エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

ふくしまレッドリスト

2018-01-30 | 環境問題

昨年末、県内に生息する動植物のうち絶滅のおそれのある種をまとめた「ふくしまレッドリスト」が公表された。

リストを見ながら、絶滅危惧のチョウやトンボの保護を願っている。

2001年以来の今回のデータでは、予想通り絶滅の危険性の高い種がかなり増えた半面、一覧から削徐された種もあった。

しかし、いつも里山を巡っているが、リストに掲げられていない希少な種の生息もあり、かなりの虫たちが心配で安心できる状況ではない。

例えば、トンボ類の宝庫だった赤井谷地周辺では、乾燥化や植生の変化が進みトンボは激減している。

数年前まで見られた絶滅危惧種のマダラナニワトンボやチョウトンボなどが突然姿を消した水辺もある。

マダラナニワトンボ♀チョウトンボ♂

要注意外来生物に指定されているアメリカザリガニの進入が進み、豊かだった池は死の池になりつつある。

あらためて、小さな虫たちの生息環境を奪った要因を徹底的に検証し、より積極的な保護対策が急務だと思う。

生態系が変わり絶滅の危機にある虫たちが愛おしくてならない。

昨年の里山巡りを振り返ると、心配なチョウやトンボは沢山。HDから拾ってみた。

コバネアオイトトンボ♂ 

ハッチョウトンボ♂ 

アマゴイルリトンボ  

 ギフチョウ ヒメシロチョウ

モートンイトトンボ 未成熟 庭で命をつなぐホシミスジ

他にもいっぱい。 みんな みんな 愛おしい。 保護対策が急がれる。


保育発表会 静寂の感動

2018-01-27 | 日々の生活

  

孫のゆうくんの「ほいくはっぴょうかい」で感動をもらった。

昨年の秋の予定が、インフルエンザの流行で延期となり、卒園の迫ったいまの時期になった。

早いもので、ゆうくん春からピカピカの1年生になる。

園児たちの発表を見ながら、暖かい先生方、仲間の子ども達に囲まれてすくすく成長した孫を思った。

年長組の総勢27名がそろって合唱を披露、ひとり一人がそれぞれ個性豊かに想い出を述べ、お父さん、お母さん、祖父母に感謝した。

続いて、よく聴く曲を元気に歌った。

”私からあなたへ この歌を届けよう 広い世界にたったひとりの 私の好きなあなたへ・・・”      https://youtu.be/Ev02V35Gyz4

会場が静寂の感動に包まれた。

隣にいたばあちゃんは目を赤くし、ハンカチで顔を押さえていた。

僕も、孫の誕生からの日々が走馬燈のごとくに流れ、目頭が熱くなった。

周囲の暖かい心に見守られ、抱かれ、大きく成長した我が子や孫を見つめる思いはみんな同じだった。

2階の窓からの雪の家並みは春を思わせる輝きで、こどもたちの前途を約束するように明るかった。

        会津の歴史を思い、霧島昇の歌に合わせ、剣舞を舞う

                                              https://www.youtube.com/watch?v=Z1LEwpCNL2o 

    

           

          

    

 


雪の鶴ヶ城

2018-01-26 | 日々の生活

若松の今日の気象データを見る。

現在の積雪が56cm、最高気温がマイナス4.3℃、最低気温マイナス6.2℃だった。

ともかく寒かった。

お隣との境の軒の雪が北風で大きく張り出していた。

危ない状態、お隣の屋根を傷付けてはと、Uさんにすっかりお世話になりながら雪を下ろした。

小一時間かけ、手を温めながら何とか落とした。

Uさんには日頃何かとお世話になっている。有り難い。

 

 

午後3時過ぎ、月1度くらいになるか、ゆうくんのスイミングの送迎をした。

いつものように、練習中の観戦はばあちゃん。我が輩はお城を一周、すっかり凍えてしまった。

 

  

 

    

 

椿坂へも回った。                                 武徳殿、剣道の稽古は遥か半世紀も前か。

明日も雪模様、低温が続くようだ。

 


