自然観察授業、校舎内で! との要望で下見をした。

わずかな緑を求めて校舎内を歩いた。

自然の中の「子どものもり」とは比較にならないが、学校内の自然、緑の少なさに少々がっかりだ。

校舎とフェンスの間に雑草、秋のタンポポが咲いてる。ヤマトシジミが元気に飛び回っている。混じってウラナミシジミも。

グランドの周囲には、桜の木が数本取り囲む。思ったほど多くはないが、アキアカネがサクラの先端に止まっている。

他にケヤキが一本、色づき始めたイチョウの木が1本だ。

校舎に取り囲まれる中庭に入ると、狭いが小さな池が。金魚、アメンボウ。

ウリハダカエデやイロハモミジ、キンモクセイなどの大木もあった。

あとは教室の脇のプランターには色とりどりのべゴニア、ケイトウ、などが並んでいた。

当初、教室でドングリ、セミの抜け殻でもと考えていた。

でも、小さな、わずかな自然だが、そこにも精一杯に生きる自然があった。

数日後の自然観察、指導内容を変更することにした。

【下見で出会った自然】
  出会った自然
 ・セイヨウタンポポ、シロツメクサ、 カタバミ、イヌタデ  メヒシバ  エノコログサ
  サクラ、イチョウ、ケヤキ、ツゲ、ツバキ、キンモクセイ、ピラカンサス、クワ、
  アキノノゲシ、コノテガシワ実(ヒノキ科)、レンギョウ、ウリハダカエデ
  イロハモミジ、ケイトウ、ヘチマ、イタヤカエデ 
 ・キンギョ アメンボ   ・ ヤマトシジミ、ミヤマアカネ、アキアカネ、   


   

                                     ウリハダカエデ                         コノテガシワ

あらためて指導案を書いた。

〇前半は、校舎内の自然を観察

少ない自然だが、見つけた葉っぱを拾ってくる → 教室へ戻って観察のまとめ

拾ってきた葉を簡単にスケッチをする

   ・かたち      色 模様など  ・鋸歯の形  ・葉脈 ・葉柄 など簡単解説

続いて「 拾い物標本」= 《自然の落とし物》 について     

     拾い物標本箱をみる。  合わせて、かつての昆虫少年のチョウの標本をみる。

 標本について話す。

 ◎まとめ  もっと自然を見つめて欲しい。自然の素晴らしさを知って欲しい。自然を大切にする大人になって欲しい 。と。 
   

*4年前の「自然観察」は3回あった。今年は1回だけ。 

子供たちに、{ときどき自然の中で観察をしよう。}と。

 


自然観察 教案 「拾いもの標本」

2021-10-11 | 教育を考える

           
 このところ腿の筋肉痛だ。どちらかというと左足がひどい。

今までなかった痛みは、数日前からの雪囲い準備のせいかと思っていた。

 それは違った。数日続けてのドングリ拾いが原因だと思った。

昨日はミズナラ、今日はコナや丸いクヌギと採取が続いた。

かがんで一粒一粒を移動しながら採る。結構な運動だ。

近々実施のJ小学校の「自然観察教室」で使いたいと思っている。

     松ぼっくりも

ミズナラ   落ち始めたクヌギ

この自然観察教室、これまでは、自然の中でなければと、小田山の「こどもの森」までバスで送り迎えしてもらっていた。

今年は事情があり、校舎内での実施となった。

でも、町場の校舎内、どんな自然があるか目分からない。そのうちに下見させてもらいたいと思っている。

日枚もなく、雨も想定して、思いついたテーマが”自然の拾いもの標本”だ。  これは、しばらく温めていたテーマだった。

 暫らく集めていた”拾いもの標本”には、

いろいろな実、春先のカラマツや各種松ぼっくり、池の端で拾ったヘビの抜け殻、アシナガバチの巣、セミの抜け殻、ヤゴの抜け殻、

チョウの蛹の殻、先日拾ったマムシのアルコール漬けもある。

      松ぼっくり いろいろ

当日は、興味・関心を持たせるべく、チョウの本格的な標本も見てもらいたい。

そして「標本の意味」について考えさせたい。

また、ドングリについての話と観察、ドングリでヤジロベエや犬の置物などを作る。

作った独楽を回して遊んでもみたいと思っている。

実の付き方 俄か試作品

 


