不登校と青年期の親の会ほっとそっとmama

奇数月第3土曜日は、18歳以上の青年期の親の会語ろう会

卒業して思うこと

2009-03-25 10:09:37 | 不登校
中学校の卒業式も先週終わりましたが、

我が家の、いわゆる不登校児だった

長男と次女のことを、


卒業して1~2年それぞれたって

思い返しています。





私は、親として、できれば、

子どもを「普通に」学校へ通わせたいと、

それは、どの親とも変わらず、同じ思いでいました。

でも、それが叶わないと知って、

なぜ行けなくなったのか、

なぜ行かないのか、

たとえ原因がわかっていたとして、

行けるようになる解決の方法がもしかしたら

あったかもしれない。

でも、思春期のこの時期、

不登校にならないまでも、

この時期の子どもたちは

多くの壁や困難やいらだちを抱えている。

「心が 弱いからだ」

「もっと強くなれ」

そんな言葉も耳にしました。



幸い、子どもたちの在籍していた

中学校の相談員さんは、

いつも私の話を一生懸命に

聴いてくださった。一緒に涙したこともあった。

だから、そうやって支えられて、

私はなんとか気持ちを落ち着かせ、

子どもの心に寄り添いたいと思えた。


いつも絵手紙に書き添えて

送ってくださったことは、

今でも忘れないし、

子どもも大事に飾っている。

そうやって、認めてもらえているんだ、という

心の支えがなにより嬉しかったんだと思う。


そんな中で、学校生活ができなかった我が子は

否定されてしまうのだろうか。


私は、この時代の流れの中で、

本当に生きづらい子どもたちが、

より多様な教育の場を求めて

それは、むしろ個性を尊重する生き方につながる。

そんなふうに感じてきた。



文科省が、不登校の高校生がフリースクールなどで

指導を受けた日数を、出席扱いにする方針を固めた。


こんなニュースも過去のことならあり得なかった。

それだけ、社会問題化されている子どもたちの現実に

大人はもっと向き合っていかなければならないと

切に思う。
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4 コメント

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Unknown (まるみ)
2009-03-25 18:05:56
「なぜ」この言葉、今でも毎日のように
繰り返し、考えることがあります。

なぜ、行けなくなったのか?
なぜ、何が子どもにとって合わなかったのだろう?
考えても、答えは出ないとわかっているんですけどね。

でも、いい相談員さんと出会えて
良かったですね!
話を聴いてもらうって、すごい力に
なるんだって、思います。
話した後、とてもスッキリするので
不思議ですよね~。
返信する
まるみさんへ (エリザベート)
2009-03-26 08:51:50
私も、長男の不登校から
3年がたった今でさえ
わからないでいます。

たぶん、それなりの時間が、
あの時はね・・・って
なんでもなかったように、
話してくれる日が来るのかな~

原因なんて、人それぞれ違うだろうし、
一つじゃなくていろんなことが
絡んでいるのかもしれないし、
考えたらきりがないです。

大事なことは、
そのときから、子どもとどう関わっていくか、
ということですよね。

その中で、親自身が、
どう考えていくか、
その姿勢が問われるのかな・・・
返信する
トラウマ (ぺいんとまま)
2009-03-28 11:16:46
冷静に振り返ってみて
うまく分析できる日が来るのかどうか
それが今なのか、まだ先なのか・・・
不登校に関しては、次男が“中学兵役”中は
ちっとも平静には語れない所があります。
長男の卒業から2年間、中学から遠ざかりました。
そして再び、次男が入学して、一年。
ひっそりと、静かに、大勢の中にまぎれて通り過ぎて生きたい、と言うのが母の願いです。
「次男に指一本、触れてくれるな、脅かすな、急かすな、ただ友人たちと楽しくルールの中で卒業させてくれたら、黙って、去っていきますから・・・・。」
参観日で出かけるときは、腹いっぱい胸いっぱいその願いと、気合で学校に行きます。
息子の不登校のスイッチを入れた女教師は、いまだ体罰と、父兄教育と、部活の成績に翻弄しており、毎年一部父兄とトラぶりながらも、来年もまたテニス熱心な父兄支持者から、嘆願書で、転勤なしの様子。
メタボ独身女校長とのタッグで、思い通りです。

なんでもなかったように・・・・・
息子はきっと、母より立ち直りが早いかもしれない、軌道修正しながら、若者は前を向いていける・・・まだまだ長い将来があるので・・。
その様子は、一つの救いです。
母は違う。振り返り振り返り、後戻り、です。
だからこそ、
ほんとに、時間がかるって思います。

いま文科省が不登校の何がわかってるのか、わからないけど、かつて「不登校児=できそこない」呼ばわりした政治家と、学校しか知らない公務員教師と、・・・・・期待できないなぁ・・・。
返信する
ぺいんとままさんへ (エリザベート)
2009-03-28 23:45:50
そうですね・・・
文科省が、どれだけ不登校のことを
真正面から考えているのかは、
まだこの段階ではわからないですね。

本当に、生きにくい子どもたちが、
自分に合った生き方を、堂々と
歩けるように、支援できる教育機関で
あってほしいです。

次男さんは、中学校に在籍中なんですね。
何事もなく無事に卒業できたら・・・
本当に、そんなふうに、
身構えてしまいますよね。

次女が卒業してこの1年、
中学校とは完全に離れていました。
次男が入学するまで、あと2年。
きっと、私も身構えてしまうんだろうな~
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