『豊かな自然写生 感動書き添える』

2018-01-25 | エッセイ

 数日前に、新聞に掲載されたエッセイ。 

  『豊かな自然写生 感動書き添える』

 

                  いつか描いたスケッチ

 

快晴の猪苗代湖・崎川浜に水鳥を訪ねた。

 蒼い湖水に浮かぶ真白な会津嶺が、凛として神々しく聳え、静寂にコハクチョウの鳴き交う声が響いていた。

 描いた数葉のスケッチに、感動を添えた。

 

 『磐梯を讃える』 


 厳寒の大自然を前に 

  立ち尽くすしあわせ 

 凍える顔、手、指先


 景色を構成するものわずか

 雪の原、湖水、磐梯、水鳥、松の緑 

 すべてうるわし すがすがし

 対岸の山々 湖に浮かび 

 コハクチョウ 列をなし 静かに流れる 

 大自然の使者よ お前たちは素晴らしい 

 この静寂に しばしやすらぎ、遊べ 

 生きている喜びを 共にせん


 全身に 豊かなる大自然 

 涙あふるる静寂

 青き磐梯 うるわし ありがたし   

 

 感動に震えながら、どこまでも清らかな湖水を後にした。

 


晴れのち吹雪

2018-01-25 | 日々の生活

昨夜の新年会、足がなく30分、吹雪の中を会場へ。

スノー帽をかぶらず、耳や手が凍える厳寒の中、心筋梗塞など不安を抱きながら

小走りで急いだ。

Iさん、Yさんから、別々にお酒を注がれる。 何と、二人の話は、それぞれに「新聞投稿の詩『磐梯を讃える』に感動したと。

嬉しく、そのうちスケッチを提供しますと。温かいひとときを過ごせた。

 

一夜明け、昼過ぎまでは素晴らしい陽が降り注ぎ、雪かたしもハカイッタ(方言だろうか?)。

雪道の小一時間の散歩、隣接の区長宅数軒へ、全戸配布のチラシを配りに出た。

地区の「青少協」〈青少年健全育成推進協議会〉の広報誌で、小中学生の、あいづっこ宣言の特選作文が載っていた。

あらためて、会津の心を思った。

       

あいづっこ宣言                                                                                           什の掟

*******************

〈参考〉会津藩校日新館 什の掟

一、年長者(としうえのひと)の言ふことに背いてはなりませぬ
一、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
一、嘘言(うそ)を言ふことはなりませぬ
一、卑怯な振舞をしてはなりませぬ
一、弱い者をいぢめてはなりませぬ
一、戸外で物を食べてはなりませぬ
一、戸外で婦人(おんな)と言葉を交へてはなりませぬ
ならぬことはならぬものです

*******************

途中、街中の雪景色を撮る。   

  

不動川                       白虎隊士が仮埋葬された妙国寺

                                                                   http://www.asahi-net.or.jp/~de3m-ozw/0aizu/0byako/myokoku/myouko00.htm

ちらちら舞い始めた雪が激しくなった。峠は越えたようだが、土曜日までは寒いようだ。

風呂場北側の水道が凍った。しばしの我慢だ。

もう雪はほどほどに願いたい。

 

 

 

 


降り続く雪

2018-01-24 | 日々の生活

  

今日も積雪30cm、朝からひどい降りだ。

5時半ころ、おそるおそるカーテンを開け雪の積もり具合を見る。

6時半に雪はね、ダンプを持って庭へ出る。ここ数日の朝食前の日課となった。

Uさんが坂道を上ってきた。既に下の方はきれいに除雪してある。

我が家から市道までは130m、いつも申しわけない思いで一杯だ。

 

  風防室のカネノナルキ

恥ずかしながら、今朝もミーちゃんの車の雪落としを優先。

しんしんと降り続く庭から、スノーダンプで何度も裏へ往復する。

ふと、あと何年元気で雪かきができるだろうか。この先に不安を感じた。

向こう3軒は年寄りばかりだ。


終の棲家での生活も40年になる。これまでどうしてきたのか?。

ついこの前までは二人とも若かった。

恐ろしい年はあった。年に何度かの大雪の時は約3キロの道を歩いて通勤したっけ。

私道で子ども達とスキーに興じたころが浮かんできた。

この雪もいつしか溶け、やがて緑が萌える。あの暑い夏も、美しい紅葉の季節も繰り返し訪れる。

当たり前の自然、四季の不思議がもたげてきた。

天気予報によれば、あと数日降り続くという。何年ぶりかの寒い冬を迎えた。

 

