不登校と青年期の親の会ほっとそっとmama

偶数月第四日曜日8/25(日)の親の会おしゃべり会はお休みです。
8/31(土)ムスビメカフェにご参加ください。

「不登校・ひきこもりと医療のかかわり」

2011-01-31 00:15:47 | 講演会
鳥取で内科小児科医をされながら、不登校の親の会たんぽぽの会
世話人をされていらっしゃる森英俊さんの講演を聴くことができました。
ご自身が14~17歳まで不登校・ひきこもり・家出を経験された
経緯もお聴きすることができました。

たくさんの方が参加されていたのですが、
1989年に高知の親の会を立ち上げられてから
20年余りの長い歳月の歴史を感じると同時に、
様々なつながりを経て今日まで活動されてこられたという
親の会メンバーさんたちのお話も聴かせていただきました。

登校拒否・不登校を考える全国ネット主催の講演会ということもあり、
全国ネットに加盟している福島の親の会
代表の方もこられていて、全国でつながりあい、
四国でも貴重な講演が聴けるということに感謝です。

森さんは医師として様々な事例をあげながら、
医療の介入が必要なときはどういう状態のときなのか、
薬に頼りすぎていないか、使うにしても薬だけで治ると思ってはいけない、
常にこどもが苦しんでいることを理解していく、話を聴いてあげる、
親の会とかかわりをもちながら情報交換をしていくことも必要だと
言われてました。

こどもの不登校やひきこもりは、学校教育への自然な防御反応であり、
「疲れたら休もうよ」と親やまわりが言ってあげる。ありのままを認め、
見守ることだとも。学校へ行かないでひきこもっている子を、
さらに追いつめてはいないか?安心して休めなければ意味がないとも。

森さんが家を出て、一番自分が弱いとき、辛かったときに優しく接して
くれて親身になってくれた人がそばに居てくれたことで救われたそうです。

家に戻ったとき、「生きていればいつでもなんでもできる。今はゆっくり休みんさい」とおばあちゃんが言ってくれた言葉は今でも忘れられないと仰ってました。

また講演のなかで参考になる著書も紹介してくださいました。

午前の部のあとも、午後からも森さんを囲んでメンバーのみなさんの
お話も聴かせていただきながら、本当に様々な親子のかかわり方があるなと
感じました。
また、今年の7月には毎年開催されている全国大会が高知で開催されるということで、
森さんもそのときにはまた講演をしてくださるそうです。
今から予定してぜひ参加したいと考えています。

午後4時のお開きまで参加して、急いで高速を走り、高知はまだ快晴だったのに、
馬立PAあたりは雪が吹き荒れていてびっくりしました。
川之江に着く頃には全く雪の気配はありませんでしたが・・。
無事に帰って来れて参加できたことに感謝です。



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2 コメント

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素敵な方ですよね~ (u-たん)
2011-01-31 18:49:07
去年、長野の親の会の講演会で初めてお話をうかがい、
全国合宿では、娘と楽しいお話をしながら帰りにご一緒させていただきました。
「優しい鳥取の先生」で娘と楽しい思い出になっています。

本当にチャーミングな方ですよね。

いよいよ高知行きたくなりました

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U-たんさんへ (エリザベート)
2011-01-31 22:19:48
長野でも講演されてたんですよね。
本当に話しやすく、親と同じ目線で気さくに話してくださる方ですね。

こうして、会ったことのない者どうしなのに、
共通の話題で(森さんのことで!)盛り上がれるのもつながりあっているからなんですね~
本当に不思議な縁だな~と思います。

ぜひ高知の合宿でお会いしたいですね~
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