エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

また、ドングリ拾い

2021-11-02 | 日々の生活

老人会から講演依頼。この前の続きだ。

テーマは固い「身近な自然環境の保護」

すぐに思いついた。自然に興味を持ってもらいたい思いの、小学生への教材だ。

先日J小学校での活動をそのまま実施しよう。「葉っぱの観察」、「ドングリで遊ぶ」だ。

お年寄り仲間の食事会の前座だが、せっかくだ。最も近道の子どもたちへの指導の在り方について話したい。

前回同様に、会津大のグランドにクヌギのドングリ拾いに行った。

少し寒いが、秋も終わる穏やかな日に、沢山拾ってきた。

 

 

当日の内容案

・前回の内容を振り返る。 ・いろいろな葉っぱ  ・ドングリについて、葉のいろいろ、働き 

早速、ドングリをゆでて乾かした。ざるにあけ、乾かした。

ドングリのキーホルダーや小物を作り始めた。

     

 

 

 


シーズン終わる

2021-10-30 | 日々の生活

穏やかな秋の日に、トンボの季節が終わろうとしていた。

庭にアキアカネが、足元に舞い降りる。冷える朝は、馴れ馴れしい。

数日前に、今年最後と思いトンボを見に出かけた。 

外出前の、「クマ鈴は?、飲み物は?」の声掛けがない。寂しい。

 

 ツルウメモドキ

 ウメモドキ

飯豊

磐梯

 

 

  

     キトンボ産卵

          髭ずら 

         

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約3時間の妻の手術が終わった。担当医から電話をいただく。

よかった!。先ずは安堵、順調に良くなるに違いない。

 


妻の入院 と金婚式

2021-10-30 | 日々の生活

「金婚式を迎える」として書き始めていた。

『人目に触れるブログなれば、恥ずかしくもあるが、昔を振り返りつつちょっと書いてみよう。

11/2に金婚式を迎える。結婚満50周年、卒業した年の学校祭に合わせた結婚式だった。

2年間大学に残り、4月に就職した年の秋、大学の学園祭に合わせての結婚式だった。・・・・・    』と。

 50年前の結婚式の思い出、就職、新婚のころのこと、転職、打ち込んだ仕事のこと、などなどを、途中まで綴っていた。
  
そして、この50年をささやかに祝おうと計画していた矢先、先延ばしとなった。

突然だったが、妻が数日前に入院した。

長い間患っていた股関節の痛みが急に悪化して、手術する決断をした。もう限界だった。

また、悪いことに、吾輩も部品交換の時期で、短期入院を控えている。これは生きていくためでやむを得ない。 

そんなわけでバタバタし、いろいろこころのゆとりがない。

すべてを妻に世話になり続けていた生活だった。あらためて思っている。

心を落ち着かせようと、晩秋の庭を回っている。

 

  

 

 

 

 

 

 

  

暫らく一人での生活で、リハビリもあり長期になりそうだ。

カーテンを開け、朝日差し込む庭に長い一日が始まる。

退院したら、大好きな黄金に敷き詰める落葉松の林を、杖なしに歩きたい。


冬の使者に再会

2021-10-24 | 日々の生活

毎朝,俳句のブログ「千曲川歳時記」を開いている。

今朝のabenakaさんの句「寂寥や人の少なき枯野原」から連想、

信大の寮歌「春寂寥」を思い浮かべYouTubeで聞いた。
https://www.youtube.com/watch?v=ryeAgRe8-RM                                

万感胸に迫り、久々に涙がこぼれまた。秋だからだろう。

ところで「寂寥」は季語なのか? 私には春か秋が浮かぶがそうではないようだ。

また、「寂寥」というと、もう少しすると黄金に染まる落葉松を連想する。

例年、黄に染まる山道を歩いている。ころあいを見て訪ねたい。

落葉松に寂寥という言葉あり

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午前10時、無風快晴の中、翁島へ向かった。ハクチョウに再会したかった。

途中、誰もいない枯野原には、終焉を迎えるアキアカネ、ノシメトンボが元気に飛んでいた。

絶滅が危惧されるコバネアオイトトンボ、マダラナニワトンボトンボと別れを告げたかったが、いずれもの姿は見られなかった。

ヒメアカタテハ

    

