有正省三 著「あなたに贈る100のメッセージ」より
「恥をかく」
自動車教習所で
初めて運転したときのことである
自動車を縁石に乗り上げそうになったとき
指導員さんが
遠慮しないでどんどん失敗しなさい
と言ってくれたことを今も覚えている
あなたは
失敗して
恥をかきたくないのかもしれないが
だれもが
勉強のことや
運動のことや
友だちずきあいのことなどで
数えきれない失敗をしてきたんだ
そして
その分だけ成長してきたんだ
だから
これからも
どんどん恥をかけばいいんだ
人の失敗を笑うのは間違っているけれど
もし笑われて恥をかいてもいいじゃないか
恥をかかないように
こちこちに緊張するなんて
ばかげたことじゃないか