不登校と青年期の親の会ほっとそっとmama

奇数月第3土曜日は、18歳以上の青年期の親の会語ろう会

恩師送別会で・・・

2011-03-19 20:28:39 | わたしのこと
きょうは、暖かい春の陽気になりました。

毎日、被災地の方々の様子や原発、余震が続いている地方のニュースを耳にするたびに、本当に心が痛む思いです。被災地の方々のみならず、関東地方も、計画停電による生活の不便さや、また物資が不足していたり燃料が足りないなど、困難な状況であることを知り、
四国では、まだそのような厳しい状況ではありませんが、ひとりひとりが節電したり、できることはあるはずです。いずれ、私たちの住んでいる場所も、地震の被害を受ける可能性もあるわけですから、決して人ごとではないことを感じています。

ニュースで被災地の卒業式の様子が流れていましたが、17日は市内の中学校の卒業式で、このあたりでさえみぞれがちらつくとても寒い日でした。

我が家にはいまは現役中学生はいないので、卒業式とは縁のない日でしたが、
その日は、我が子がお世話になった幼稚園の元園長先生のお別れの日でした。
・・といっても、絵本サークル現役お母さんとOBたちが集まり、先生の長年の慰労会のような雰囲気でした。
幼稚園時代、「子どもと一緒に、たくさんの絵本と触れあって読んであげてね」というサークルだったわけですが、私たち新米母は、絵本と子育てと親育ちのすべてを、この先生から学ばせていただいて、まさしく「子育ての原点」だったよね、とOBたちと共に語り合った時間でした。

その先生には障がいのあるこどもさんがいて、こどもと一緒に死んでしまいたいと思ったこともあったそうです。でも仕事をしながら、たくさんの葛藤がありながらも長年続けてこれたこと、我が子に寂しい思いもさせてしまったことなど、
今までの思いを話してくださり、園長先生でも本当に苦しい時期もあったんだ、と。
やはり親としての苦悩や悲しみもあったんだと・・・。

そのお話を聴いたあとで、OBもそれぞれ先生への労いの言葉をかけていました。
私も、「4人の子どもを育ててきて、自分の思うようにならないことはたくさんあったけれど、でもそれもすべて我が子が自分を選んで生まれてきて、この子のおかげで私自身も成長させてもらえた。そして、しんどかったとき、園長先生に話を聴いてもらって今までこれたんだなあと本当に感謝しています。」って素直な気持ちで話ができました。
若い現役ママさんたちがどう思うのかはわからないけれど、OBの話を聴いて、「この先いろんなことがあって大変な時期もあるんだろうけれど、でもどうにかなるのかなと思える気がする」と言ってくれた方がいて、なんだか嬉しかったな。

これでお別れではなくて、一つの節目としてお会いできたことに感謝しました。


コメント
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