エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

磐梯山 初雪

2018-10-31 | 日々の生活

このところ冬型の気圧配置、数日雨降りだった。

今日も朝から雨模様で、ときどき激しく降っていたが、昼ころ青空も見え始めた。

雨模様を気にしながらも、カラマツの紅葉を見たくて河東まで車を走らせた。

Akiei先生の横を通ると、畑にざる菊がきれいに咲いていた。

  

退職したばかりのAkiei先生が亡くなって、もう16~7年になる。たけ君の生まれた秋だったから・・・。                 会津慈母観音像

昨日、吾妻山に初雪が降った。おそらく磐梯山も冠雪しただろう。

案の定、頂は見えないが磐梯山の中腹あたりが白かった。

  

付近の山もすっかり色づいた。

 

  

  

ウメモドキ  

落葉松林はそうはない。いつもは猪苗代まで行く。

近くの林は少し黄色くなったくらいだった。 もう少し経ったらまた来てみたい。

  

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帰宅し庭の秋を撮った。 今年は柿の色づきがいい。 ツタもきれいだ。

  

昨年枝を落としたカリンは大きい。ようやく収穫の色だ。

  薔薇一輪

懐かしい会津娘  鍋には松茸

 昨日、役員会。それ前は敬老会と気忙しかった。

9月末から町の行事にも復帰したが、初めての本格的な会合で皆さんに気を使わせてしまった。

自分でも注意しながらだが、元気になったものだ。

今日の清々しさ、帰りに見た虹のようだった。

 久しぶりの美しさに見惚れた。

                                            

 

 


勇気をもらった 水鳥たちと再会

2018-10-31 | 日々の生活

 

里山の深まる秋を眺め、猪苗代湖まで足を延ばした。先日、第1陣が飛来したコハクチョウに会いたかった。

稲刈りの済んだ翁島の田んぼに、数十羽のコハクチョウが長旅の疲れを癒すように羽を休めていた。

湖水方向から5~6羽のコハクチョウが、カーウ、カーウと鳴きながら、田んぼへ下り立った。

ススキたなびく湖岸を白鳥浜へ向かうと、浅瀬にコハクチョウがゆったりと流れていた。

湖面に突き出る杭にじっと止まっているカワウ、遠くにはオナガガモの群れが浮かんでいた。

静寂の中、突然数羽が水しぶきを上げて離陸、湖水を旋回して翁島方面に飛び立った。

真上を通過する心地よい羽ばたきを聴きながら見送った。

純粋無垢な水鳥たちには何故かもの悲しいさを覚えるが、これから迎える厳寒にたくましく立ち向かう彼らに勇気を与えられる思いがした。

小さな虫たちと楽しんだ里山のシーズンも終わり、これからの雪の季節、水鳥とたちと共に大自然に癒されたいと思っている。 (2018.10.24)

 


コハクチョウ飛来 ルリボシヤンマとオオルリボシヤンマ

2018-10-23 | 自然観察

今年、猪苗代湖に冬の使者第一陣の飛来は9日で,5羽だった。

再会を楽しみに、翁島の田に行くと約150が羽を休めていた。

今年も水鳥たちとの感動の日々が始まる。

  

  

  

白鳥浜へ。 静かに浮かぶコハクチョウ、愛おし。

  

   

 カワウ

  

                 チュウサギか?                        対岸は天神浜

猪苗代湖西岸の里山を歩いた。

特に美しく輝く紅葉は、マルバノキ、ツタウルシ。 

  ツタウルシ

オオアオイトトンボ オツネントンボ

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ルリボシヤンマとオオルリボシヤンマ

オオルリボシヤンマ (訂正:ルリボシヤンマの間違いです。)がノシメトンボを捕食。これが自然界だ。

  

* wakasamaからルリボシヤンマとのご指摘を受けました。有り難うございます。

 拡大してみました。ルリボシヤンマ

  普段見かけなかったため、間違えました。

  背中のきれいなブルーにすぐにオオルリボシヤンマと思い込んでいました。

  後から考えると、普段見かけない林道で出会ったこと、多少警戒心が弱かったかなと思います。

  図鑑等で確認したら、ほぼ同じ生態のようだ。

  

  昔の写真を持ってきて比べてみた。

           

              今回撮影のルリボシヤンマ♂                                                               オオルリボシヤンマ♂

                   

確かに、腹部のルリ色部分の斑紋が違っている。 

また、胸部側面の黄色模様の形状でも判別できる。  【写真】 ネット 「オオルリボシヤンマとルリボシヤンマの間違い探し」から お借りしました。

 ルリボシヤンマ  オオルリボシヤンマ

 

