不登校と青年期の親の会ほっとそっとmama

6月15日(土)私設公民館たまいばにて、学校へ行きづらい子どもさんと保護者の皆様へ座談会のお知らせ、19時~

旅立ちの日に

2014-03-22 15:18:48 | いろいろ

3月16日(日)  松山城へ昇るリフトからの眺め~  (参加者Sちゃん撮影)

 

 

3月17日(月) 中学校卒業式

 

「旅立ちの日に」 (作詞  小嶋 登)

 

白い光の中に  山並みは萌えて

はるかな空の果てまでも  君は飛び立つ

限りなく青い空に  心ふるわせ

自由をかける鳥よ  振り返ることもせず

勇気を翼にこめて  希望の風に乗り

この広い大空に   夢を託して

 

 

懐かしい友の声  ふとよみがえる

意味もないいさかいに  泣いたあのとき

心通った嬉しさに  抱き合った日よ

みんな過ぎたけれど  思い出強く抱いて

 

勇気を翼にこめて 希望の風に乗り

この広い大空に  夢を託して

 

いま別れのとき 飛び立とう 未来信じて

はずむ 若い力 信じて

この広い この広い  大空に

 

 

実は、卒業式前日まで実感がわかずにいた。これで中学校と縁がなくなる、本当に明日は卒業式なんだろうか~などと思っていて、前にも書いたけれど、長男次女のときの苦悩を思い出すとしんどかったな~と思っていただけに、こんな気持ちで卒業式を迎えるなんて、今までを考えると想像できなかった。

 

不登校のこどもがいると、卒業式ってなんともいえずつらい、と思っていた。

それも、元気で3年間を楽しく過ごせた次男を見て、嬉しいのは山々だが、感慨深い気持ちには程遠いとさえ思っていたのも事実だった。

でも、「旅立ちの日に」を3年生全員で合唱したとき、心の奥で震えるものがわきおこってきた。

私にとっての「中学校」との関わりが、これでいよいよ終わるんだな、と。

4人目にして、本当にこれが最後になると。

子どもたちの成長した姿とこの歌声を聴いて、私はこの瞬間、幸せだと感じた。

 

渦中にいたときはわからなかった。

子どもも親も死ぬほど肩身が狭い、とさえ思った。

この気持ちは、経験した者でないとわからない、と。

 

あのときのつらさが、人間を成長させてくれている。

長男も次女も、人の傷みがわかる。優しいこどもたちだ。

そして、こんな親をわかってかわからないかは定かではないが、次男はまわりをふわっと包み込んでくれる。そんな優しさを持ち合わせている。

 

やっぱり、こどもたちに成長させてもらったんだな~

親として、母として、感無量です。

 

思春期とは、いろんなものが介在する生き物なんだと。

そうなんだ、なるほど。

 

いつしか、客観的に冷静に自分を見つめられる日がくる。

それまでは、あなたはあなたのままでいいんだよ、と。

 

もうすぐ、春がやってきます・・・。

 

 

 

 

 

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2 コメント

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ご卒業おめでとうございます。 (そらまめの母)
2014-03-23 06:53:43
エリザベート様
ご次男のご卒業とお嬢様の進学おめでとうございます。
新しい門出を心より お喜び申し上げます。
我が家は子供の一進一退の一年で 不登校時の思いが吹き出し その気持ち等を 本人自身で 消化する苦しさを経験しておりました。
親子共に 苦しい日々を経験したからこそ 今の子供の辛さを 受け止めることができ 見守ることができます。
エリザベート様はじめ 皆様に未熟な私を受け止めてくださり 心を尽くして感謝します。
本当に ありがとうございます。
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ありがとうございます。 (エリザベート)
2014-03-23 08:23:48
そらまめの母さんへ

ご丁寧に嬉しいお言葉をいただきありがとうございます。

息子さんも進級おめでとうございます。

この一年は、息子さんにとって辛い過去の体験と葛藤しながら、本当に自分自身と向き合いながら前進されたと思います。
その経験があるからこそ、克服していけるんだろうなあと思うのです。
自分自身で納得の上に進むわけですから。

次女も、休学前は本当に苦しんでいました。食事もできず、外へも出れず、まさしく不登校状態へ戻ってもがいていましたから。
本当に苦しかったんだと思います。

前に進み出しても、やはりフラッシュバックする時があるんでしょう。そのときは、子どもの気持ちを聴いて、どうすることが最善か、その判断はやはり本人の自己決定に委ねるしかありません。

でも、休む選択もあるんだよ、と教えてあげることも必要なときもあるんですよね。

岡田先生が、「子どもは、自分で自信をつけることも、自分で自立することもできません。まわりの働きかけが必要。大人のお手本が必要」だと言われてました。

まだまだ、わたしたち親を必要としてくれているということですよね。関わり方を間違えずに、関わっていきたいですね。
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