オオウラギンスジヒョウモン                    アキアカネ                       ヤマトシジミ

 

ノゲシ オオアオイトトンボ♀

カンボク ミヤマガマズミ   ニシキギ
  
ハクチョウ飛来から約2週間、観光客で賑わう長浜にはオナガガモが相変わらずパンくずをねだっていた。

まだ他のカモ類は見られなかった。また、いつも群れているはずの翁島の田にもハクチョウはいない。

 オナガガモ    長浜

湖沿いの道をハクチョウ浜へ向かうと、所々アシの間から数羽のコハクチョウが見えた。望遠を持たない移動で残念だった。

    右にダイサギ 向こうにカワウ

 

アシの茂る藪を湖水に近づく途中でぬかるみに足を取られてしまった。

尻餅をつき、左手首で支えようとして腕時計もろともヘドロの中に突っ込んだ。

ヘドロのにおいが耐えられなかったが幸いカメラは無事、長靴も寸前でセーフ。

ハクチョウさんがすべてを見ていたようだ。

ハクチョウに別れを告げ戻ろうとすると、追いかけるように集団で湖水をすべった、

何とか姿勢を直して、優雅な舞いをカシャ、カシャ。

 

                                                                                                                                       ウマノアシガタ                 ミゾソバ 

まだ水鳥たちの飛来数は少ない。これからが渡りの本番だろう。

雪が積もってのシーズン、お気に入りの崎川浜を何度も訪ねることになるだろう。

 

今日の一句 (思いが狭いか?)

 撮るものとてなき里山のススキの輝き

 里山に蜻蛉の誘う哀れかな

   寒々と芒野の道 一人行く

 磐梯を仰ぎて憩えコハクチョウ
 
 撮るいのちススキとトンボとコハクチョウ

               

  
               

 


磐梯山 初冠雪

2021-10-21 | 日々の生活

寒い一日だった。

午前中晴れ間が出たが、じきに曇って時々雨も降った。

既に渡ってきたハクチョウに会いに行きたかったが、冷たい風が吹き始めあきらめた。

夕方晴れてきた。2階の書斎から磐梯を望むと、なんとうっすら雪化粧だ。

磐梯初冠雪! と、カメラを向けた。

 

でも、18日朝の吾妻山の初冠雪のニュースの時に、磐梯山にも降ったらしい。

二日遅れての、若松からの初冠雪の確認となった。

 2階の書斎から

以下は、福島民報の10/18の記事

「18日の福島県内は未明から明け方にかけて今季1番の冷え込みとなり、福島市の吾妻山では初冠雪を観測した。福島地方気象台によると、平年より8日早く、昨年より7日早い。  北塩原、磐梯、猪苗代の3町村にまたがる磐梯山の山頂付近でも17日夕から18日早朝にかけて、雪や霧氷などが見られた。  上空に寒気が入り込み、県内全32観測地点で今季最低気温を記録した。飯舘村と檜枝岐村で氷点下0・2度、新地町で10月の観測史上最低の4・6度など。」

 


悲しい知らせ

2021-10-16 | 日々の生活

 ひょっとしたら、心配が現実となった。
今朝、拙ブログに京都のブログのお友達keiさんからコメントがあった。
心配していたことが起こったようだ。
コメントから、直接マーヤンのお友達のブログに尋ねた。
折り返し、悲しい知らせを受けた。残念だ。
まだお会いしたことはなかった。信州の帰りに飯山近くを通るとき何度か立ち寄ってみたいと思ったこともある。あれから15年、ブログで心通わせた先輩だった。
心からお悔やみを申し上げます。いろいろご教授いただきありがとうございました。

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拙ブログで「マーヤン」を検索してみた。
お付き合いは小生がブログを書き始めて間もなくだった。マーヤンさんのブログ「ブログに遊ぶ」から学んだことや、拙ブログへのマーヤンさんのコメントを感慨深く見直した。
 小生は第2のふるさと信州の方で、興味のあるチョウやトンボ、また、俳句などを通して何人かのお付き合いをいただいている。マーヤンさんとも俳句が縁で長い付き合いとなった。

