昨年末、県内に生息する動植物のうち絶滅のおそれのある種をまとめた「ふくしまレッドリスト」が公表された。
リストを見ながら、絶滅危惧のチョウやトンボの保護を願っている。
2001年以来の今回のデータでは、予想通り絶滅の危険性の高い種がかなり増えた半面、一覧から削徐された種もあった。
しかし、いつも里山を巡っているが、リストに掲げられていない希少な種の生息もあり、かなりの虫たちが心配で安心できる状況ではない。
例えば、トンボ類の宝庫だった赤井谷地周辺では、乾燥化や植生の変化が進みトンボは激減している。
数年前まで見られた絶滅危惧種のマダラナニワトンボやチョウトンボなどが突然姿を消した水辺もある。
マダラナニワトンボ♀チョウトンボ♂
要注意外来生物に指定されているアメリカザリガニの進入が進み、豊かだった池は死の池になりつつある。
あらためて、小さな虫たちの生息環境を奪った要因を徹底的に検証し、より積極的な保護対策が急務だと思う。
生態系が変わり絶滅の危機にある虫たちが愛おしくてならない。
昨年の里山巡りを振り返ると、心配なチョウやトンボは沢山。HDから拾ってみた。
コバネアオイトトンボ♂ ♀
ハッチョウトンボ♂ ♀
アマゴイルリトンボ
ギフチョウ ヒメシロチョウ
モートンイトトンボ 未成熟 庭で命をつなぐホシミスジ
他にもいっぱい。 みんな みんな 愛おしい。 保護対策が急がれる。