夕方、新年会の予定。

 

 

 


寒波到来

2018-01-23 | 日々の生活

南岸低気圧による首都圏の大雪は20cmの積雪。

一日中、ニュースのテーマとなった。テレビでは雪道の歩き方まで話している。

その後は冬型の気圧配置となり、第一級の寒波が到来。

今朝の積雪約30cm、朝一番に隣のUさんにお世話になる。

この私道、それぞれ若い者の出勤を心配して、近隣老人4人で雪かきだ。

非力な小生、どうしても皆さんにお世話になる。

市では、私道の除雪は基本的にやらない。
でも最近、やってやるとばかりに宣伝している。でも、我が私道は対象外。
先ずは舗装されていること。そして袋小路でないことだ。
家を建てて40年になる、一度も市の除雪車が入ったことはない。
以上、愚痴を一言。

夜半の雪、朝方は陽が差し、昼までは青空に美しい雪景色だった。

私道の裏、八幡様の天狗杉が凛々しい。

データは、樹高約30m、目通り幹囲は5.0mで、推定樹齢は伝承で500年とある。

ネットより  

折々に見上げる素晴らしい巨木だ。あらためて写真に撮った。

  

風格がある我が家の庭の桐の大木もパチリ!

 終の棲家  

 癒しの庭   クマシデ

夕方からすごい雪降り、明日も朝早く雪かきか?


美しき猪苗代湖 対岸の雪景色と水鳥

2018-01-20 | 日々の生活

  

萌えちゃんの中学校が数日前から、インフルエンザで学級閉鎖。
続いてすずちゃんの保育園も。面倒を見ていたばーちゃんも少し具合悪し。
小生、久々の高熱に、感染したかと思ったが、常備薬のF錠とR錠のお陰?
何とか元に戻った。多分、例の後遺症だったのだろう。
でも、いつもの症状は患部の痛みと微熱で、38℃を超えることはなかった。
ともかく、熱も収まり、天気もいいので重い足を引きずり長浜まで車を走らせた。

雪のわだちで、広い駐車場に車は入れず、観光遊覧船のカメ号の桟橋に止めた。
いつもの空気を胸一杯吸った。
昼近く、コハクチョウは少なかった。多分、翁島の田んぼへ行っているのだろう。
水鳥たちに元気をもらい、爽やかな気持ちに快復した。

  

 キンクロハジロ オスメス

                                                                                                              

  コハクチョウ ユリカモメ

 スズガモ オス メス 中央

毛色が違う 幼鳥か? オナガガモ メス

  オナガガモ オス  


具合が悪くなると青菜に塩、気持ちまでが弱気になる。

あの病のころを思いだした。もう入院生活は御免だ。


間もなく大寒

2018-01-15 | 日々の生活

今朝の若松の気温はマイナス11.5℃、間違いない、今朝はこの冬一番寒いと感じた。

ほぼ定刻の4時半ころトイレへ、新聞を取って雪の降り具合を見て安心。

エアコン、ストーブを焚き、炬燵へあたる。

お勝手の窓の氷の張り方が半端でない。うがいを使用と蛇口をひねると、水が出ない。ここだけが、凍結防止のヒーターを入れていない。

洗面所、風呂は行きよいよく水が出てほっとした。こちらはヒーターを撒いてあるから大丈夫だった。

庭の温度計はマイナス9度を指していた。

暦の大寒は、今年は1月20日だ。「立春」2/4までの期間を言うようだ。

一年で最も寒い時期だが、統計上は、最低気温の更新は1/26~2/4までが多いらしい。

庭にダイヤモンドダストがキラキラ。 ハクモクレンの蕾が光っていた。

 