数年前から体調を崩され、ブログも寡作になっていた。

以下に、いただいたコメントや、拙ブログにマーヤンさんの記載があったものを拾った。

【済みません返信遅くなりました。】 (マーヤン) 2016-02-27 09:39:42
 「小さな旅」我が飯山をブログして下さってありがとうございました。
    懸命に捜したさ写真を良く乗せて戴き感謝です。
【「星々の悲しみ」】2014-08-26 
    初めて宮本輝を読んだのは「草原の椅子」だった。ブログ仲間のマーヤンさんから紹介されアマゾンから取り寄せた。いつか、この本で生き方を考え直した。
  その後、テレビ番組で、「 宮本輝「流転の歳月」」を視聴し、また新しい生き方を考えさせられた。
【竹の秋】 2011-04-09 
   俳句を詠む人には当たり前のことだろうが、「竹の秋」は春の季語だ。
 たしか、いつかブログの友マーヤンさんの句で知った覚えがある。
【宮本輝 流転の歳月】2008-01-12 |
 「宮本輝」作品は、いつかブログ仲間のマーヤンさんの「ブログに遊ぶ」に紹介され読みはじめた。その後、何冊かを読了し強い感動を覚えた。
【ツクシを味わう】2007-04-11 |
  昨晩は、北信濃のマーヤンさんのブログ「ブログに遊ぶ」をまねて、ツクシの一品料理を作った。
【生き方を考え直した1冊の本】 2006-07-21 | 文芸
【Unknown (マーヤン)】 2006-07-23 09:07:43
 私のブログを話題にして頂き本当にありがとうございます。数年前まで当たり前であった大切なことが失われそうな昨今を憂いています。「草原の椅子」のような本を若い人達にどんどん読んで欲しいと思いますね。若者の文字離れも心配です。お孫さん楽しみのお祭り、お嫁さんがいて、おばあちゃんと暖かい家庭を想像出来ます。良寛の精神が入っているようですね。
【Unknown (会津マッチャン)】2006-07-23 22:57:06
 おばんです。2年前に、嫁いだ娘が隣の隣に家を買いました。スープが冷めない距離と言うことです。ですから、孫2人の世話で忙しい毎日で、上の孫はほとんど我が家でばあちゃんと寝ています。ところで、俳句は感性ですね。鑑賞はできそうですが、私には ちょっと詠めそうにありません。羨ましい限りです。
【豊かさの中の貧しさ】 2006-07-05 | 教育を考える
 昨日、いつも感心して訪問させていただくマーヤンさんのブログに、
 私のブログ【「足るを知らない社会を恥じる」7/3】の文章を引用していただいた。
 平和な満ち足りた日本だが、立ち止まって考えると何か先々心配なことが見えてくる。
 こころの貧しさについて考えてみた。
【足るを知らない社会を恥じる】 2006-07-03 | エッセイ
 もう5,6年前か、教職にあったとき、「豊かさ」を考える教材を創ったことをふと思 い出した。 ソマリアの難民キャンプで飢えに苦しむ子どもたちの写真と、その下に日 本の家電製品普及率の推移をグラフで示した。 冷暖房のきいた部屋でぬくぬくと生活 し、まだ食べられる食料をゴミとして捨てる国がここにある。一方、泣きながら粗末な 器でスープをすする子どもの目を見るとき、日本社会の実態に怒りが込み上げてきた。 そして、普段その異常さを忘れていることを恥じた。 この有り余るものに囲まれた豊かな生活と、失業、ニート、ローン会社の乱立、不登校、数々の残忍な事件等々の現代 の貧困とは、どういう関連があるのだろうか。真の豊かさを忘れ、この社会にどっぷり浸かり荒廃したこころここに至った責任を大人の一人として痛感せざるを得ない。
 本当の幸せ、豊かさを考えながら、座右の銘としている良寛の「嚢中三升米 炉辺一束 薪」を呟いた。ときどき、「足るを知る」の境地を心に刻みながら生活しなければと思っている。
    生涯懶立身   生涯 身を立つるに懶(ものう)く
    騰々任天真   騰々(とうとう)として 天真に任(まか)す
    嚢中三升米   嚢中(のうちゅう) 三升の米
    炉辺一束薪   炉辺 一束の薪
    誰問迷悟跡   誰か問わん 迷悟の跡
    何知名利塵   何ぞ知らん 名利の塵
    夜雨草庵裡   夜雨 草庵の裡(うら)
    雙脚等間伸   雙脚(そうきゃく)等間に伸ばす
【 Unknown (マーヤン)】 2006-07-03 17:55:49
 本当に胸が詰まる思いです。日本の総国民が「足るを知る」を考えたいですね。私もこ んな国にした責任の一端があるのではと考えることが度々です。私たちはどんなにうるさいと言われようと子供や孫達にあの戦前戦後のひもじい思いをした経験を語り継がね ばと思うこの頃です。良寛の呟き勉強になります。抜粋してファイルしました。ありがとうございます。