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河東のIさんのイチョウ畑、銀杏がたわわに実っていた。  

 

セイタアアワダチソウにヒメアカタテハが。 ウラナミシジミはシロツメクサに。

     

     

里に下りてきた紅葉、これからカラマツの黄葉を楽しみにしている。

     

 


ザリガニ天国

2018-10-20 | 環境問題

  

 

  今年も里山を巡り、身近な自然に大いに癒された。

しかし、秋も深まり、小さな虫たちの命を見つめてきたシーズンを振り返るとき、深刻な自然環境の異変に気づかされている。

一つは、恐れていたヒメシロチョウの絶滅の心配だ。

市内に唯一細々生息する地で、例年見られる第3化の姿を全く見ることが出来なかった。

来春の発生を憂え、より積極的な保護対策の必要性を痛感している。

 

【ヒメシロチョウ】  環境省レッドリスト 絶滅危惧第ⅠB類に分類   (A類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの)

  

 

もう一つは、猪苗代湖西岸に広がる多くの水辺環境の危機だ。

今年、思いもしなかった貴重な水辺に指定要注意外来生物のアメリカザリガニの侵入を確認した。

かつて貴重なトンボ類が舞い、タガメやコオイムシも見られた池は一変、雑食性のザリガニ天国と化してしまった。 

【5~6年前まで見られた集団産卵】

 オツネントンボ     アオイトトンボ

 植生の管理も含め、ザリガニの駆除など水辺環境の保全対策を幾度となく関係当局に訴えてきた。

県と市は縦割り行政でなく、「自然環境の保全」を共通のキーワードとして緊密に連携し、さらなる対策の実践を急いで欲しい。

待ったなしの状況だ。 

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(参) 

 ○「アメリカザリガニの及ぼす影響」   http://www.bdcchiba.jp/endangered/crayfish/zarigani_mondai.html

 ○「アメリカザリガニは侵略的外来種」econavi.eic.or.jp/ecorepo/live/376 -

 ○ 拙ブログ 「恐ろしいアメリカザリガニ」 https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/333382c986c6834feb0d8ce17467d900

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ツマグロヒョウモン キトンボ オオアオイトトンボ

2018-10-18 | 自然観察

穏やかな秋の一日、深まる秋を楽しんだ。

ソバ畑ではソバ収穫のコンバインがのんびり動いていた。

ツマグロヒョウモンはあちこちで産卵行動がみられ、あらためて驚いた。

ウラギンシジミもそうだが、冬の会津を克服し定着しているのではないだろうか。

ソバの収穫盛ん 

産卵行動 

秋のトンボ、キトンボが元気でだ。 盛んに連結打水産卵を繰り返していた。

 

 

     マユタテアカネ

紅葉が始まった。鮮やかなハート型の葉っぱ、ベニマンサクだろうか? 別名をマルバノキとも言いうようだ。

 ウルシ

アキアカネが肩に止まった。

♂  

マユタテアカネ♀  

林道でニホンアカガエルとニホンアマガエルに会った。

カエル類の生息数が減少しているが、湿原近くでは大丈夫だろう。

水路がU字溝になり影響を受けているようだ。

ニホンアマガエルは環境により白くなることがある。

ニホンアカガエルは繁殖時期には朱くなる。背側線目尻から真っ直ぐ伸び、眼の後ろに黒い長菱形の斑紋がある。

跳躍力が大きく素晴らしかった。

ニホンアマガエル  ニホンアカガエル 

ヒマラヤシーダ 雄花が花粉を出して落下し始めている。今の時期だったろうか?   隣の木は同じく雄花のつぼみか?

一度興味を持って観察してきたが、もう一度生活史をおさらいしてみたい。

参考 拙ブログ 「ヒマラヤシーダは雌雄異株では?   2014-11-21 | 自然観察」blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/d8c5435adeb049b4864cdc7a04373140#comment-list

 

エゴノキ 

これから冬を越すオツネントンボ以外は、ほとんど姿を消した。

コバネ発見と思いきや、オオアオイトトンボが一頭。

  

 

お昼を過ぎ、長浜へ。 西湖で五目旨煮拉麺。

カモの第1陣オナガガモが羽根を休めていた。

近く、秀峰をバックに雄壮に舞うコハクチョウを撮りたいと思っている。 

  

一人歩きを心配するばーちゃんと、何もかもを忘れて、穏やかな秋を楽しんだ。

いつも自然の不思議に驚かされている。

朝晩冷えてきたが、次はカラマツの紅葉か。

 