モクゲンジ

2021-10-10 | 自然観察

  
教材に使うドングリを採りに何度か会津大へ行った。

ようやく本命のクヌギも落ち始め、沢山拾ってきた。

前回、池の周りにアオギリの様な実を見つけた。葉にも特徴があった。

名前を知りたくていろいろ検索したが、なかなかわからないでいた。

「アオギリに似た袋状の実」で検索すると見つかった。

見つけた袋状の種、実も葉も「モクゲンジ」に間違いない。

黄色いきれいな花は夏に咲くらしいが、来年は見てみたい。

  モクゲンジ葉  

ミズナラ クヌギ ベニカエデ 遙か 磐梯

ポプラ並木 

(一部の写真、数日前にも掲載)

 


いつの間にか 深まった秋

2021-10-08 | 自然観察

ときどきは里山を巡っていたが、写真を整理する余裕がなかった。

マダラナニワトンボ、コバネアオイトトンボを中心に、その都度の感動の写真を載せておきたい。

秋はトンボの季節とはいえ、思うほどはいない。

♀ ♂ ♀  ♂ 

その後のコバネ 秋も深まりペアに出会う。  

♀ ♂ 

♀ 

♀ 

 ペア ♂ 

アオイトトンボ ♂

 

 キトンボナツアカネ 

マイコアカネ アキアカネ♀ ヒメアカネ

アキアカネ 

ミヤマアカネ ヤマトシジミ    

コカマキリ カタツムリの仲間

  

ミドリ セイタタカアワダチソウ咲く

 ツタウルシ

 ヤママウルシ

 可愛い眼 ウメモドキ

赤い実→黒  普通の実ウラギン産卵    イヌタデ 

******************

思うようにブログをアップできないでいた。医者通いも原因の一つだ。

自分の持病の糖尿、消化器科、循環器科もあったが、妻の脚の具合も急に悪化していた。

二人とも、後期高齢の境にあれば致し方ないことかもしれないが、妻の股関節、急な悪化を感じていた。

もう杖を離せなくなり2か月になるか、もう限界だ。

通院も10年ほどになるか、痛み止めの薬を処方されるだけだった。

医師の対応に疑問を感じながら、頼れない医師と思い込んでいた。

最近、手術は別のより専門の医師によることを知り、考え直した。

いよいよ手術を決断し、一緒に話を聞いた。月末に入院し手術を受けることになった。

 

 

 


アカボシゴマダラを発見 会津地方では初めてか

2021-10-07 | 環境問題

    福島民報で、小生提供の「アカボシゴマダラ」の記事が載った。

9/27午後1時、ヒメシロの里の帰り道に見てはいけないものを見てしまった。

特定外来生物に指定され,関東地方に分布を広がているチョウ、アカボシゴマダラを目撃し写真に撮った。

環境問題として情報提供してから1週間、ようやく今日掲載された。

一見、アサギマダラらしきチョウを見かけ後を追った。

付近を行ったりきたり、何となく違う。アゲハとも思えたが、ようやく止まった翅に赤い紋が見えた。

アカボシゴマダラだった。後翅の赤い斑点模様ですぐに分かった。

  