 

マーヤンさん。これまでいろいろありがとうございました。

マーヤンさんのご冥福をお祈り申し上げます。(合掌)


会工元気会 近況報告

2021-10-02 | 日々の生活

 会工元気会は、かつての職場の同窓会だ。 

 先月、Nikku会長の揮毫なる元気会中止の知らせがあった。 コロナ禍、今年もやれないのか、残念だった。

 今朝、Nasi庶務から、近況報告を督促する電話。失念していた。

 いつも近況は、出席が当たり前だったので、事務局の労苦への感謝の数行で終わっていた。

 取り急ぎ認め始めると、昔の思いが数々浮かんできた。

 突然の大病、余命を宣告され死の淵からの生還、あきらめかけた遠い昔が浮かんできた。

 もちろん定年前の退職が切なかったが、数年後、会工元気会への誘いを受けた。

 何十回と重ねながら、徐々に元の呑兵衛に戻っていった。年一度、10月の元気会が楽しみだった。

 4~5回の異動、会工に在職は延べ17年間、多くの先輩、同僚にお世話になった。いまさらながらいただいたご恩は忘れられない。

 

 ” 小生、その後元気で里山を巡っております。かつての昆虫少年は昆虫老人となり、ささやかな自然保護活動に取り組んでいます。

  先ずは、会津に細々生息する絶滅が危惧されるチョウやトンボを案じ、自然環境の保全に取り組んでいます。

  また、自然保護の近道は子どもたちの自然との触れ合いにあると気付き、小学生との自然観察活動を手伝っています。” と報告した。

  関連して、小生、日々の思いを書いている拙いブログを紹介した。

  季節は秋、多少の寂寥感に浸りながら、昔の友の健康を祈念しながら、近況を報告した。

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4年前の元気会スナップを見つけた。 

お開き後の居残り組、懐かしい面々だ。

 2017.10.19

 


注意! スギヒラタケ

2021-09-27 | 日々の生活

きのこの季節だが、最近はとんとご無沙汰だった。

ついこの前、トンボの写真撮りに入った林の中で、きれいな白いキノコを見つけた。

シロシメジだった。早速湯がいて油いためにして食べた。お酒の友となった。

また数日前、小学校の自然教室の下見で、なつかしいスギヒラタケに出会った。

昔食べたおいしいキノコとの思いもあり、仲間と一緒に収穫した。

   

帰宅して、スギヒラタケについてレシピを見ていたら、びっくり!

最近のこと、急性脳症の恐れがある毒キノコと注意喚起されているではないか。

 農林水産省の「スギヒラタケは食べないで!」の記事:  http://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/rinsanbutsu/sugihira_take.html
また、別に「食用キノコから猛毒キノコに転落!? スギヒラタケ中毒の謎を追う」 https://www.bepal.net/news/53609 も。

驚きだった。慌てて、仲間に連絡した。彼は何度も食べているし、少量だからとの答え。

きれいに洗って下準備の済んだきれいなスギモダシを庭に捨てた。

昔はサクラシメジ、懐かしいエノハナ、センボンシメジなどを獲り楽しんだこともあった。

川俣で獲った、香り豊かな真っ黒いエノハナの炊き込みご飯も懐かしい。信州四賀でマツタケ狩りを体験したこともあった、

本当にわかっているきのこを少しいただければと思っている。

 