深まる秋の庭 

2018-10-16 | 自然観察

朝夕、めっきり冷え込んできた。

昨日までに、玄関前の風防室に鉢物の植物を取り込んだ。

物置からストーブを出し、炬燵も作った。もう、いつ冬が来てもいい。

ただ、未だ灯油の準備はない。ガソリンも灯油も値上がり、高値で安定しているようで困る。

 

庭を巡るが、シオンに群がっていたアブもすっかり姿を消した。

珍しくイカリモンガを見た。密線を伸ばして吸蜜する姿は、セセリの仲間よりチョウらしい。

よく見ると、触角だけがガらしい。

和名の由来は、翅前翅にある大きなオレンジ色の形状がイカリ。

イカリモンガ

シモツケ ムラサキシキブ

オシロイバナ ニシキギ

  ゲンノショウコ

ミセバヤはもう少し。なかなかつぼみが開かない。

取り払わないでいるジョロウグモの巣が、あちこちに。ときどき頭に絡まる。

ミセバヤ   サンショウ

    ジョロウグモ

 ウド この花?

 

  アキノキリンソウ

昼前に、敬老会のご案内文書を関係先5軒に届ける。 何年ぶりかで妙国寺前を通る。

白虎隊の仮埋葬値に手を合わせた。 あれから150年が過ぎた。 

市内では戊辰150年の各種行事が続いた。  

 白虎隊士自刃仮埋葬地  殉節白虎隊士之霊 とある。

 

   短大のナナカマド

 

町内が管理する26号緑地公園  昨年のツルフジバカマが茂っている。ヒメシロチョウを増やしたい。

 Hさん宅のハマナス セイタカアワダチソウ モンシロチョウ

 

 あれから1ヶ月になるが、一向に体重が増えない。

リハビリに歩きを考えている。車が楽だが、歩くようにした。

秋を感じながら、少しでも筋肉を付けたいと思っている。

 

夕方、ばーちゃんと買い物へ。言われているように野菜が高いようだ。

太い大根を手にした。白菜も奮発した。今夜は鍋になりそうな気配だ。


孫の運動会

2018-10-13 | 日々の生活

ゆう君の通う小学校と地区合同の運動会があった。

秋晴れに恵まれ、両親の他、両方のじいちゃん、ばーちゃん、おばちゃんたち、もちろんすずちゃんも、総出で和やかな応援をしてきた。

ゆう君、1年生の50m走と2つの演技の他、低学年1~3年のリレーに選ばれた。

鼓笛パレード速い速い!

6年生の騎馬戦  ゆう君上手に踊りました。

豪華なお昼だ。娘も5時起き、ばーちゃんも早朝からお赤飯、唐揚げを準備して持参、

じいちゃんの骨張ったお尻のため大きな座布団も。両手に抱えてグランドへ。

お昼のあとも、最終種目の地区対抗リレーにも1年生代表で選ばれ、大活躍だった。よく頑張ったね。ご苦労さん。

美味しいお昼 地区対抗リレー 

すずちゃんは脚の痛いばーちゃんにつきっきり、じーちゃんは重いお尻を挙げての写真撮影に、お疲れ様の一日だった。


ヒメシロチョウ蛹化 

2018-10-12 | 自然観察

産卵9/11

D地区のヒメシロの里で3化の産卵 8月末~9月

 参 拙ブログ  ヒメシロチョウ3化 秋深まる   2018-09-16 

         ヒメシロチョウの産卵の不思議  2017-05-10     ヒメシロチョウの蛹化を観察           2017-11-12

                           

 一化(春型)の産卵 5/10ころ

 前蛹態10/12

 蛹化(別個体)10/8

 

自然界は敵が多い。成虫まで無事育つのは産卵された卵の2~3%だと言われている。

飼育環境ではほぼ100%近くチョウになる。先ずは、産卵環境の整備から始めたい。

ヒメシロチョウは環境省レッドリストで絶滅危惧Ⅰ類B(EN)に分類されている。

福島県では、昨年度の改訂見直しで絶滅危惧Ⅱ類(以前は準絶滅危惧種)となり、心配している。

ヒメシロチョウの発生は局地的で、食草のツルフジバカマからあまり離れず生息している。

従って、地域に食草を育てれば、絶滅を回避できるだろうとの思いで、町内の緑地公園にツルフジバカマを植え始めている。

何年か後に、ヒメシロチョウの舞う町を夢見ている。

子ども達の昆虫教室でも、身近な貴重なチョウトンボについて話している。

このヒメシロチョウの蛹を、来春の教材とする計画だ。

 