所用有りて郡山へ。久々の高速に乗った。

磐梯があまりに美しく、磐梯SSへ立ち寄りパチリ。

 

磐梯熱海で降りたが、若松のひどい雪を思うと、こちらはもう春の気配だ。

田に、コハクチョウの群れがエサを探していた。黒いのは、白いおでこ、オレンジ色のくちばしからマガンだろう。

 

 

日中気温はそれほど上がらなかったようだ。帰宅してもお勝手の水道は出ない。

やかんの熱湯をかけた。ほどなくして水が出た。

 

我が町内の定期総会が2/4に予定されている。しばらく、総会に向けての資料づくりや会議が続く。


十日市

2018-01-11 | 日々の生活

日中行く予定の十日市、雑用に追われ暗くなってから顔を出した。

普段歩かない《大町通り ~ 四つ角 ~ 神明神社 ~ 蒲生公墓所 ~ 市役所通り 》を巡った。

  

昔を思い出しながら,ずいぶんつまらなくなったとの印象。

最近どこでもおきまりの食べ物のお店がならぶ。 クレープ、広島のお好み焼、チョコバナナ、焼き鳥、米沢牛串・・・。

もちろん、起き上がり小坊師や風車など会津の縁起物の店は十日市の風物詩だ。白河だるま、高崎だるまの店もあった。

ひと頃の定番の漆器の屋台店は、夜には見あたらなかった。

  

小さな風車も アーケードは未完成 西側の通りは屋根がかかった。

行き交う家族づれに、在りし日の子ども連れの我が家族を重ねた。

神明神社にお参りし、蒲生氏郷公の墓所をたづね、懐かしの会工前を一人歩いた。

雪道にかつて歩んだ人生の道を辿りながら、すべてが時の流れに消えていった。    (2018.1.10)

神明神社   蒲生公墓所

                                                                                     墓前に辞世の歌碑  「限りあれば吹かねど花は散るものを心短き春の山風

 市役所夜景  懐かしの会工


白鳥の湖

2018-01-05 | 自然観察

                                                                                         【  秀峰磐梯 ハクチョウ   猪苗代湖 崎川浜 】

食事の後、陽が差してきたので庭の雪かたし。

途中、血糖値が下がった。月に2~3回ある。大好きな甘いものをいただきしばらく炬燵でゆっくりする。

朝日が雪に燦然と輝き、穏やかな日となった。

  

昨日行けなかった崎川浜へ水鳥を見に出かけた。

飯豊連峰

 八田野 八田野からの磐梯

 赤井から

 崎川浜入口から 

積雪が多く湖岸へ近づけず,スノーシューを履いた。

 松林の向こうに崎川浜  背炙り風力発電

笹山浜 笹山から

帰りに長浜へ寄り、水鳥を確認

猪苗代湖では、カモ類はほとんどがオナガガモだ。 

オナガガモの間に、何種類かの水鳥を見つけた。

 

 キンクロハジロ オス  メス

 スズガモ オス  メス

キンクロハジロとスズガモは似ている。 スズガモのくちばし付け根は白い。

コハクチョウ  幼鳥

 ホシハジロ   トビ

ユリカモメ  セグロカモメ

オオセグロカモメとの違いは、翼の風切羽根が尾羽先からどれだけ突き出しているか、その長さで区別するようだ。かなり長いのでセグロカモメと思う。
セグロカモメは成鳥になるまで4年かかり、写真は肩羽が灰色なので2回目の冬を迎えた個体のようだ。くちばしは未だ黒い。

 

猪苗代湖の長浜では湖岸でパンくずを販売している。

子ども達が喜んで野鳥と接しているほほえましい光景があった。

  

でも、野鳥への餌付けは、生態系に影響を与えるおそれがあるとも聞いた。

数年前、鳥インフルエンザの問題が起こったころは餌付けを禁止するところが多かった。

そのため、かつては沢山の野鳥が集まっていた浜でも、すっかり姿を消した。

雪原でエサを求めているハクチョウを見ると、かわいそうだとも思う。

野鳥への餌付けについて考えてしまった。これでいいのかとも思う。

崎川浜の静寂の湖に、コーウ コーウと鳴き交うコハクチョウと、賑わう長浜の湖水とは実に対照的だ。

 

