エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

てっきりなくしたと思った財布

2007-01-22 | 日々の生活
【午前中の顛末】
日曜の昼過ぎに、郡山へ買い物へ行った。帰りに財布を落としてきたようだ。多分ポケットの浅いズボンをはいていたので、駐車場で落としたようだった。
 今朝、孫のブロックを買いに行こうと思い財布を捜したが見つからない。
昨日の帰宅後の行動を思い出し、家中を捜した。車の中にもない。郡山の立ち回った店にも届けがなかったか電話したが、財布は見つからなかった。
  財布の中身は、現金数万円、約15,000円分の商品券と図書券、問題なのがカード類だ。ぱるる、図書館の利用カード、家電やおもちゃ量販店のポイントカードなどだ。
 諦めることにした。それでもと思い郡山警察署に電話で遺失物届けをした。
 これで、いつまでもくよくよしても仕方がないと決心した。自分の不注意だから、誰も恨むことはできないが、何とも悔やまれる。

【ところが、「あった!」】
 明日、来月の車検を前に車をディーラに出す予定だった。少しきれいにして、と思って足下のシートを取ろうとしたその時、まくれたシートの間にもう諦めていた財布があったではないか。「あった!」その時の喜びが忘れられない。嬉しかった。と同時に、これまでのいたらぬ後悔が巡った。

 最近電気のつけ忘れや、水道の蛇口の閉め忘れ、いろいろなものを思い出せないなど、ちょっと心配になるがある。これからは何事もいっそう慎重に行動しようと思った。
 以前20代の頃、免許証入りの財布を落としたことがあった。思えば、ものばかりではない、これまでの人生にも無くしてきたもの、忘れてきたものは沢山あったと思う。そんなときはいつまでもくよくよぜずに、前向きに考えてきただろうか。
 この、間違いなく失敗したと思った貴重な体験を、これからの警鐘にしたいと思った。
 神様が助けてくれた。
 夕方、ハロー、マックで孫にブロック教材を奮発して買ってやった。