 


久々にツマグロヒョウモン

2018-10-10 | 昆虫

快気のご挨拶に、本郷まで出かけた。

訪問先の庭にツマグロヒョウモンの雌が舞い降りた。

このチョウ、南方系のチョウだが、パンジーなどスミレ類などの園芸植物の広がりや温暖化も影響し、

会津でも10年ほど前から見かけるようになった。ただ定着できるかは分からない。

いかにも南方のチョウの雰囲気だ。

 ♀  

 雄と巡り会う。

                                                                                              ↑ ♂         ↑ ♀

 


深まる秋を楽しむ

2018-10-08 | 自然観察

妻に随行を頼み、深まる秋を歩いた。

車の運転はもう大丈夫。ときどきよろけるが、歩行も上手になってきた。

確かに身体が重く感じる。息切れがするという自覚がある。

一人で何かあったらとの妻の心配は分かるし、自分でもそう思う。

重体だったこと、快復状態を考えると、わがままだ。

 

目的の一つ、コバネアオイトトンボ 数頭 美しい 

  茶色型♂

    緑色型♂ 

       

 オオアオイトトンボ  マユタテアカネ♂

 アジアイトトンボ 

キトンボ♂  産卵

  

ウラギンシジミ♂ 

   キタテハ

  

ウルシ  ニセザンショウ

アオツヅラフジ  ニシキギ

  

 フユノハナワラビ                                                                                                                              ブスの実

 

 


大皿 磐梯

2018-10-07 | 文芸

何年も前、陶芸に勤しんだ。

ろくろはモノにならず、専ら手びねりや陶板をいろいろ作った。

この大皿、たまにご馳走を載せる。

折りのスシを買ってきたので、思いついて並べてみた。

料理を食べ終わると、紺碧の猪苗代湖に浮かぶ、秀峰磐梯が現れる。

いい色合い、デザインで気に入った作品だ。

  

最近は、心から楽しむ気概がなくなった。

芸術の秋という。たまには絵筆を持って、凛々しい磐梯を描いてみたいものだ。


幼稚園運動会

2018-10-06 | 日々の生活

はる君の幼稚園の運動会があった。

 

年長のはる君、リレーのアンカーで走った。誰に似たのだろうか。

台風の心配をしたが、午前中は快晴で暑いくらいだった。


どこも家族総出での応援だ。

思えば、たけ君から始まって、7人の孫たちを十数年応援してきた。

来週はゆう君、小学校の運動会だ。 まだまだ数年は応援が続く。

 

じいちゃんは日陰で静かに賑わいを見つめていた。 

いつもは、里山巡りだが、かつての重体人間、行かせてもらえない。

グランド周囲の畑でウラナミシジミを見た。

秋になると姿を見せるウラナミシジミ、当地では冬は越せない。

南方系のチョウで北限は関東地方まで。

年6~7回発生で南から世代を繰り返しながら北上していくようだ。


ハナアブ 

2018-10-04 | 日々の生活

           羽音立て紫苑に群がるいのちかな


シオンが満開となり、ハナアブたちで賑わっている。

何種類もいるハナアブ、ネットや図鑑を頼りに同定を試みるが、なかなか難しい。

 

 

 

 

    

 

庭にきれいに咲く花をパチリ。 それぞれに美しい。

キバナコスモス                                白いミヤコワスレ

 

ベンケイソウ                                   シモツケ 2番花

 

種が生長 ゲンノショウコ                            ヒメシロチョウの食草ツルフジバカマはもう種がいっぱい。

   

 

  

庭の梅の葉っぱに日向ぼっこ

 アカタテハ 羽化したての新鮮な個体だ。元気で冬を越して!

それにしても、色と言い模様といい美しすぎる。

のどかな秋の一日を過ごす。


リンゴ クリ 熟す

2018-10-03 | Weblog

  健康管理人から許可が出た。未だ一人では行かせてもらえない。

稲刈り盛ん Hさんりんご園

♀ アキアカネ♂

ミドリ メスグロ

キタテハ ナギナタコウジュ

ウラギンシジミ  

   マユタテ産卵 

オオハナアブ 

 

マダラナニワトンボ♀

イナカギク  サクラタデ

 オオアオイトトンボ

 オツネントンボ 

 クズの実  ウルシ色づく

 

穏やかな秋の里山を楽しんだ。

それぞれにシーズンを精一杯に生きた虫たちに感動しながら・・・。

妻は、林道に転がるクリを収穫。

茹でてスプーンでほじくって秋を味わっている。