小さな虫たちへの愛 

2021-09-17 | 日々の生活

 すぐ近くの池へオオルリボシヤンマを見に出かけた。

お目当ては少なかったが、生きとし生ける小さないのちを見てきた。

 無心に花に吸蜜するチョウ、無心に水辺で産卵を繰り返すオオルリボシヤンマを観察した。

ミドリヒョウモン、ツマグロヒョウモン、ウラギンスジヒョウモン、モンキチョウ、ウラナミシジミ、ヤマトシジミなど。

  

  

ミソソバには色褪せたオオチャバネセセリが元気に群れている。

    

 

 オオルリボシヤンマ産卵中 緑のドングリが落ちる準備を始めた。

マユミの実もじきにはじけるだろう。                 ナツツバキの実         
   

間もなくお彼岸、合わせたかのようにヒガンバナが真っ赤な妖艶な花を開き始めた。

 

 

 もりの案内人の会 会津支部報が届いた。

 会員が順番で載せる「会員便り」の欄に拙文が載った。(前に新聞投稿した文章を少し変えた2重投稿だ。)
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 いつもお世話様です。最近の思いを述べさせてください。
 人間による自然環境の悪化で、かつて幾多の虫たちが消えていきました。市内にも絶滅が心配されるチョウやトンボが細々いのちをつないでいます。日々、こうした小さな虫たちの生息を心配しながら里山を巡り、細々と保護活動を心がけています。
  彼らとは昆虫少年のころからの付き合いですが、いつしか昆虫老人となり新しい発見をしています。少しキザですが「小さな虫たちへの愛」です。
 ”一寸の虫にも・・・”ではないけれど、これまで色や形、動きにとらわれ、彼らの心を思うことが少なかったと反省しています。生息数が減っている種は特に心配ですが、どの虫も精一杯のいのちを生きています。"ありがとう!"と彼らに語りかけファインダーをのぞく時、あらためて愛おしさを覚えます。
 これからも自然の只中で、物言わぬ小さないのち、生きとし生けるすべての自然に感謝して里山を巡りたいと思っています。
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台風接近、明日は一日雨らしい。

 


ヒメマルカツオブシムシにやられた

2021-09-04 | 日々の生活

 明日、老人会でチョウやトンボ、自然環境の保全についての話をする。

関心を引いてもらいたいので、写真やきれいなチョウの標本、そして拾った物の標本を持参するつもりでいた。

半世紀も前のチョウの標本は、時々ナフタレンなどで管理してきたが、拾い物標本が大変なことになっていた。

拾い物標本  

マムシ  道路で拾う。

拾ったがキーワードだ。先日、息絶えたマムシを拾い、アルコール漬け標本にした。https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/7459e5072d9f88fca23e26e30dc331f5

拾い物標本箱には、里山で見つけたいのちを落としたチョウヤトンボ、セミやヤゴの抜け殻や、蛹が入っている。

アシナガバチの巣や沢山の木の実もある。

今回はヒメマルカツオブシムシの被害は、クモの巣で死んでいた美しいエゾトンボ?(カラカネトンボか同定中だった)や、小さなゴマフカミキリ、

ジャコウアゲハのハチに寄生され穴の開いたジャコウアゲハの蛹などで、悔しい。

 

中身のないヤゴの殻まで穴をあけていた幼虫をピンセットで駆除した。                       憎き幼虫 ↑        

成虫の死骸も1匹見つけた。脱皮した殻も見つけた。 

ヒメマルカツオブシムシは、庭先に咲くマーガレットで見かけている。

 

 


平和への思い

2021-08-14 | 日々の生活

 朝刊の読者のページの <平和への思い> に拙投稿文が掲載された。

平和を願う一助「無言館展」

 郡山市美術館で開催中の企画展「無言館展 遺された絵画からのメッセージ」を見てきた。今年も盆や終戦の日を迎え、忘れてはならない思いをあらためて心に刻みたかった。/長野県上田市郊外に戦場に散った画学生の絵を展示する無言館を訪ねたのは10年ほど前になる。志半ばで戦地に散った多くの若者たちの絵画作品や書簡に接し、彼らの無念な思いを心に留めた。/終戦の日が近づくと、新聞の読者欄などに悲しく辛い戦争体験が語られる。それらは決して忘れ去られてはならない。そして、特に次代を担う若者へこうした戦争の悲劇や平和の意義を継承しなければならない。/今回の企画展で再度見つめた数々の無言の作品に込み上げた涙を決して忘れない。この企画展「無言館展」は平和を願う一助となるに違いない。