長浜の駐車場のあずまやに、立て看板『猪苗代湖の誕生と成長』が設置されていた。

川桁断層や背炙り断層の隆起と、その間の沈降でできた盆地に水がたまったこと、

磐梯山の南西山麓が約4万年前の磐梯山噴火で生じた「岩なだれ」によりできたことや翁島もそのときにできたことなどを知った。

充実した冬鳥観察ができた。

 


お正月 全員集合

2018-01-04 | 日々の生活

   

お昼に全員集合、総勢14名、みんな健康で新しい年を迎えた。

従兄弟や義兄を亡くし喪中、控えめのお正月だ。

おせちはなく、「こづゆ」と普段のご馳走で乾杯。

  

みんながそれぞれ帰った後、夕方、降りしきる雪の中をカメラのキタムラへ。

折角の新しい年の集合写真、マイプリンターではイマイチだから。

 一箕小 歩道橋から 学鳳中高 交差点

  八幡神社    終の棲家

 

出来上がった写真を額に入れ、テレビの脇に飾った。あらためて喜びが湧いた。

これまでの写真は4年前のもの。よく見ると、はる君はママに抱かれている。
すずちゃんは未だいなかった。

孫たち全員集合で仲良く遊ぶ姿が心地よかった。  (お正月3日)


今年の抱負 『 自然を慈しみ こころ心豊かに 』

2018-01-01 | 日々の生活

                       2018.1.1 ダイヤモンド富士(TUF TV画面より)

紅白歌合戦は全く興味がなくなった。若い歌手たちの名前はほとんど知らない。                                  

でも、大晦日は特別な日だ。

女性軍酉は石川さゆり「津軽海峡冬景色」は良かった。

歌い納めの「栄光の架橋」を聞いた。歌うゆずの顔を初めて見た。

2017年の国民的TV番組が終わった。

紅白が終わり、火燵でノートパソコンを開く。

「行く年来る年」をぼんやりテレビで視聴しながら、行く年を振り返り、明日への思いを巡らせた。

2017年、HIDEちゃん、Sadaさんとの別れがあった。何よりも若いMasa君は

叔父さん、叔母さんの気持ちを思うとこんな悲しく切ないことはなかった。

別れた人たちのためにも、もう少し、力強く生きたいと、あらためて思う。

明けた2018年、平成30年は戌年、吾が6度目の干支だ。

健康に気をつけて、穏やかに、心豊かに過ごしたい。

今年の抱負
『 自然を慈しみ こころ心豊かに 』

 暮れから新年にかけて、庭の清々しい雪の温かさを見つめている。

静かな時が流れに、過ぎ去りし日々を思い、穏やかな明日を願っている。

春から秋へ、いつも小さな命から大きな感動を貰いながら里山を巡った。

目にするすべてが美しい自然界は、たくましく活動的に過ぎて行った。

やがて、安らぎの雪の季節を迎えた。

寒い毎日だが、この季節だからこそ、じっと耐えながら春を待つ新しいいのちを見つめたいと思っている。

スノーシューですべてを覆い尽くす雪の里山を歩き、薄陽射す森に冬芽を観察したい。

そして、凍てついた崎川浜の夜明け、ダイヤモンドダストの輝きの中に、コハクチョウの叫びを聞きに行きたい。

   myスケッチ「麗しの磐梯」より

庭の一角に、秋にツルフジバカマの茎で蛹化したヒメシロチョウの蛹が雪に埋もれている。*

*)プランターのツルフジバカマで育った蛹5頭、植え込みの下に蛹がつぶれないように保護してある。

     http://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/d/20171201

やがて半年の眠りに覚め、芽吹きの里山に舞う可憐な姿が浮かんでくる。

今年も自然に感動を求め、自然を慈しみ、心豊かな日々を願っている。

 

(参考) http://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/9ecd90f6e1e924b453861e476478c422