   1998年に神奈川県藤沢市で発見され、以来、関東全域に分布を広げ、最近では長野県や静岡県でも確認されている。

福島県では、昨年いわき市で目撃されたが、会津では初めての発見と思われる。

 国内では固有種が奄美諸島に生息するが、この関東地方の種はそれとは異なり中国大陸や朝鮮半島に生息分布するもので、

侵入経路はチョウマニアによる人為的な放蝶の可能性が高いと言われている。

 アカボシゴアマダラの食草はエノキで、在来種のゴマダラチョウやオオムラサキ、テングチョウと競合することが問題点だ。

今後さらに分布が広がればその影響が心配される。

日本の生態系や生物多様性へ影響を及ぼし、在来種を駆逐するおそれがあるからだ。
 

(参) 「アカボシゴマダラ / 国立環境研究所 侵入生物DB」
       https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/60400.html
     「 1 アカボシゴマダラ - 環境省」
        https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/manual/6hp_konchurui.pdf

 他に、チョウではホソオチョウが特定外来生物に指定されている。

 ホソオチョウも朝鮮半島で生息するチョウで、これも在来種ジャコウアゲハとの食草ウマノスズクサの競合がある。

 同じく放チョウによるもので許されない。

 また、福島県では10年前には見られなかった分布しなかったウラギンシジミ、ツマグロヒョウモン、ムラサキシジミなどのチョウが時々見られるようになった。

 これは別の環境問題、地球温暖化の影響による分布の変化だろう。  

  里山を歩くたびに新しい発見がある。


湯船で秋磐梯を楽しむ

2021-10-04 | Weblog
 

 "  最近、秀峰磐梯を眺めながら湯に浸かっている。と言っても露天風呂ではない。"

そんな書き出しで、4月に風呂場にスケッチを掲げた。

早いものであれから半年になる。                                           

湯船で磐梯冬景色を楽しむ   2021-04-07 | 日々の生活

https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/27d104911862c3e5967e2f803793bb8d

 

とかくせっかちな風呂だったが、以来、湯船に浮かぶふるさとの景色を眺めリラックスしている。

先日、秋の景色を加えた。背炙りからの紅葉の磐梯をクレヨンで描いたスケッチだ。

     

また、「神田川」を口ずさんでゆっくり湯船につかっている。

”貴方はもう忘れたかしら・・・二人で行った横丁の風呂屋・・・小さな石鹸カタカタ鳴った”と。

これから寒くなる季節、絵を眺めいろいろ思い巡らせながらゆっくり温まりたいと思っている。

 


会工元気会 近況報告

2021-10-02 | 日々の生活

 会工元気会は、かつての職場の同窓会だ。 

 先月、Nikku会長の揮毫なる元気会中止の知らせがあった。 コロナ禍、今年もやれないのか、残念だった。

 今朝、Nasi庶務から、近況報告を督促する電話。失念していた。

 いつも近況は、出席が当たり前だったので、事務局の労苦への感謝の数行で終わっていた。

 取り急ぎ認め始めると、昔の思いが数々浮かんできた。

 突然の大病、余命を宣告され死の淵からの生還、あきらめかけた遠い昔が浮かんできた。

 もちろん定年前の退職が切なかったが、数年後、会工元気会への誘いを受けた。

 何十回と重ねながら、徐々に元の呑兵衛に戻っていった。年一度、10月の元気会が楽しみだった。

 4~5回の異動、会工に在職は延べ17年間、多くの先輩、同僚にお世話になった。いまさらながらいただいたご恩は忘れられない。

 

 ” 小生、その後元気で里山を巡っております。かつての昆虫少年は昆虫老人となり、ささやかな自然保護活動に取り組んでいます。

  先ずは、会津に細々生息する絶滅が危惧されるチョウやトンボを案じ、自然環境の保全に取り組んでいます。

  また、自然保護の近道は子どもたちの自然との触れ合いにあると気付き、小学生との自然観察活動を手伝っています。” と報告した。

  関連して、小生、日々の思いを書いている拙いブログを紹介した。

  季節は秋、多少の寂寥感に浸りながら、昔の友の健康を祈念しながら、近況を報告した。

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4年前の元気会スナップを見つけた。 

お開き後の居残り組、懐かしい面々だ。

 2017.10.19