 上田市郊外の 無言館

 (参)拙ブログ内検索  
  「無言館の戦没画学生を思う」 2006-02-09 | 文芸 ほか
           https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/s/%E7%84%A1%E8%A8%80%E9%A4%A8


お盆の墓参り

2021-08-13 | 日々の生活

                  

今年もお盆を迎えた。父、母を、そして自分の生き様を反省するお盆だ。

昨日、お昼寝を終えたころ真ちゃんから電話。お墓の掃除をしてくれた。

枯葉を集め10袋にもなったようで、我が家の庭に捨てに持ってきてもらった。

例年は春彼岸に汗を流していたが今年は省略、お墓の掃除が気がかりだった。

数年前から一族の集まりもなくし、吾輩の体調もあり、妻も一緒は無理な身体となったりで、少しずるい心がもたげてもいた。

いつもお盆には子どもたち家族と都合をつけてお参りし、食事会をしていたが、コロナ禍でもあり今年は取りやめることに。

思いがけない真ちゃんの手伝いでこころが晴れた。

広い墓所、秋に降り積もった枯れ落ち葉集めの作業は一大事だ。

真ちゃんが枯葉を届けてくれた後、ばあちゃんと墓参りをすることにした。

豊岡の静寂にミンミンゼミの合唱が聞こえた。しばらくぶりのお墓は清々していた。

あらためて、真ちゃんの心遣いに感謝した。ありがとう。

  

例年の通り、花春で盆花を求め、庭に咲く菊やメゾハギと一緒に墓前に供えた。

目を閉じていっぱいの線香を手向けた。先に逝った方々を思う。父や母が浮かんできた。

そして、今のささやかな幸せを感謝した。
 
 親があり、親の親があり・・・。

父の残した「家系概記」に
「厳然存在する現世の個人は,必ず先祖より伝承された個人であって,何人も忽然とこの世に生まれ出たものではない。」とある。
 
「お盆」をブログ内で検索した。

檀家の小冊子にあった詩を見つけた。


****************
夏のきみへ

たとえばきみの親の親の親
きみの子の子の子
遠い過去からはるかな未来へと続く
ひとつのつながりの中にきみはいる
そしてきみは
わずかな時間を生きて死んでいく
だけれどもきみはきみ
ほかのだれをもっても替えられない
ただひとりのきみなのだ
道に迷ったら引き返せ
転んだらどうにかして身をおこせ
そうしてまた歩き出せ
きみがほんとうのきみになるために   
****************

そんな、少し若いころの思いは薄れたが、息子や娘、孫たちに教えたい心だ。

今を大切にしたい。


梅雨明け前の庭 赤とんぼいっぱい

2021-07-15 | 日々の生活

   じいちゃん、ミンミンゼミだよ。ちょっと聞こえないので庭に出てみた。

赤とんぼがわんさと飛び上がった。

秋を思わせる涼しい風、さわやかな庭だ。

アキアカネがアジサイの花に止まっている。ウドの蕾にも赤とんぼが止まっている。

先っぽという先っぽに止まっている。

ほとんどが若いアキアカネ、少し赤みがかってきた個体も。ノシメトンボは数頭だ。

  ウド

 クロチク 

 ハゼノキ 

 ハナイカダ 

トンボを撮りながら、庭を一回りすると、ついでにいろいろ気付かされる。

サンジソウ(ハゼラン)が咲き始めていた。ハギの花も数輪咲き始めていた。周りをルリシジミが舞っている。膨らみ始めたボタンクサギにアリがわんさ。

 

コミスジかと思い近づく。いつしかいなくなったホシミスジだ。どこに行っていたんだ。

 ムクゲ

柿もブドウも豊作か。

 柿 

 墨田の花火フランネル 

 

そうそう、今日はミンミンゼミが初鳴きだったが、よく聞こえなかった。

数日前にはヒグラシを聞いた。ばーちゃんに言われてテレビの音量を消して耳を澄ますが、なかなか聞こえない。ヒグラシもなんとか確認したところだ。

2年ほどになる。会議で半分は聞こえずごまかしていたことを思い出す。

ばーちゃんの会話でも、最近は、同じことを何回も聞くようになった。

補聴器を!と言われるが、そのつもりはない。いやいやミンミンゼミから少し脱線した。

****************

午前中、100均ショップへ、ついでにA地区へ寄った。

何もいない。 赤とんぼ、モノサシトンボ、クロイトトンボが数えるほど。

A地区の池には鯉がいっぱい、トンボは育つ暇がない。最近クロスジギンヤンマも激減だ。

ちょっと遅いか、いつものナツツバキの枝に卵塊発見。花は大部分が落ちていた。

 モノサシ マユタテアカネ

 アキアカネ

ノシメトンボ マユミ

モリアオガエル卵塊  

 

 無言で木に止まりました。ヒグラシでしょうね。

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楽しそうに、マイペースで生きる赤とんぼに感謝!


写真の整理

2021-06-30 | 日々の生活

梅雨らしい日が続いた。籠っている間に、暫らく滞っていた写真を整理した。

まずは、土手のヒメシロチョウ。少ないが夏型を確認。数頭で一生懸命に産卵。(21 6 28)

秋口まで一斉草刈りはないので、無事沢山の第3化発生を期待したいが、夏型が少なすぎる。

それまでに、絶滅を避けるための「今後の草刈り時期」について相談したい。近々、河川事務所へ出向いて検討したい。

  

 

 

   

刈り残しのウマノスズクサにジャコウアゲハ、蛹化準備の前蛹体を発見。

花   前蛹体

その他のお友達

  

    ヒメシジミ 

以下は庭で

7,8年前に園芸店で購入、ノリウツギでいいのか???。

   

一株いただいた八重のドクダミがかなり増え殖えた。

 

ムラサキカタバミ                      シモツケ                      バラ

 

アジサイ 各種   墨田の花火

 

      

  ホシミスジが産卵。    わが家では年2回発生している。8月に羽化したことが記録にある。産卵 ↓

    

    何年も咲かなかったサボテンが咲いた。

(6.30) チョウトンボ初見 後ほど報告!


アオゲラ幼鳥

2021-06-23 | 日々の生活

昨日のこと。朝7時、自然教室へ出発の際、庭にアオゲラの幼鳥が止まった。

今朝はずっと鳥の声がしていたが、親鳥が子を探していたのだろうか。

何枚か撮影すると、林の方へ飛び去った。その時はそれで終わり。

  

夕方、近所のHさんから、鳥を保護していると連絡。アオゲラの幼鳥だった。

 

事情を聴くと昨夜から庭のもみじで鳴いていたが、朝、木から降りて歩いていたと。

朝わが家で見かけた時間には保護していた。とすると、兄弟だなと直感した。

おそらく、わが家の前の神社の森で生まれたものと思われた。

段ボールに入れられたアオゲラけがの様子はないが、瀕死状態だった。

林に近く、より環境の良さそうなわが家で様子を見た。           

早速,、野鳥の会のHayaさんに来てもらうことにした。

幼鳥であること、いろいろ理由があるが落鳥が多いこと、

そして、日本野鳥の会では「ヒナを拾わないで!!」キャンペーンを行っていることを聞いた。

数時間で目を閉じ動かなくなった。土を掘り、丁寧に埋めて手を合わせた。

鳥の状態もあるだろうが、かわいそうで何とか助けられないかの気持ちは人情だが、我慢したい。

そのまま放っておくことが基本だろう。

しばらく前までは、我が家の庭の桐の大木にでキツツキのつつく音が聞こえていた。

アオゲラ、アカゲラを撮ったこともあったが、最近は、コゲラ以外は見かけなくなった。

最近、野鳥は元気なのだろうか。よく来ていたヒヨドリも少なくなった印象だ。

そういえば、数日前、庭で初めてキビタキらしき鳥を見た。鮮やかな黄色、橙色に、間違いないと思う。

いつまでも、鳥の声が聞こえる庭であってほしい。